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保険診療と自費治療

がんをはじめ難病の多くには
皆さんが普段利用する 健康保険証を出して受ける 保険医療のみではなく

全額 自費で費用を拠出して受診する医療も存在しています。
もちろん保険が適応されませんので

検査代
診療代
投薬代

全てが自費です。
金額は高額になる場合が多くなります。

保険医療と自費診療の大きな違いは(わたし個人の見解です)

保険医療

対処療法(起きている症状を緩和する)

治療費が保険の適応によって減額される

医師が患者さんに対して行うのは診断 ⇒ 
診断に基づいて法律上、適応症という治療法が決まっている(優先度に基づいた選択肢はあり)

全国の保険医療機関で同じ医療が受けられる(病院によって提供される医療メニューが同じ、ただし設置機器などによる違いはあり)

わたしたちの日常は、この医療システムによって多くの恩恵を受けています。その上で・・・

がんをはじめとする難病の医療においては
保険医療が提供する「対処療法」では命の保全が難しいケースが多くあります。これは医師が悪いわけでも病院が悪いわけでもありません。

保険医療にはできないこともあるのです。

医師の中には海外などでの実践経験や知識により
対処療法 「以外」 の知識を有する方がいらっしゃいます。

根治治療

 というテーマです。(自費診療の目指すところです)

対処療法で見ている評価は 「症状」に対して「緩和」です。

根治治療は字のごとく 病気の元(根)から治すという考え方です。
もちろん見ている評価のポイントは病気の軽減と治癒です。


闇がある自費診療の界隈

いま申し上げた根治治療は医師が積み重ねてきた技術と知識あってこそのものです。知識だけを転用して模倣するケースもあるのでしょう。

業界におりますと・・・
消費者(患者さん)が高額なサプリメントを購入させられる消費者被害の報告も耳に入ります。

わたしなりに事例を分析しますと

自費診療の世界は玉石混交です。


このメッセージが伝えようとしているのは自費診療には石が多いから気を付けてください。というメッセージではありません。

間違いなく 「玉」を提供する医師が存在しています。

何をもって 「玉」とするのか?

治れば 「玉」なの?そう単純ではありません。
失礼な言い方ですが治ったのは結果でしかありません。

すべてが治療の恩恵だけではなく様々な行動選択の末に
治ったという事実があるだけです。

では?

多くの患者さんにとってがん医療は命の瀬戸際です。

河岸に留まるか
彼岸に旅立つか

自身やご家族に制限が多く選択の少ない 対処療法のベッドで最後を過ごす

自費診療には同じ目標 「根治治療」に向かうパートナーとして
医師と医療機関 そして患者さんがいます。

治療を受けるのか受けないのか
受ける治療はどのようなものか
過ごし方
死生観

患者さんが自ら選択できるかかわりがあります。

玉であるのか、石であるのかは
患者さんやご家族がかかわった経験として、どのように感じたのか?ということです。良かったと感じたこと、悪かったと感じたこと、すべてを思い返して納得をすることができれば、その経験は各人において玉なのだと思います。

わたし個人の見解で恐縮ですが
主治医とメインの治療がある上で
(検査を定期的に保険適応で行えるメリットは大きい)

セカンドオピニオンとして自費治療の選択をする
そのような考え方も良いのでは?と
自費治療を見てきた人間として感じます。

ただ、主治医 + セカンドオピニオンの治療にもメリットばかりではありません。

がんの治療はリスクだけを考えるのであれば確率の考え方も良いでしょう。

〇〇%の方に効果があります。

いまは隣の佐藤さんに効果があったとか、3軒先の田中さんが治ったとか
そんな話はどうでもいいわけです。

自分が治るのか。
ただ、それだけがテーマなのです。

だからこそ、多くの方に安定的な治療を提供する保険医療では
自身の命をつなぐことができない方が出てきてしまうのでしょうね。

治療をどのように組み合わせるのかも含めて選択なのです。
情報も人も出会いが肝心ですね。
良い出会いの背景には自身が積み重ねる判断材料としての基礎知識が必要になります。気配の察知ですね。

日の当たる医療 「保険医療」にも患者さんが求めるものと医療が提供できるものの不一致は存在します。

自費診療には 「闇」が存在します。
その一方で光り輝く医療の形を目指す医師もいらっしゃいます。
そのような医師に皆様も出会えるといいですね。

続く記事では自費診療を行う
ある医師の取り組みについて書いてまいります。

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tsutomu numakura
市販されていない希少な素材、特にきのこ素材に関心をお持ちの方はお声がけください。興味深い研究をされている方がいらっしゃいます。 サプリメントをただのビジネスツールとしてではなく、人間の体や健康を見ながら研究を重ねている方をご紹介したいと考えております。