死んでしまいたかった　何もかもを置き去りにして

無責任にも程がある　そんなこともお構いなしにね

哀しみのさえずりを　忘れた野の鳥のように

ただ黙って暮れる夕陽を　無意識の身体で幾度も数えて

どうして人間なんだろう　旅の途中だと知っていながら

標（しるべ）なき答えに　噛む砂の味気無さの毎日さ

あゝ　世界は不整脈のリズム感で　満たされること無く踊り続ける

たった一人だけでいいから　眞實（しんじつ）で愛していくのさ

消え入ってくれ孤独な魂たちの群れよ　今日も生き永らえる男と女のために



ほんの数秒の笑顔さえ　本当に大切にできただろうか

不甲斐なく墜ちてゆく　窓辺に移ろう朝陽と一緒に

立ち尽くすのはいつだって　投げ捨ててしまった未来の果て

怒る勇気はいつだって　己の為と封じ込めてしまうのさ

あゝ　世界は不整脈の白日の中　落ち着かぬ鼓動で転がり続ける

たった一瞬だけでいいから　信ずまい不確かな時を

遠く臨んだ永遠の命たちの欠片　今日も繋ぎ合わせる男と女のために

あゝ　世界は不整脈のリズム感で　満たされること無く踊り続ける

たった一人だけでいいから　眞實（しんじつ）で愛していくのさ

消え入ってくれ孤独な魂たちの群れよ　今日も生き永らえる男と女のために