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あなたが台北に行くべき理由

樋口楓のソロライブがこの度、実に2021年の12月に開催された「AIM」ぶりに開催されることが告知されました。しかも、ライブツアー。ツアーです。

でも、その告知を見て嬉しさと同時に歯痒さ、あるいは奈落に突き落とされる感覚を覚えた人も多いのではないでしょうか。そしてそれはおそらく、ツアーの開催場所に日本国外の地名が記されていたからでしょう。


台湾という場所

台湾というのは日本とも非常に関わりの深い地域です。古くは大明帝国が滅び大清帝国が興った際には明の忠臣「鄭成功」が逃げ込んで20年間にわたって抵抗を続け、当時の徳川幕府にも救援を求めたことがありました。そして、その様子は18世紀には近松門左衛門によって「国性爺合戦」として人形浄瑠璃の題材となりました。
源頼朝から実に700年ほど続いた武家政権が終わると、国民国家となった日本は当時の世界の潮流にのって対外拡張を推し進め、ついに大清帝国と戦争をして戦果として台湾の地を植民地統治することになりました。日本にとっての琉球、蝦夷地に次ぐ拡張先となったのが台湾島だったのです。
その後、およそ80年ほど前に大日本帝国は連合国に敗戦し、台湾を含めた海外領土の全てを喪失します。空白地帯となった台湾は中華民国が治めることとなり、現在に至ります。
与那国島から程近い台湾という地は、昔から非常に日本と関わりの深い海外であり続けたのです。

海外に出ることのハードル

国外に出ることのハードルは高いです。まず言語の問題があり、パスポートの問題もあります。パスポートの取得を目指しても、戸籍謄本の写しを取り寄せたりと非常に面倒な手続きが必要です。そもそもパスポートセンターとかは平日にしかやっていなかったりしますしね。ついでにパスポートの発行費も安くはない。10年版(赤色)は15,000円。5年版(濃紺色)は11,000円。
航空機チケットも安くはないし、手間を考えても金銭面を考えても国外に出るということは非常にハードルがあるものです。

有効期限5年版のパスポート。濃紺色です。赤色が良かったけど当時金欠だったのでこれに。

でも、アウェー感が楽しい海外

海外に出るのはハードルが高いです。言語も通じないし、通貨も常識も違うし、何よりお金がかかります。でも、思い返してみてください。一つ、来日してくる観光客も別に日本語は喋れていない。それでも楽しそうに観光をしています。
英語が喋れるに越したことは無いですが、行き先は英語圏ではない台湾です。
私がマカオに行った際には英語すら通じず、中国語かポルトガル語だけの世界でした。それでも意外となんとかなる物です。最低限の礼儀と相手に対する好意・敬意があれば。
海外に行ったことのない人でもテーマパークには行ったことがあるでしょう。テーマパークで感じるあの「アウェー ≒ 非日常」の感じが海外には存在します。

マカオに1週間ビジネストリップしていましたが、非常に楽しかったです。言葉は通じないけどね。

あなたが台北に行くべき理由

海外はアウェーで楽しいとは言われても、ほとんどの人にとっては海外に行くことは億劫で仕方ないことだと思います。実際、私もそうでした。去年、会社で上司から「1週間マカオに行ってこい」と言われるまで自分は国外には出ることは無いだろうと思っていたくらいです。それを変えたのが、いわば上司からの「強制力」だったわけです。
人間、ある程度の強制力が働かないと未経験のことはやりたくないものですから。

その点、楓組(樋口楓のファンのこと)は幸運なのです。
図らずも推しである樋口楓のソロライブという強制力が働くことになったから。

これは非常に良い機会だと思います。
ライブのチケットを手に入れることができるか、落選するかはさておき、直ちにパスポートの申請をするべきでしょう。そして、パスポートの申請が終わったらすぐに国際便の予約をしてしまいましょう。
もしライブに落ちてしまったとしても、現地には樋口楓のファンが複数いるはず。そうなったら純粋にオタクたちと台湾旅行を楽しむことだってできるはず。

海外に出ることはハードルが高いけれど、樋口楓を理由に、口実にして国外探訪をしてみることを強くお勧めします。
何より、台湾は韓国並みに近い海外で、沖縄に行くのとさほど変わらない距離感です。

そして、海外に出た経験は絶対に何かしらの役に立つものです。
ぜひ、海外に出たことの無い人はこれを「良い機会」だと捉えて出かけましょう。

ちなみに私はもう往復航空券を予約しました。

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