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着道楽をやめても学んでおきたい着物

最近東村アキコ先生の「銀太郎さんお頼み申す」という漫画を知った。

着物に疎い主人公を半ば置いてけぼりにしながら周囲の会話がどんどん進んでいくので、主人公と同じように慌てて調べながら読んだ。私も祖母が日本舞踊をやっていたし、自分も箏を習って着物で演奏会に出ていたが、銀太郎さんの言っていることが殆どわからなくて、わからないことが興味深くて改めて勉強してみようと思った。

私は数年前までは衣装持ちだった。デザインがかわいい!色違いで両方買っちゃおう!というノリで服や靴、バッグを買うのが楽しくて、流行りを追いかけるわけではないが、自分が気に入ったものは欲しい!の着道楽だった。
ロリータファッションに手を出してみたり、パンク、ゴシックな服もたくさん持っていた。
もちろんそれらは職場では着られないので、仕事用にコンサバ系の服も。

そして当時から頭のどこかで「手を出したら沼」だと感じていたのが着物だ。
季節によって展示されている柄が変わる呉服屋さんの店先を眺めるのは楽しいし、好きだ。でも絶対に沼にハマる。だからすれ違う着物姿の人を見ても、インスタでお洒落な着こなしをしている方を眺めても、「素敵~」と思うだけで着ようとはしなかった。

そんな私もあるときを境にだんだんとゆるミニマリストになっていき、着道楽もなりを潜めてしまった。そして前述の本に出合った。
「今からハマることはないだろうけど、改めて知っておきたいな」と、あくまで、勉強のため、知識として…とキンドルアンリミテッドの対象書籍の中から着物初心者向けの本を探してチラチラ読んでいる。

ハァ…奥が深い…。

「付け下げと訪問着の違い」がわかっても
柄の由来は何を読んだらわかるんだろう?
漫画でこのキャラが言っていることの意味って??
1つわかっても2つ3つと疑問が湧いてくる。

そして着物のことを調べていたら猫の柄の帯を見つけた。

買わない…着ないぞ…。


「小学生茶道教室」ももっと真面目にやっておけばよかった。

銀太郎さんにどんどん置いて行かれる。

私も主人公のように、勉強しながらなんとかついていきたい所存である。


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つよび めら
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