【SNS映えのために小鳥を飼ってすぐ捨てる人がいる?命を軽視するサイテイな考え方】
こんばんは! つーばきです!
いま、小鳥を保護するボランティア団体が悲鳴を上げています。
埼玉県の戸田市にある小鳥の保護施設には、約700羽の小鳥が保護されており、1ヶ月のお世話代が約150万円もするそう。
そのお世話代のほとんどを寄付金でまかなっているそうですが、維持するのがギリギリなんだそうです。
そもそもどうしてこうなったのかというと、小鳥を飼った人が簡単に手放すからです。
イヌやネコと違って文鳥やセキセイインコは数千円で買えます。
コロナ禍で家にいる時間が増え、寂しさをまぎらわすために手を出しやすいペットが小鳥なんです。
しかし、小鳥はラクに育てられる生き物ではないそうです。とても繊細な生き物で病気になりやすく、1回の治療費が小鳥の値段の10倍以上になることも珍しくないそうです。
だから小鳥のことをよく調べずに飼ってすぐ手放す人も多いのだそう。
たとえば、小鳥の飼い主の中には、治療に8万円かかるから保護施設に引き取ってもらって、また新しい数千円の小鳥を買おうとしていた人がいたそうです。
また、SNSに投稿された美声で歌うインコの姿に惹かれて、SNS映えを狙ってインコを飼ったものの「歌わないからSNSで使えない」といって、保護施設に引き取ってもらった飼い主もいたそう。
映えなかったから使い捨てるサイテイな飼い主です。
他にも、鳥が産んだ卵が孵(かえ)るまでのドキュメンタリーを見た子どもが「夏休みの自由研究にしたい!」と親にせがみ小鳥を買ってもらったが、ヒナが無事に生まれて自由研究としての役目を終えたから、飼育放棄した人もいたといいます。
ぼくはこんな無責任な人たちがいることを知ってショックでした。イヌやネコの飼育を放棄する人が多いことは知っていましたが、小鳥の命を軽く考えている人も多いようです。
ちなみに、鳥のヒナを育てるのはすごく難しくて、母鳥がヒナのお世話をしなかった場合、1時間おきに人工授乳をしないと死んでしまうそうです。
また、文鳥のヒナの場合は、生後1日〜21日までは30℃〜32℃で湿度は80%、生後22日〜28日までは28℃〜30℃で湿度は70%以上、生後29日〜63日は25℃〜28℃で湿度は60%以上に保たなければならず、部屋の温度と湿度を非常に細かく調整しなければならないのだそう。
それに、鳥はメス1羽だけで飼っていても、飼い主やオモチャなどをパートナーと勘違いして、発情して卵を産むこともあるそうです。
だから、鳥はなんの知識もない人が簡単に手を出していいペットではないんです。
そして最後に大切な情報を書きます。
最近の小鳥は15年くらい生きるそうで、25年〜30年生きるインコもいるそうです。
小鳥はイヌやネコより安く買えますが、寿命はイヌやネコより長いです。
コロナ禍でペットを飼おうと考えている人が多いそうですが、もし小鳥を飼おうとしているのなら、もう一度よく考えてほしいです。
30年後のあなたは何をしていますか?
30年後も小鳥を愛せますか?
多くの人がコロナ禍でライフスタイルが変わったと思いますが、命に対する考え方までは変わってほしくないと思いました。
- おしまい -
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