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挑戦する姿勢を見てほしい/永留愛大

対馬トラッククラブ編集部です。
対馬トラッククラブは対馬で頑張る陸上選手を応援しております!インタビュー記事最終回は対馬高校陸上部永留愛大選手です!

自分の努力が自分に返ってくる

中学時代は、5番キャッチャーで打率は市大会で.370と野球でも大活躍だった永留選手。遠投では90mオーバーを投げる肩の強さを持っていて恐怖の強肩キャッチャーとして島外の学校から野球の推薦が来ていたそうです。

「野球は大好きだったし島外からいくつか推薦は来ていましたが、高校では自分が努力した分だけ、自分に返ってくる陸上に挑戦してみたかったです。また、対高の顧問に林田直人先生がいたことも大きかったです。」

自己責任の意識が強い陸上競技に興味を持ったそうです。また、投てきの専門家のもとで記録を伸ばしたいという気持ちが強かったそうです。

逆境から会心の投げ

高校3年間で一番思い出深い試合について聞きました。

「2年生の高校総体の6投目です。2投目に自己ベストを出してなんとかベスト8に残って、5投目まで記録が伸ばせず8位のままで追い込まれていました。しかし、最終6投目に向かう時は、投げの間に自分がやりたい動きにだけ集中して動きを作って、本番ではとにかくぶん投げようと思って投げました。そしたら最後に自己ベストをさらに更新して8位から4位に入って北九州大会に駒を進めることができました。とても嬉しかったです。」

追い込まれた時こそ、永留選手は真の力を発揮するのかもしません。

とにかく陸上が大好きな林田先生

「対高陸上部の良いところは少人数でみんなの仲が良いところです。そして、少人数だからこそ練習の量も質も得られます。また、林田直人先生が明るい雰囲気を作ってくれますし、とにかく陸上が大好きで選手たちの一人ひとりの練習を丁寧に見てくれます。また、個人個人で動画やメモをまとめてくれていますし、聞けばなんでも質問に答えてくれてとても助かっています。」

顧問の林田直人先生の良いところを教えてくれました。

最後の県高校総体に向けて

「まずは県大会を通過して北九州大会には絶対に進みたい。そして、北九州大会でベストな投げをしてインターハイを目指したいです。チームとしては競技レベルに差はあるけど、一人一人が過去の自分に勝つことを目標として頑張りたいです。それをみんなで全力でサポートできるようにしたいと思っています。」

また、永留選手は
「対馬から遠征に行くのはとても大変なんです。まず1度の遠征でお金がとてもかかります。また、急な天候不良で、移動が飛行機になったり、フェリーになったことにもあります。大会が終わったあと対馬に帰る予定が、天気が悪くて飛行機も船も欠航して、宿泊日数が増えてしまうこともありました。そんな中で、1足で数万円するやり投げスパイクを買ってくれたり、当たり前のように遠征や合宿に送り出してくれた両親には本当に感謝しかありません。そして、僕が挑戦する姿勢を見てほしいですし、最高の投げで恩返しできたらと思います。」

対馬のアスリートたちは多くの困難と立ち向かいながら、そして大きな支えを胸に陸上競技に取り組んでいます。

彼らの舞台が最高のものになるよう、応援していただけると幸いです。

長崎県高校総体まであと1日

永留 愛大(ながどめ まなと)
やり投 52m99
2005年4月24日生まれ、美津島町出身
鶏鳴小学校-雞知中学校
中学時代、5番キャッチャーで遠投は90mオーバー。
ジャベリックスロー県大会1位。
中学時代、名も無きぬいぐるみをめっちゃ集めていた。
好きなスポーツ選手は本田圭佑。

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