【恋愛】我慢させる男の気持ち
【45号】
「仕事がんばってね」「無理しないでね!」「応援してるよ!」
何百回言ったかな、このセリフ。この言葉を言うたびにあなたの寂しさが一つ積み重なっていく。
この言葉の数=我慢の数になってないだろうか。
本当は、仕事じゃなくて、自分を見てほしい時ある。というより"わたしを見てほしい"って思ってしまうぐらい放置されてる時間が長い。
そもそも不安を感じていなかったら、”もっとわたしを見てほしい”、”もっと連絡がほしい”なんて思わない。
我慢が重なっていくと、"ワガママ"と"我慢"のラインがわからなくなっていって。
もっと連絡がほしい。
お茶でもいいからデートにいきたい。
声だけでもききたくて電話してほしい。
安心できる言葉や行動がほしい。
これらはワガママでも何でもない。友だちであっても普通にしてることで。生きる上での基本的なコミュニケーションだ。
こんな普通のコミュニケーションをしたいだけなのに、これに”重い”って言ってくる男は、”わかって”やってる。
理由は”連絡が煩わしいから”。
自分の好きなときだけ連絡がつけばいいって思ってる。あなたと信頼関係を築くつもりがそもそもない。
もし逆の立場になったとき、大事にしたいって思う人を数週間も何か月も放置ってできる?仮に仕事が鬼のように忙しいなら、その理由を説明して自分のことを”わかってもらおう”とするもんじゃない?
好きな人だったら一日に何回連絡がきても嬉しくない?頼まれてなくても連絡いれちゃわない?何が何でも時間捻出する工夫を考えようとしない?
仕事がデキるなら、なおさら報連相の重要性理解してるってもんじゃない?
しかしただただ音信不通。理由は”忙しい”。その男のことはキライになれないのに、”忙しい”って言葉をキライになる。
ハッキリ言って、その男は全部わかってやっている。
我慢させてることだって知ってる。待つのが辛いことだって承知してる。
それでもなお、不安をつくりだすことで、支配と依存の関係をつくっていってる。
”仕事に理解がなく、忙しい俺のことをわかってくれないワガママな女”なんだと、”重い”とか”俺のことわかってくれないの?”って言うことで、不安をあおり、コントロールしてくるのだ。
真面目な貴方はそれを真正面から受け止める。私がうけとめなきゃいけないって、器をおっきくしなきゃって感じてしまって。
こうして"支配"と"依存"の関係ができあがっていく。
それに素直に従いつづけると、男は”俺から離れていくことはないだろう”と安心しきるようになる。
それに対し、少し離れようとすると途端に焦る。その時の返信は鬼のように早かったりする。(連絡できるじゃん)
でも離れないことがわかって安心すると、またいつも通り。
このような人といて幸せだろうか。それをもう一度、冷静に考えてみる。自分のことって本当にわからないから、注意深く立ち止まることが必要。
だから、自分のことを思い出す時間をとってみる。
ちょうぢょは、これまでの客観的な事実・状況と、その時感じた感情、を詳細に書き出してみた。そして第三者的な目線でそれを読んでみる。何度も何度も。
渦中にいるときはわからなかった自分の状況がよく見えてくることってあって。
眺めてみると、自分の要望が通ったことなんてほとんどなかったりする。彼を軸にストーリーが動いていってる。
これを見るのもまた苦しいのだけど・・・。でも前に進みたいって思うなら自分との向き合いって避けてとおれなくて。
最終的に、自分と信頼関係を築く気がない人といることは、自分の幸せじゃない、そう思って、離れることを決められたのだ。
我慢の先に幸せがあるって信じてたけど、”我慢”って思う時点で、そもそもそれは幸せじゃなかった。
我慢を手放した時、あなたはより一層綺麗になって、輝ける時がくる。