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児童相談所77日目。「自然なコミュニケーションと細心の注意」
今週はほぼ一日おきにここに来るスケジュールで、昨日の朝「またねー」って言ってから、今日また子どもたちに会いにきた。
場所に慣れてきているせいか少し騒ぐこともあるけど、ほとんどの時間は静かになにかに取り組んでいる。夢中になって作っていたブロックは芸術作品だった。
問題という問題が起きることもなく、ただただ平穏に淡々と過ぎていく時間の中で、子どもたちの敏感さには気をつけていないといけなくて、ちょっとした発言とか、ちょっとした行動が子どもたちにスイッチを入れさせる。
大声出すこともあれば暴れることもあるけれど、それも子どもたちの純粋な表現。そう考えてみると、いかに周りの人というのが誰かに何かの影響を与えているのかがわかる。
僕らの何かの発言や行動が、誰かの何かの問題のきっかけになってしまっているのかもしれない。
ここではそれを学ぶことができる。しかも答えがすぐに子どもたちから返ってくる。今日は特に間違える事はなかったけど、それは前回の失敗があったからだ。
朝妹が先に起きていて、起床時間になっても兄が起きないことで「お兄ちゃん起こしてあげて」って言ったことから少し兄妹でケンカになってしまった。起こし方がしつこくて強すぎたことに兄がキレた。
そんな感じで、何気ない発言や行動が誰かに影響を与える。ということを、子どもたちにも伝えていけたらいいなって思う。
静かになったから、どうやら子どもたちは眠りについたようだ。
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