”メメント・モリと写真”展
東京都写真美術館の”メメント・モリと写真”展がとても気になり行ってみた。
”メメント・モリ”[Memento mori]って昔何かで聞いたけど、 ラテン語で「死を想え」という意味らしい。だから「今を楽しめ」みたいな意味もあるようだし、人々の 日常がいつも死と隣り合わせである時代には”警句”でもあったらしい。
展覧館の説明にもあったけど、東日本大震災以降、新型インフルエンザ、ウクライナなどなど「死を想え」を想起させるイベントが目白押しなのは確か。
ただ今回のきっかけになったのは、オリバーバークマン著の「限りある時間の使い方」。
タイトルから、”時間の効率化”とか”タイムマネジメント”の本と思いきやそうでは無く。
「生産性とは、罠」だとか「効率化ツールが逆効果になる」とか、「”時間がある”という前提を疑う」とか、イメージと異なる内容が面白く、
「自分の有限性を直視して初めて、僕たちは本当の意味で、人生を生きはじめることができる」。「死が確実にやってくること、そして自分が死に向かっていることを見つめたとき、人はようやく本当の意味で生きることを知るのだ。」との内容に感化され、”メメント・モリと写真”に行きたくなった訳で。。。「ひろゆき氏絶賛」はいらないと思うけどね
写真展をどう観るかは人それぞれだけど、夏休みにあえてこう言う観点で思いを馳せるのは悪くない。
台風一過の空が気持ちよかった