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めで鯛

やっと言語化するパワーができたんだけど、
この世でいちばん愛するひとが結婚したんですよ。昔の言葉でいう自担、てやつですね。わたしは古のジャニオタであり(かの王国が滅亡してどれだけ月日が経とうともこの単語は永遠に使っていくぜ、国が亡びても言葉や文化は永遠だ)堂本剛というアイドルが世界でいちばん大好きなので、そんな彼が結婚し、さらには事務所まで出たというのはかなり衝撃の出来事だった、はずだ。
でもねえ実際そうでもなかったのよ。
そうでもないっていうのは何に対してか曖昧だけれども、此度のこれに関するわたしの感想および感情は具体的にみっつ。

①結婚はショックじゃなかった

びっくりはした。もちろん。青天の霹靂よ。いやいつかはそうなると思ってたし、光ちゃんより先にして欲しいと思ってたけど、とにかく想定外でびっくりした。お相手も想定外だし。
でも、今年2024年じゃん?ツヨの年じゃん?だからかなって(?)
じわじわとおセンチな気分にはなったけども、やっぱりあれがああなってからのこれまでが激動すぎてね?「堂本剛の生涯の幸福」が心配で心配でやきもきしてたからさ、いまはもうなんかむしろ安心まである。
ゆるせないのは、それらに託けた対立勢の醜い争い。お前らだけの世界でやってろ、チラ裏に書け。今ふうに言うと鍵をかけろ。
このタイミングで細々と守り続けていた青い鳥さんが家(スマホ)の不具合によりついに飛んでいってしまったのもダメなタイミングだった。オススメとかいう悪意のかたまり、まったもくもって不要です。たすけて風間。

②退所もショックじゃなかった

だってわたしは古のジャニオタだもの。すでに王国の名は廃され、よく分からない謎の組織になってしまった。世間様からすると元々の方がよっぽど謎の組織だったかもしらんけど、長く住んだ国民にとっては非常によくできた、あたたかく、夢のある、ファミリー感のつよい幸せな国だったのよ。王位が剥奪され、違うなまえをつけられたらそこはもうシシガミの森じゃないのよ。だからね、なんていうかもう、「いまさらしゃーなし」みたいな心境ですわ。それよりもなによりも、そんな状況でも「KinKiKidsを残すため」に、「何度も話し合い」をしてくれて、「本当は早く話したいけどとにかく時間がかかる」ことも教えてくれて、それもコンサートで直々のお言葉で。そんなんしてもらったらねえ、もう、もともと信じるしか選択肢のない関係ですけど、ますますさらに信じるよね。信じることに幸福が伴うよね。
サンは森で暮らし、アシタカはたたら場で暮らすけど、ヤックルに乗って会いにくるのよ。わからんか、愛じゃ、愛。
何もかもをなくしたわけじゃない、輝いていたあの時代の思い出は何一つ奪われはしないし、いまもふたりはふたりで並んで歌って笑ってくれる。
これは考えたくもないことだけど、もし今後、そんなふたりでさえ負けてしまうようななんらかの障害によってふたりが共に居られなくなる未来がきたとしても、少なくともそれはいまじゃないし、わたしたちの望む未来を守るために闘ってくれる、その姿をきちんと見せてくれている。
だからまあ、いまのところ、幸福です。

③自身の結婚に関する考えが変わった

剛くんが結婚するまでは、「それまでに自分が結婚する~」とか息巻いてた。が、その枷?がなくなって、安心したのかなんなのか、自分の結婚願望がなくなった。(世間体のために)1度はしなきゃ!と意気込んでいた気持ちがどこかへいった。
よくわからんけど。
好きなひとはいる。恋人関係ではある。その関係をなるべく長く続けたいとは思う。でもいま、その人と結婚したいかというと、うーん。
だっていまが充実してるんだもの。良くも悪くも。特に仕事の充実ぶりがやばくてさ、とてもいまの状況でだれかと共になんてくらせないよね。
わたしはありのままの自分よりも自分の良いところ、かわいいところだけをみせたいタイプ(みえっぱりなのか?自分では可愛げと呼びたいが)。
なら無理に共に暮らしてお互いカリカリしちゃう可能性が僅かでもあるなら、一定の距離感保ってる方がいいと思うんだ。そのほうが恋愛の寿命が長い気がする。
これはいまが安定してるからなのかな。来年になったら手のひら返してるかもだけど、まあ、今の気持ちだから。

余談だけど、剛くんの結婚で思い出したことがひとつあった。大学生の頃の話。
元気に無邪気にジャニオタ(隠しもしてなかった)していた当時10代のわたしにサークルの先輩は言ったのだった。「剛が結婚したらどーすんの?」その先輩はたしかもう卒業してて(OBOGが仲良くて縁が延々つながるタイプのサークルだった)6個は上だったのかな、割とシニカルな、人をいじるのが好きな先輩だった。無垢なわたしちゃんはこう答えたと思う、「えー、どうもしないです!結婚してもずっと好き~」。それに対して、先輩は確か、それはその日が楽しみだみたいなことを言ったはずだ、見ものだな、みたいな口振りで、要は面白がった雰囲気で。
まさか先輩も、「その日」が来るまで約20年かかるなんて思いもしなかっただろう。20年て。
たしかにこれがも少し前、わたしが20代とか30代前半のときとかに起きた出来事だったらまた少し違った感情を抱いたと思う。先輩のいう「見もの」な状態をお見せできたかもしれない。でも、20年だ。心の準備をするには十分な時間ですよ。

というわけで、お待たせしました先輩。
わたし、どーなったと思います?
やっぱり、どーもなりませんでした!
今も昔も、世界でいちばん、ずっと好き~!


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