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児童相談所79日目。「大きな器、遠目からの視点で」

 「気に入らないことがあるとテンションが下がり、うれしことがあるとテンションがあがる。」誰もが経験するようなことなのかもしれないけど、この度合いが激しい子どもたち。落ち込み具合が激しくて物にあたったり大声を出したり。嬉しい度合いが強すぎて施設内を走り回って大声を出したり。

 その一挙手一投足に振り回されていると精神的に疲れがくるから、そんな状況でも冷静に笑っている。笑っているというより、どんな出来事でも「今日も賑やかだなぁ」くらいの立ち位置でみていると微笑ましく感じてくるから自然と笑えるようになった。もちろん、激しく動きすぎて怪我をしないように注意をしながら、ものを投げ飛ばして物が壊れたり怪我をしないように注意をしながらだけど。

 今日はカードゲームをした。感情の起伏が激しい子どもたちは、勝負事でももちろんそうだ。勝てば喜ぶし、負ければカードを投げ飛ばすし、「もうやだ!」といって大声出すし。だからといってゲームをやらせないのも違うなぁと思うから、時に褒めながら、時に圧倒的強さを見せつけながら、上手にコントロールできるようにアプローチしていく。

 きっと、日常生活の親子関係というのは子どもたちを自分ごとのように考えてしまい、うるさければ怒鳴ってしまったりゲームがうまくできなければ「やめなさい!」って言ってしまうのだろうけど、できることなら一歩引いた視点で子どもたちをみてあげると、精神的にもしんどくないし、子どもたちにとってもよいと思う。怒ってしまうと子どもたちのやる気を奪うことになってしまうし、「怒られるからやりたくない」ってなってしまったらせっかくの機会も台無しになってしまうからだ。

 とはいっても、親や指導者など、自身がさまざまなことを大きく受け止められる心の余白がなければそれが難しい。精神的余裕をいかにつくることができるかも、親などの課題でもあるし、社会の課題でもあるかと思う。

 

 

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ちばつかさ
いつも読んでくださりありがとうございます。いろんなフィードバックがあって初めて自分と向き合える。自分を確認できる。 サポートしていただくことでさらに向き合えることができることに感謝です。