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るーきーインタビュー 〜ホイスコーレでの食のこと〜

今回はつわのホイスコーレで主に食事の場を担当してくれる、るーきーにインタビューをしてみました。
るーきーがどうしてホイスコーレを一緒にやろうと思ったのか、るーきーが考えるご飯の場とは、インタビューしていきたいと思います。

るーきープロフィール:津和野町地域おこし協力隊”津和野ヤモリーズ”7期生。前職は徳島県阿南市にある自然スクールトエックにてようちえんの研修生を2年行い、人に寄り添うこと、聴くことについて学ぶ。津和野歴2年。
ことりプロフィール:前職は気仙沼市地域おこし協力隊”子育てシェアスペースOmusubi”のスタッフとして従事。その前はるーきーと同じくトエックにて事務所の研修生として聴くこと、自由な子どもの姿を学ぶ。津和野歴2ヶ月。

どうしてホイスコーレに参加したの??

ことり:
では、インタビューを始めていきたいと思います。

るーきー:
はい、よろしくお願いします

るーきー:
今日はコメダでナポリタンを食べながらのインタビューです(笑)

ことり:
麺は太めです(笑)

コメダの王道ナポリタン美味しいんですよ〜!(宣伝)


ことり:
では、改めて、名前と普段何をしているか教えてください。

るーきー:
るーきーです。
地域おこしの制度を使って、自伐型林業を学んでいます。

ことり:
るーきーはどういう経緯で、つわのホイスコーレと関わり出したの?

るーきー:
僕自身フォルケホイスコーレっていう言葉を知ったのは最近なんだけど、友達のちずちゃんがそれをやりたいっていうことで、僕も一緒にどうって誘ってくれたのが6月で、そこで対話をしていくこととか、自分と向き合うことがホイスコーレの大事にしていることなんだっていうことを知ったんだけど、

ことり:
うんうん、

るーきー:
津和野に来る前に、徳島の自然スクールトエックっていう森の幼稚園と小学生の自由な学校(カリキュラムや時間割がない)に研修生としていて、そこでやっていたこととちょっと繋がって、自分の中の気持ちと向き合ったり、人とそういう対話したり、ゆっくり静かに立ち止まる感が必要だなって感じてたから、今回関わることにしました。

ことり:
るーきーはなんで立ち止まることとか、対話が必要だなって思ったの?

るーきー:
普段の仕事は林業で、心を使ったり対話をするっていうよりは、作業をするとか黙々と何かの目標に向かってやるとか完成までのリミットがあるという感じで、そう過ごしていると、若干自分の気持ちがなんか鈍感になっていったりする感じがあって、

普段は木を切ったり、道を作ったりして、山を整備する仕事をしています。

ことり:
自分の気持ちに気付かなくなる。

るーきー:
うん、自分の気持ちに向き合うというか。なんていうか、ちょっと自分の声を聞く時間がないとバランスが崩れるっていうのかな。ちょうどうまい言葉が見つからないですけど、

ことり:
自分のことを振り返る・感じてみる・フォーカスするみたいな時間がいるなと。

るーきー:
うん、うん、元気になるために必要だなって感じてる。

ことり:
じゃあ自分がそうだから、他にもそういう人がいるんじゃないかって思って人にも伝えたい感じ?

るーきー:
いや、そうではない。

ことり:
そうではないんだ。

るーきー:
僕がやりたいなって思ったのは、単純に自分のために、自分と繋がる時間が欲しかった。誰かのためにっていうよりは、この時間を自分のためにも使いたいと思っている感じ。

ことり:
うんうん。

るーきー:
ていうと、なんか自分勝手に聞こえるか。

ことり:
うーん、でも、自分も人だから。『人を大事にしましょう』とかよく言うけど、それって自分のことも含まれてるから、自分を優先することは必要って思うけどな。

ことり:
じゃあ、今回のホイスコーレは自分にとって必要だなって思ったから、一緒に参加しようと思って仲間に入ったんだね。

るーきー:
普通に話を聞くとかカウンセリングとかもそうだけど、人にする前に、まず自分からっていうのはあるなと思ってて。たっぷり自分がホイスコーレに関わる時間を取りたいなって思っているかな。

ことり:
人のためというよりかは、自分のためなのね、うんうん。

「ご飯を大事に食べること」をみんなで。


ことり:
今回るーきーにはご飯をメインに立ってやってもらうことになってるよね。私はるーきーのご飯のおもてなしとか、出してくるコーヒーとかそのタイミングとか、ミーティングで見てていつもすごいなと思ってて。その辺について思いはありますか?

るーきー:
まず前提っていうか、僕はすごくご飯を食べるのが好きなのと、料理を作るのも好きで、それに加えて人の役に立つことにも結構喜びを感じるなって思っていて。さっき津和野に来る前に2年間徳島にあるトエックっていう学校にいたっていう話をしたんだけど、ここは夏休みとか、週末の土日とかに子ども向けのキャンプをやっていて、

ことり:
うん、うん、

るーきー:
キャンプスタッフにはいろんな役割があるんだけど、その1つにそのマネジメントって言って、まあ、20人と30人分のご飯を作ったり、子どもたちがそこで過ごしやすいように一緒に生活の場を整えたりするんだけど、そのポジションが結構僕は好きで。どうやったらこの場が過ごしやすくなるかなとか、どうやったらご飯が食べやすくなるかなとか、配膳とか盛り付けとか、食材の切り方とか味付けとか、その季節にあったものとか、その時の気温とか、全部ひっくるめて“環境を整える”だと思ってて。キャンプだと“もてなす”とはちょっと言葉が違うんだけど、そういうことが好きだったから、ホイスコーレにもそういうところで貢献できたらなと思っているよ。

トエックで子どもたちと一緒に遊ぶるーきー。
雨上がりの大きな水溜まりにダイブ!

ことり:
じゃあマネジメントをやりたさでやってるのね。その人の喜ぶ姿を見るのも嬉しいし、季節にあったとか、環境に合ったものを考えて提供するのも、

るーきー:
楽しい。

ことり:
るーきーは、表でみんなのファシリをするというよりも、裏でみんなのことを考えて過ごしやすいようにしてくれてる姿をよく見るなって私は印象があるけど、素敵だなって思ってるよ〜。

ことり:
つわのホイスコーレではどんなご飯出そうと思ってるとか、もうイメージはあるの? ネタバレしない程度に(笑)

るーきー:
津和野でやるからこそ、津和野のこれが美味しいっていうのを出したいな。だけどそんなに無理もするつもりはなくて。普段のご飯も、結構シンプルだけど美味しくて素材の味を生かしたものを大事にしてて、そんなご飯を作れたらいいなと思っています。みんなと何作ろうかっておしゃべりして、一緒にやるとかもできたらいいなと。

ことり:
それやれたら楽しいよね。

ことり:
ご飯って食べなきゃとか作らなきゃとかどうしても義務になりがちで、その上1人暮らししてると、結構おろそかになっちゃう。スマホ見ながらとかテレビ見ながらとか、コンビニのパンをとりあえず食べて、みたいな。でもそうじゃなくて、みんなで味わってご飯を食べるとか、その素材の味を生かしたものを食べるとか。シンプルだけどおいしいっていうのを、私もつわのホイスコーレに来た人が感じてもらえたらいいなって思う。

るーきー:
ご飯を食べることを楽しんだりとか、ご飯の時間食べながらおしゃべりしたりとか。

ことり:
うん、うん、

るーきー:
『ご飯を大事に食べること』を、人にできたらいいな。

ことり:
うんうん、食べることは生きることだもんね!って、テレビで言ってた(笑)

みんなで集まって食べるご飯って、楽しいし美味しい!


トエック流の”もてなし方”とは

るーきー:
さっきもてなすっていう言葉を使ったけど、トエックでの“もてなす”はホテルマンみたいに1から10までお客さんにやってあげるっていうものではないんだよな。もてなすけど、一緒にやってる感じ。

るーきー:
…と言うのは簡単だけど、うん、 難しいなと。

ことり:
多分そもそもが、お互いがやりたさの上で成り立っているというか、

るーきー:
ああ、もてなされつつも、お世話されてる印象をもたせず、一緒にその時間を楽しんでいる。お客さんと関係がはっきり別れてるっていうよりも、一緒に過ごしながら結果として場が良くなっていくみたいな。お客さんとその場を一緒に楽しみながらもホスピタリティを持ってやってたなって、なんか今トエックにいた先輩スタッフたちを言語化するとそんな感じがする。

ことり:
うんうん、なるほど。

研修生の同期と。みんなで切磋琢磨し合いました。

るーきー:
こうやって言葉で言うのは簡単だけど、じゃあいざ実際自分がやるってなると、そんなに簡単にはできないし、でもそんな場にできたらいいなっていう思いはあります。

ことり:
お客さんとスタッフっていう別れ方じゃなくて、一緒にその場を作る感じなのかな。お客さん側もやりたさでやってるし、こっちもやってくれることに対して…なんだろうね。さっき言葉で言うのは簡単だけどって言ったけど、全然簡単じゃないなって私は思いながら言っているけど、

ことり:
スタッフがホスピタリティの気持ちを持ったままお客さんと一緒にやっていて、それをお互い楽しむ場っていうのは、なかなかないよね。でもそうすることによって、お客さんとスタッフっていう関係性から、なんかもっと近い、対等な関係になってく感じ私はすごく好きで、またそこから長い付き合いが始まっていく印象もある。対等な関わりになっていくし、満たされた気持ちになるって私は思ってたな。

るーきー:
そのみんなと繋がっていく感じとか、満たされている感じは、ご飯の場だけじゃなくて、全体を通してのものなんだと思うけど、つわのホイスコーレの場とご飯を通じて、そんなふうに満たされていく場になったらいいなっていうのは思ってます。

ことり:
当日楽しみだね。ホイスコーレでは、こんな思いを持ってるるーきーのご飯が食べられます!

るーきー:
はい(にこにこ)

ことり:
ぜひぜひ9月の3連休はつわのホイスコーレ、お越しください!

るーきー:
お待ちしています。

時々お茶目な姿を見せてくれるるーきーです(笑)




るーきーへのインタビュー、いかがでしたか?
参加される方は、プログラムももちろん、るーきーのご飯もぜひ楽しみにしていてくださいね!

次回のnoteもお楽しみに✨

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