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【主君に捧げる命】

突然、周りとの関係を全て断ち切って一人になりたくなる時がある。

最近は“リセット癖”と言うらしいけれど、先日、家で1人飲みして泥酔しながらヤラかしてしまった。

SNSのフォロワーを全部ゼロにしてみたり、連絡先を消してみたり、なぜなのか?それがどこからくる衝動なのか自分にはわからなかった。

だけどリセットしたとき氣持ちよくなるかと言えばそうでもない。ただ寂しさと窮屈感が残るだけ。

これを味わいたいがためにやってしまったのか?と今回のパターンで自分の少し深いところを感じてみた。

本当はこんなことしたくはない。したくないけど、せざるを得ない。誰かを傷つけるのかもしれない。けれど、やってしまった。

きっと自分の何かを守るためにやったのだと思う。リストカットでも、薬物依存でもなんでもそう。根底にある寂しさを埋めるためにやっているのかもしれない。

じゃあ自分の寂しさってなんだろう。やはり君の存在が大きいのだ。SNSを始めたきっかけはいつも君に見つけてほしいと切実に願って始めたものだった。

離れていても自分を感じていて欲しかった。もっと近づいてきて欲しいと思っていた。だけど自分からは断ち切ってしまう。どうしてこんな矛盾が生まれてしまうのだろう。

君と話しているとわかる。自分ではない誰かのものを背負っていること。自分の命と同じくらい大切なものを背負っていること。自分の命と同じくらい大切なものが今の自分にはたくさんある。大切な人たちはみんな自分の命以上に大切なものだ。

オイラはよく思う。もしもどちらかしか助からないという状況なら、自分が死ぬ。自分の周りにはそう思える人ばかりだ。

それにオイラは自分の命にはそんなに執着がない。人のためであればいくらでも捧げられてしまう。

だから、自分のために生きることはとても難しいことだと感じてしまう。

自分のために生きることは虚しくてつまらないのだ。だからかもね。何かを背負って生きることが生き甲斐になっているのかもしれない。

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