会社四季報をながめていて気づいたけど、どれだけ売れたかが重要じゃないんだね。それよりもさあ…
2000ページもの厚みのある会社四季報。
どこから手をつけていけばいいのかというプレッシャーを感じつつ本を上から順に薄皮をはぐようにかさっとめくっていった。
ぱらっとはいかない。
初めのカラー広告はスルーして
まずは本の全体的な構成を確認する。
メインはもちろん各企業の情報欄。
それを挟むように上はおすすめ銘柄一覧で下は経営難リスクのある企業一覧といった感じ。
とにかくわからないことだらけだ。
どんなことが書かれているかの説明書はある。ここはこういうことを書いていますよ~って。
辞書体な文章なのでなんとなく理解したつもりで読み進める
わからない単語はいちいちスマホで調べる。
セグメント?
とりあえず企業情報一番初めのページが右側に説明書
左側に企業情報という見開きだったので
説明書きと照らし合わせながら時間をかけて見比べた。
[社名]
[特色]
[事業内容]
■話の途中だが突然の襲撃!?
突然の余談だが、
この記事を歩きながらスマホで書いてきたところ
頭のつむじにガシガシっとするどい痛みが走った。
ナニ!?
と思ってそちらの方へ向くと
カラスが真横のフェンスの上に止まってカーカーこちらへ向かって吠えている。
激ギレしている。
なんでや!?
俺何かした!?
何もやってないぞ!?
目線の高さは同じで向かっていって手を伸ばせば届く距離だ。
激ギレには激ギレで反撃
このクソガラスを殴り倒してやろう!という衝動に駆られる。
一触即発の空気の中後ろの方から女性が来ているのが視界の隅に入った
カーカー!
く!
カーカー!
この、
立ち去るしかないか、
やったあとの事を考えると何も良いことはないと判断し
やり場のない痛みと怒りをぐっと飲み込んで歩みを再開する
しかしなんでや!?
カラスに襲われたのなんて初めてや!
なんでーーッッ!!
やるせないんですけどっっ!
閉話休題──────。
■純度は搾りかす
事業内容欄に各事業が総売上高の何%を占めているのか
その下の( )内はその事業は売上から経費を引いた利益は何%なのか
ということが書かれていると理解する。
他と見比べてみて
だいたいの企業が本業での利益は一桁代だということがわかった。
副業の方が利益率が高かったりする。
しかも1%とか2%とかザラだ。
例えば売上100円だとするとコストを差し引いたら1円しか儲けがないって感じか。
100万円なら1万円
1億円なら100万円
100分の1しか儲けがないってやつ。
雑巾絞って最後らへんに出てきた何滴かしか儲けがないんだなと厳しい現実を理解した。
搾りかすなんだ。
苦労してやっと手に入れたものって搾りつくしたあとに垂れ落ちてくるものなんだ。
だから借金して大きな金額で勝負しないと儲からないのだなと俺なりに理解する。
重要なのはどれだけ売れたかってだけじゃないことがわかった。
競合他社という外敵とコストという内敵。
俺個人としては内敵を抑えることの方が重要度が高い気がする。
外傷より内傷
皮膚より内臓を守れって感じだと俺なりな理屈を立てる。
また例えになるけど
文章を書くって身を削るような状態だと感じる。
俺自身はそんな感じ。
搾って搾ってやっと垂れ落ちてくる自分が納得いくもの。
結局良いものというのは搾りかすなのだ。
そう思った。
今日はなんか上の方でカラスが騒がしい…
まだつむじが痛む。