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現代クラリネット界の革命家が立ち上げた "クラリネットの祭典"「東京クラリネットフェスティバル」3年目は、同志とともにテーマを大切にしながら無事閉幕。

今年も『東京クラリネットフェスティバル』を開催することができました。

1年目閉幕後のnote


Billboard JAPANの記事にもなりました。


そして2年目は日本最高峰のジャズクラブ ブルーノート東京での開催。

閉幕後のnote



そんな歴史を経て迎えた3年目の2024年。じつは…自分の中で開催する予定はありませんでした。(運気的に)

でも、そんな2024年のある日。同い年の仲間、同志であるクラリネット奏者の榊原花梨さんとの熱い会話の中からツーマンライブの企画が立ち上がりました。そしてせっかくツーマンライブをやるなら、ゲストもお招きして "東京クラリネットフェスティバル" にしましょう!というお話にまで発展させることができました。そしてテーマは「出会い」という事でサブタイトルに -encounter- と、つけさせていただきました。なので、今年 "東京クラフェス" を開催できたのは、大きなきっかけをくれた、花梨さんのおかげです!まずは、改めてこの場に感謝の気持ちを記しておきます。ありがとうございます!

そして "東京クラリネットフェスティバル" の名を冠するからには、特別なゲストをという事で。辻本美博がクラリネットを始めた中学1年生の頃からの憧れであり、わたくしのクラリネットソロのスタイルに大きく影響を与えてくださったクラリネット奏者の赤坂達三さんにオファーさせていただいたところ、出演をご快諾くださいました。20年以上の時はかかりましたが、またひとつ、クラリネット奏者としての夢が叶いました。

そして、ここも強めに記させてもらいたいのが、今回わたくし辻本のソロステージでピアノを弾いてもらった、ピアニストであり、作曲・編曲家でもある、はらかなこさんとのセッションについてです。あの日の翌日に、興奮そのままに、Xに綴った長文を貼り付けさせてください。

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昨日の我々はどうかしていました。

我々が "演奏している" を超えて、"音楽そのもの" になっていました。

ホール全体を震わしたり、観客ひとりひとりの心に触れにいったり、会場の空間で飛びまわったり、誰よりも自由にそして心地良く音を重ね、そして届けられた観覚。

確かに、辻本美博ベストコンディションの姿をお見せする為に準備・調整期間を経て予告ホームランを打ちにいっていました。

でも会場に着いて、はらさんが出した一音目を聴いた瞬間、嬉しく楽しくそして恥ずかしくなりました。

何を自分はひとりでやろうと、またできると思っていたんだと。

はらさんの音はキラっとツルンとしていて、それでいて芯があって。そして演奏は、安定性と柔軟性をあわせ持ったリズムに、歌心ののったハーモニーとメロディー。ずっと聴いていたくなる心地良さ。

そんな、はらさんの音楽を久々に生で感じて、あ、これは、今日、飛べるんだな、と。

でも、そんな素晴らしい音楽を鳴らす為には絶対に背景があるわけで。

やはり、はらさんは開場直前まで基礎練習からの、クラシック楽曲、本番用楽曲を、ひと時も休まず弾き続けておられました。

そんな2人が、ステージで揃い踏み。

そら、ああなるわ。音楽そのものになるわ。

そうやって昨日の音楽がありました。

聴きに来てくれた皆様、本当にありがとうございました。届けられて、受け取ってもらえて良かった。おかげで "音楽" を自分たちだけのモノにする、音楽泥棒にならずにすみました。

また、必ず。

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っていう。いま読み返しても、あの感動と興奮がよみがえります。これぐらい書き殴ってあっても、全然恥ずかしくない。あれは、音楽でした。

そして、アンコールでは全員集合でガーシュウィンの「I Got Rhythm」をThe Clarinet vol.4のバージョンで。(赤坂達三さんが模範演奏をされたCDが付いていた号で、辻本がクラリネットを始めて数週間の頃に地元の楽器屋さんでみつけて初めて買った号。なので、初めて聴いたプロのCDは赤坂達三さんなのです。)

そんなこんなで、花梨さんとの会話から生まれた『東京クラリネットフェスティバル -encounter-』は、盛りだくさんに、クラリネットの音楽の感動とともに、そして出会いの歴史を噛み締めそして共有しながら、無事閉幕することができました。

わたくし辻本美博の掲げる目標のひとつに『日本一有名なクラリネット奏者になる』というものがあります。これは、端的に言葉にしたかったので、オレがオレが感が強い表現になっていますが、やっぱり、『一人で咲くより沢山で咲く方が良い』の精神で、この現代クラリネット界を、より皆が楽しめて、より自由に羽ばたける世界にしていきたいなと、引き続き思い描いております。

これからも、クラリネット奏者 辻本美博のことも、よろしくお願いします!

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【豪華なおまけ】

作曲・編曲家の吉俣良さんが観に来てくださいました!作曲者ご本人の前で『Dr.コトー診療所』メインテーマを演奏する瞬間は、過去一の緊張感とともに大きな大きな喜びが溢れました。ありがとうございました!

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中学生の頃から使い続けている、名実ともにナンバーワン木管楽器メーカー、ビュッフェ・クランポン・ジャパンから、大石さん筆頭にビュッフェチームが来てくださいました!いつもお世話になってます!ありがとうございます!

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いま日本で最もおもしろい楽器屋さんではないでしょうか!服部管楽器、そして楽器王の服部さん率いる顔馴染みのメンバーもかけつけてくださいました!そして協賛もありがとうございました!

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そして今回も密着取材で入ってくださいました、クラリネット専門誌「The Clarinet」のアルソ出版チーム!いつもありがとうございます!

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そしてドラマーの望月純さんが、お客さんとして観に来てくださっていました!なんとも嬉しかったです!ありがとうございました!

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そしてそして、今回の辻本美博陣営のスタッフリストはこの動画の概要欄に記してありますので!よろしくお願いします!

それでは、また!!

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