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【町営英語塾HAN-KOH】第7回冒険教室『ヒンメリを作ろう』を実施しました!

2024年9月18日(水)に第7回冒険教室『ヒンメリを作ろう』を実施しました。


フィンランド生まれの幸せを呼ぶ飾り『ヒンメリを作ろう』

第7回は、津和野町の芸術士®としても活動されている柳原さんを講師にお迎えして、ヒンメリ作りを行いました。

・津和野町の芸術士®活動についてはこちら


北欧の国フィンランドについて知るきっかけとしたり、ものづくりを楽しみながら参加者同士がつながれる穏やかで楽しい時間をつくることを目指して行いました。

また、幸せを願いながら作業する時間や、作ったヒンメリを眺める時間は、きっとみなさんの心を穏やかにしてくれるのではないかと思います。


北欧フィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」とは?

ヒンメリとは、藁(わら)に糸を通して多面体を作り、それらを繋ぎ合わせて吊るす装飾品です。

ヒンメリは「光のモビール」とも呼ばれており、クリスマスの飾りとしてもよく使われたり、最近はインテリアのアクセントとしても人気があります。

もともとは豊作を祈願したり、幸運を願って結婚式に飾ったりと、飾る場所に幸せを呼び込むお守りのような役割として使われていたそうです。

北欧フィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」



フィンランドの話をしながら手を動かし、非日常を味わう

当日は2名の高校生が参加し、講座の最初に世界地図でフィンランドの位置を確認しました。

講師の柳原さんから、高緯度にあるフィンランドの冬は太陽がほとんど顔を出さないことや、フィンランド北方では、まったく太陽が昇らない「極夜」と呼ばれる期間が2ヶ月も続く地域があることなどを教えていただきました。

そのため、夏の間太陽の光をたっぷり浴びた麦藁を使ったヒンメリは、長い冬を越えるフィンランドの人々にとって、太陽とのつながりを感じられる光のような存在だそうです。

なかなか想像できない北欧の話にピンと来ていない様子もありましたが、講座を企画をした教育魅力化コーディネーターが先日デンマークを訪れた際に、日が沈む時間が22時だったと話すと「そうなんだ!」と驚いていました。

今回はヒンメリの基本、正八面体を作ることに挑戦しましたが、麦藁の長さが少しでも違っていたり、組み立てる際の糸がきちんと固定できていなかったりして、何と全員最初からやり直しになるほどの難易度でした。

まずは麦藁の長さを揃えるところから。


みんなで黙々とヒンメリと向き合い、集中して作業する時間はまさに”非日常”だったように感じます。

「こうやろ?」と確認し合っていた声も、集中と共にだんだん静かになっていきます。


参加した高校生は、

「きれいなものが作れた。机に飾りたい。」

「ヒンメリを完成することができ、とても達成感があった。今回のような作る作業は得意ではなかったのですが、体験できて嬉しい。今度は人に作り方を教えてみたい」

と話してくれました。

ヒンメリ、完成しました!


太陽と豊穣のシンボルであるヒンメリは、日頃から食卓やゆりかごの上などに吊るし、幸福を願うためにも飾られるそうです。

これを見ているあなたにも幸運が訪れるよう、願っています。




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