竹風軒の「源氏巻手焼き体験」をやってみた。
4期生の大賀です。
作業道から見上げる空も高くなり、だんだん秋めいてきました。
津和野では朝と夜の気温はぐっと下がって肌寒いくらい。
源氏巻アイスも売り切れとなり、来シーズンのGWまで食べられません。
ところで、、、
竹風軒では源氏巻の手焼き体験なるものができます。
徐々に寒くなっていくこの季節に、自分で焼いた温かい源氏巻を食べられます。
というわけで、体験してきました。
どこでやってるのか?
手焼き体験ができるのは、竹風軒の本町店です。
この店舗の左隣りに体験ブースがあります。
予約はいるのか?
竹風軒のホームページを見ると
・3月末~11月初めのSLが走る土・日・休祝日
・予約不要で12時~15時過まで
・先着順にて手焼き体験できます!
と手焼き体験の説明があります。
予約いらないのかーと思い、僕は日曜の13時に行きました。
けれど行ってみると、どうやらSLやまぐち号の津和野到着時刻に合わせて予約のお客さんがいるそうで、それに合わせて職人さんが準備されているとのことでした。
なので「予約いらないけどSLのお客さんの前後だったらOK(1時間後)」でした。
裏を返せば、SLが到着していない時間帯の津和野はつまり、閑古鳥が鳴いている状況。手焼き体験のために職人さんが常駐できないのも無理ありません。
なので体験したい場合は、前もって電話で問い合わせするのが無難です。
手焼き体験
1時間ほど津和野をぶらぶらしてから行ってみると、ちゃんと職人さんが準備されていました。
①まず外の水道で手を洗う。
②生地を焼く。
用意されている専用の四角い容器に生地が入っています。
職人さん指導のもと、これを横にサーと動かすと薄くきれいに生地が形作れます。
③餡をのせる。
丸っこい餡を手のひらで棒状に伸ばして、焼いている生地にのっけます。
④生地を巻く。
卵焼きを巻く感じで、生地を2回巻いていきます。
⑤木の型で形を整えます。
これで完成。
たぶん5分くらいで終わりました。
僕はあーだこーだ質問したり写真撮りまくってたので時間かかったはずですが、じっくりやらないと速攻で終わります。
そして生地はまったく焦げませんでした。源氏巻を焼くプレートは分厚い銅板なので、温まるには30分くらいかかるとのこと。プレートは170度を超えると加熱を止める仕組みだそうです。
本家の源氏巻と記念写真つき
どのタイミングか忘れましたが、途中で記念写真を撮ってくれます。写真は最後にもらえます。
自分で焼いた源氏巻、記念写真、そして竹風軒の源氏巻。この3つがもらえて500円です。
自分で焼いた源氏巻の形がいまいちだったので、本家のものと比べてみました。
だいぶ細くなってしまいました。そういえば餡を伸ばすときに「もっと四角くなるように」とアドバイスされた気がします。
手焼きはとても香りが良くてややパリッとしていて、パッケージ入りのしっとりとした源氏巻とは違った美味しさです。
街歩きのひとつとして体験するのはアリ
源氏巻好きなので「これは体験せねば」と思いやってみた手焼き体験ですが、コンテンツとしてははっきりいって微妙でした。
焼き立てを売っているお店もいくつかあるので(宗家さんとか)、ここでしか食べられないわけでもありません。
けれど津和野の街歩きのひとつとして体験するのはアリかなーと思いました。
今回待ち時間があったので、津和野のメインストリートをぶらぶらしました。
そこで入ってみた「分銅屋七右衛門」というお店の女将さんにいろいろ話を聞くと、
「今はお香を扱ってるけど、昔は和ロウソクと鬢付け油を扱ってた」
「和ロウソクはハゼの木の実からつくってた」
「津和野の伝統的な工芸品はほとんど残っていなくて、和紙が少しあるくらい」
「和紙はものすごく丈夫。昔は火事があったら商売の台帳(和紙)は井戸に投げ込むのが鉄則だった」
という感じで、普段耳にすることのない津和野の話が聞けてとても面白かったです。
ついでに石州和紙に興味が出たので、和紙を使って何かつくってみようと思います。
・・・
以上、源氏巻アイスに引き続き、竹風軒さんの源氏巻手焼き体験レポでした。
書いた人:がっちょ(大賀)
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