ANAGUMA
朝現場に行く前に軽油を取りに行っている時の事。道路のわきでもぞもぞと動いてる物体が。
ここ津和野ではやたらと動物を見かけます。狸、イノシシ、雉、猿、イタチヌートリアなどなど。この間は熊も出たそうです。(絶対会いたくない)
クマといってもこちらはイタチの仲間。珍しかったので動画を撮ったり近づいたりしましたが個体によっては気性が荒かったり、攻撃的な性質を持っていたりするみたいなのでやめといたほうがよかったかもしれないですね。出会ったやつはこちらの事は一向に気にせず、むずがった挙句面倒くさそうに尻を向けてふて寝し始めました。アナグマやタヌキは死んだふりをするらしいのでもしかしたらそれかなとも思いましたが雑だったので(呼吸が異様に荒い)確実に違うんでしょう。
このアナグマ、実は美味らしいです。昔話に出てくる狸汁というのはこっちの方をさしているようです。ちなみにダックスフントはアナグマの猟のために改良された品種でドイツ語でアナグマ犬という意味だそうです。西洋でもアナグマは親しまれてたんですね。フランスでは名の知れた食材だそうですよ。体長60~80センチほどで冬眠前なのか丸々と太っていて今思えばなかなかの食材だったのではないでしょうか。アナグマの脂は絶品だそうですよ!
まあ仕草や見た目がかわいらしいので自分はなかなかとって食おうとは思いませんが。ぶっちゃけ飼いたいぐらいですが農作物に被害を与える害獣としても知られています。国内の竹林の増加によって巣穴造りに適した生息域が広がりそれに伴いアナグマの数、被害も増えているそうです。いろんなものを食べる雑食性で昆虫や木の実、ミミズや甘い果樹を好みます。餌が山の中になくなると人里に下りてくるみたいですが丸々と太っていたので餌目当てではなさそうで迷い込んできたのかなあと。愛嬌のあるやつでした。ではでは。