
除菌と殺菌と滅菌
最近はアルコール消毒にも抵抗がない日常行動の一部となりましたね。
上にある
除菌
殺菌
滅菌
違いはご存じですか?
アルコールなど身近に利用している商品の多くは「除菌」をテーマにしています。除菌はどれくらい減ったの?とかの基準はなく「減るんじゃね?」
そんな感じの文言なんですね。
水道水でさえも除菌のテーマになります。
イメージでは具体的な菌のなん%低下をイメージしますが
多くの商品は「雑貨区分」で販売されているものが多いので
指標化自体ができないのでしょうね。
殺菌は「殺」という文言がありますので具体的に菌が死ぬ=減ることが条件ですね。ですから雑貨区分ではなく医薬品や医薬部外品でのみ使用できる文言になりますね。
滅菌は「滅」が入っていますね。字の通りですね。
菌がすべて死滅することを意味しています。
手術室など菌の管理が必要な場所で使用される行為ですね。
実験器具でも行いますね。
アルコール消毒薬を利用されている方が多くいらっしゃると思います。
アルコール消毒薬で重要なポイントは濃度ですね。
対象の菌によって変動はするものの、80%台が効率の良い濃度とされています。濃度は高い方が除菌力ありそうですよね?
仮に100%のエタノールだと、すぐに気化(蒸発)してしまうので
滅菌力は減るんですね。除菌を考えるのであれば80%台がいいと覚えておくといいのではないでしょうか?
よくおトイレにアルコール消毒薬を設置している場合がありますよね?
手洗いをして手が水浸しの状態でアルコール消毒薬を使っても・・・
今のお話の通りですね。水によってアルコール濃度が下がりますので
除菌力は著しく下がってしまいますよね。
注意が必要です。
ご存じの通り、アルコールはウイルス表面にある油の膜を壊して除菌をしますよね?わたしたちの手、肌の表面も脂ですね?
除菌を丁寧にということでアルコール除菌薬を多用すると
お肌の脂も奪われてカサカサになる事例もあるようです。
ほどほどを心がけてくださいね。
手洗いでも除菌はできるのですから。
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