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児童相談所61日目。「話すことが難しい、〇〇な気持ち」
気にいらないことがあると椅子を倒したり物をぶちまけたり。おそらくここの子どもたちだけじゃなく、僕たちも子どもの頃に経験したことかもしれない。
その都度親や大人たちに求められる質問は
「なんでそんなことをするの?」
だ。
ここの子どもたちも例外じゃなくそう聞かれる。そりゃそうだ。大人たちはその答えが知りたいのだから。答えがわかれば対処できるという気持ちがあるからこそそういった質問をするわけだ。
その一方、質問をされた子どもたちはどうだろうか。あの頃を思い出してみてほしい。
「なんでそんなことするの」という質問を受けた時のあの気持ちを。きっと僕たちを含めて子どもたちは、
正直「なんで?」と聞かれてもわからないし、わかっていたとしても素直に言えない
はずだ。
ありのままの素直な気持ちを言えと言われてすぐに言える人はなかなかいないと思う。大人になったって、素直な気持ちを隠して体裁を整える。
そういった意味で言えば、子どもたちがなにか行動を起こした時にどうしなければいけないのかというと
本当の気持ちを察知してあげる
ことなんだと思う。違う言葉に置き換えて伝えてあげてもいいし、別のなにかで補ってあげればいいし。そしていつか子どもたち自身が素直な気持ちに気付き、それを自分でコントロールしていけるようにアプローチできるのがよいはずだ。
難しいけどそうしていきたい。あの時戸惑った気持ち。言えなかった素直な気持ち。それが心地よく子どもたちが解消していってくれたのなら、笑う顔も増えるような気がするのです。
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