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[インフラエンジニアブログ]「コードで食っていく」は何歳まで可能か?という記事を読んで

こんばんわ。
齋藤です。

本日はある二つの記事を読んでの感想になります。

題名はコードで食っていこうとしている人向けですが、内容的にはインフラ屋も当てはまる部分は多々ありました。
記事内でも出てくる言葉。

■ 約4割のエンジニアが、ある時期を境に「開発業務(コーディング業務)」から完全に離れなければならないと回答
■ その傾向は、大手~準大手企業ほど強まる
■ 技術専門職のキャリアパスを用意する企業は半数を超えるが、「専門職になれる割合」は5%未満という企業が最多
■ マネジャー以上の年収分布では、技術専門職より一般管理職の方が年収が高い傾向に

これって、インフラ、アプリに関わらず日本企業の場合は当てはまる企業が多いのではないでしょうか。
そして特に問題だなと思っているのは技術専門職のキャリアパスがそもそも少ないし、あってもなれる人はごく少数、という現実でしょう。

開発で実績を出した優秀なエンジニアが、次のキャリアを考えた時に専門職を取るか、マネージャを取るかですがエンジニア職で今後のキャリアアップを考えた時に先が見えない事が多いです。
従って、優秀なエンジニアだったとしてもその会社に所属し続ける将来を考えた場合は、技術専門職ではなくマネージャを選ぶ事が多い様になると思います。

また、中小企業ですとエンジニアとして経験を積み、案件を成功に導ける様になったエンジニアがポジションアップするとマネージャという肩書が半ば強制的についてきたりもします。

このようにマネージャになる経緯は色々ありますが、少なくとも自分の希望でなくマネージャになった人は、マネージャとして優秀になれるかというのは分かりません。
マネージャに必要なスキルがエンジニアと別なので別職種の業務だと考えて頑張ってこなしていく必要が出てきます。

エンジニアとして頑張って仕事して成功して評価されて、ポジションが上がってこれからも頑張るぞ!ってなった時にエンジニアの仕事から離れないといけないなんて、おかしくないか?と感じているんですよね。
※本人が希望すればもちろん別ですが。
そういった疑問に少しメスを入れてくれた記事でした。

〇評価制度について

記事の中に出てきた、及川さんのおっしゃっていた以下の様な制度作りは良いなと。
「「Individual Contributor(特定の専門性で業務を遂行する人)」とマネジメントそれぞれのキャリアパス、それとは別に、職位としての階級」を設けるのは非常に良いと思います。
要はエンジニアとしてのキャリアパスと、マネージャとしてのキャリアパスをそれぞれ線を交えなくてもキャリアアップしていく事が出来るのが良いですね。

今の一般的な評価制度では上に上がればマネージャを必然的にやらざるを得ない状況がある為、マネージャになった後でもエンジニアで居続けるには各個人が個人的に技術的なスキルアップをしていかなければならず、かなりの負担になると思います。

どうにかエンジニアとして生きやすい世界にしていきたいですね。
本日はこんな所で。

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