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【高校】津和野高校2年生の小俣さんが、「第4回高校生まちづくりコンテスト」にて佳作を受賞しました!

津和野高校2年生の小俣真央さんが、高校生観光チャレンジ実行委員会主催(後援:観光庁、企画運営:玉川大学観光学部・教育学部)の第4回高校生まちづくりコンテストにて、佳作を受賞しました!

小俣さん(写真右)と、出場にあたり伴走した魅力化コーディネーター(写真左)。


高校生まちづくりコンテストとは

全国の高校生を対象とし、

①”まち”は市町村単位で考える

②SDGs17の目標を1つ以上含める

③単なる旅行プランにならないこと

の3つの条件のもと、まちが活性化するプランを考え、プレゼンテーション方式で行われるコンテストです。


今年度のテーマは、「ツーリズムを通じた自分たちの“まち”の活性化プランを考えよう」。

(第4回高校生まちづくりコンテストHPより引用 。詳しくはこちら


タイトルは「旅に交流を 津和野の関係人口を増やすために」


小俣さんは高校1年生の時から、自身が抱えていた課題感を原点とし、サイクリングツアーという手法を用いて活動に取り組んできました。

・小俣さんの活動についてはこちら

これまでは1~3時間程度のツアーを企画・実施してきた小俣さんでしたが、今回のコンテストでは、宿泊を伴うプランの提案に挑戦しました。

津和野町の観光の現状について実態調査やインタビューを通して調べ、「宿泊者数×インバウンド×地元の人との交流」という観点から、津和野町の関係人口を増加させるプランの考案を始めました。

そして「旅に交流を 津和野の関係人口を増やすために」というタイトルのもと、旅の中で出会うまちの人との交流を軸とした2つのツアーを提案しました。


プラン① 日原(にちはら)地区を巡るツアー

高津川の鮎や、満点の星空を見ることができる日原天文台など、自然豊かな日原地区。鮎釣りのプロをはじめ、地元の人とツアー参加者が交流できるプランを提案しました。

【スケジュール】

 14:00 高津川で鮎釣り

 17:00 鮎料理づくり

 18:00 鮎料理を食べる

 19:00 日原天文台へ移動し、星空を見ながら交流

 21:00 枕瀬キャンプ場にて宿泊


プラン② 畑迫(はたがさこ)地区を巡るツアー

モルックの世界大会に出場した経験のある方がいたり、ピザ窯があったりと、個性豊かな畑迫地区。ここだからこそできる体験を通して、地元の人との交流を深めるプランを提案しました。

【スケジュール】

 14:00 モルックで交流を深める

 17:00 地元野菜を使ったピザ作り開始

 18:30 ピザを食べる

 19:30 6月→蛍鑑賞、秋→堀庭園でライトアップされた紅葉鑑賞

 21:00 ほたるの宿にて宿泊 or 畑迫のグラウンドでキャンプ

 

これらのツアーは、SDGsの目標を達成することにもつながっています。主に関連する項目は以下の4つです。

・経済の活性化(8.働きがいも経済成長も)

・災害時の支援(13.気候変動に具体的な対策を)

・祭りや伝統行事への参加(12.つくる責任、つかう責任)

・様々な人の意見の取り入れ(11.住み続けられるまちづくりを)


コーディネーターの助言も得ながら、ブラッシュアップを行いました。


小俣さんのコメントを紹介します。

「今回、佳作という形でプランを評価していただき、驚きとともに安心しました。

今回、このコンテストに応募したきっかけは、以前、私の活動(マイプロジェクト)について大勢の前で発表した経験があり、こういった場を通して活動を知ってもらいたいと思ったことと、これまでの活動の延長線上にあるプランで、全国の高校生と戦ってみたいと思ったからです。

宿泊型のプランを提案することは初めてで、ツアーの造成は難しかったです。しかし、これまでも私の活動に協力してくださっている津和野体験Yu-naさんや、観光に携わる地域の方々に相談しながらツアーを作ることで、津和野町の観光の課題点や、これまで気づいていなかった地区の魅力に気づくこともできました。

提出するプレゼンテーションの撮影が高校の試験期間と重なってしまったこともあり、途中でやめようかと考えたこともありました。入学したての私だったら、追い込まれることが嫌で、きっとやめてしまっていたのではないかと思います。

でも、これまでのツアーをやりきった経験や、その中で『やるしかない!』と思える忍耐強さを身につけたことが、今回のコンテストではとても活きました。

これまでは、自分の中から出てきた課題感をもとに活動していましたが、どこかで『これでいいのだろうか』と悩みながら取り組んでいました。しかし、コンテストに挑戦し、評価されたことが自信となり、活動に正解はなくとも『これでいいんだ!』と思えるきっかけになりました。

たくさんの方々にご協力いただき、ありがとうございました。」

小俣さん、佳作の受賞おめでとうございます。

ツアーの実現にはまだまだ課題もありますが、プレゼンテーションの最後には「地域の方々と話し合いながらこのツアーで300人集めることが目標です!」と話していた小俣さんの笑顔がとても印象的でした。

これからも応援しています!


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