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日原天文台周辺の森林整備

 津和野町の日原には「星のふる里にちはら」というキャッチフレーズがあります。日原の中心街は高津川と津和野川の合流地点の川下にあり、川上側には枕瀬山という標高174mの山がありますが、この山を登っていくと日原天文台があります。天文台は1985年に作られたもので、すばる望遠鏡と同じ技術が使われている75cm反射望遠鏡とのことです(私にはピンときませんが、全国から星好きが訪れます)。平成20年に日本環境協会が主催した全国夏期星空継続観察では、全国で2番目に光害が少ないという結果となったそうです(つまり全国で2番目にド田舎な天文台ということか!)。

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 今年、津和野町から枕瀬山整備の委託を受け、天文台の周辺の整備を行うことになりました。天文台周辺には森と星の科学館、天文資料館、ペンション、遊歩道、公園など、いくつかの施設がありますが、せっかく日原の街と高津川を見下ろすロケーションにありながら伸び放題の枝に隠されていたり、鬱蒼として散歩する気になれない遊歩道など、観光資源としてはとても勿体ない状態にありました。

 先週、普段は各現場で分かれて作業をしているヤモリーズ7名全員で枕瀬山に入り(思えば7名全員で作業をするのは初めて)、枝打ち、法面伐採、潅木伐倒を行い、わずかな期間でずいぶん景観がスッキリしました。

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キノコの種類が豊富で、栗やらアケビ、マタタビなど、拾いものが多くて楽しい自然豊かな枕瀬山。(クマがよくでるという点では自然が豊かすぎる?)日原の街から天文台まで車でわずか10分。天文台の観光客のためだけでなく、もっと山に関心をもってもらいたい町民のためにも、枕瀬山がとっつきやすい山になるようにがんばらなくてはなりません。

                                                                      by  DOM

KIKORI PRIDE


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