Vol.155 一次ソース、めちゃめちゃ大事
どうも、暑さで外出を諦めた林組の辻田です。
自分は4回生なので今の就活スケジュールがどのようになっているかという実態は知りませんが、
少なくとも自分が就活をした時よりも様々な面で厳しい状況であることは間違い無いでしょう。
しかしそのような状況では、しっかりとした目的意識がないままに就活をする人ほど、多数派っぽく見える人たちに流されてしまいます。
流された結果、希望の会社じゃなかったことを愚痴りながらその会社にしがみつくって
すごくダサくないですか?
そうならないために重要なのが「一次ソースを洗って企業分析する」ということです。
ここでの一次ソースとは第三者の恣意的な解釈が含まれていない情報のことを指し、二次三次のソースになるにつれて第三者の視点が加わるものとします。(学術的な意味とは異なります。)
企業の一次ソースを自分でしっかり検証し、自分の希望に合致するものかを判断することが「企業分析」であって、
企業についての口コミやよくわからんランキングといった二次ソースを参考にすることは企業分析でもなんでもありません。
よくあるナビサイトやエージェントのサービスはあくまで二次ソースを提供してくれるもので、とっつき易いシンプルな情報という利点はありますが、そこにある情報はかなり限定されたものになります。極端な話、「都合の悪い情報がオミットされたもの」ということです。
そこで企業分析の際には質の高い一次ソースを準備する必要があります。
一つはインターン。
この時期に三年生がインターンに行くのは本来そういった情報を収集するためです。(実際にはほぼ本選考みたいなとこありますけど)
就労体験・座談会などで得た情報を基に企業分析をするのだという目的意識さえあれば、逆算してインターンでするべき質問が見えてくるはずです。
もう一つはIR情報(だいたい有価証券報告書)。
めちゃめちゃ大事(宮迫)。
「売り上げ・利益・平均年収・今後の戦略・好調不調の原因」が分析されたもので、本来は投資家向けに公開されています。この情報の信頼度は高く、第三者の意見は介在しません。自分はEDINETというサイトを利用していました。(https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/)
このIR情報を見て分析できることは山ほどあります。
簡単なところで言えば「売り上げに変化がないのに利益が上がっている」なんて時には有価証券報告書によるとリストラ・資産売却などが行われていることが多いですが、
しかし説明会では単に「利益が増えています!」とアピールされることがあります。
これを鵜呑みにするとヤバいですよね。前年までの業績が悪いとヤバさ倍増って感じです。
IR情報を活用した企業分析を取り扱った個人的に好きな動画があるので、興味があればご覧ください。
https://youtu.be/deGSjlXAVCc
最後に
IR情報は情報の塊ですが、情報がありすぎて消化するのに多大なエネルギーを必要とします。
なので基本はナビサイト等の二次ソースで情報収集し、志望候補の絞り込みとしてIR情報を活用するのが最もスマートだと思います。
また一次ソースの中でもIR情報を参考にすることは難易度が高く、就活生に敬遠されがちですが、
誰にでも開かれた情報であるので是非試してみてください。
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