フェムシップの日
日本女性財団の活動報告会をしました。
8月20日はフェムシップの日でした。
日本女性財団は、2020年8月、
コロナ禍の真っ最中に生まれました。
そして、翌年、その翌年と、8月20日ごろに
関係者を集めて活動報告会をしてきて、
8月20日をフェムシップの日と決めています。
今年は、女性健康政策を
ずっといっしょに推進してくださっている
(2013年から10年以上)
自民党女性の健康PT(プロジェクトチーム)の
高階恵美子議員と相談し、
衆議院の第二議員会館会議室で、
財団の理事・幹事と、会員企業さんたちと、
連携団体の関係者が集まって報告会をしました。
実は広い会場をとりたかったがとれなかったのと、
(すでに国際会議の予約が入っていたらしい)
8月20日にしたかったので、
とりあえず私が今年春から夏にかけて苦労して作った
活動報告書と新しい財団パンフレットを使い、
関係者に活動のご報告をさせていただこう!と
50人の会場とオンラインをつないで報告会を行いました。
わたしが女性医療ネットワークの仲間の医師たちと
自民党の主な女性議員さんのところに押しかけて、
「女性の健康を支援する制度を充実させてください」
とお願いしてから10年が経ちました。
最初は、高市早苗さんが「それは重要。ぜひやりましょう」と
野田聖子さんにすぐに声をかけてくれて
「大事なことを政策や制度におとしこんでいくのが
我々政治家の役割だから」
と自民党女性の健康PTがたちあがりました。
やっぱり、プロなんだ!と感激したのはその時です。
政党や派閥が異なっても、大事と認識してもらえたら、
その実現への戦略はプロがわかっている。
流石だ!よくわからないけど、お任せしよう。
うまく行きますように~!
と祈って待つ日々でした。
しかし、野党の横やり(リプロダクティブライツ、
女性の権利を文言で謳わなければ制度化しても
意味がないという主張)が入り、頓挫してしまい、
その後もつねに外交問題、経済問題のほうが優先されて、
いわゆる「棚ざらし」「塩漬け」にされてしまって
10年が経ちました。
やっぱり日本は、女性のことは常に後まわしなんだなあ、
と忸怩たつ思いでこの10年をすごしてきました。
でも、現場の問題は次々起きています。
子どもや若者の貧困やうつ、虐待、女性の失業や
シングルマザーの貧困、産後のうつ自殺、更年期の離職、
ワクチンが止まって子宮頸がんがふえるいっぽう、などなど。
目先の問題はどんどん深刻化していく。
そして、どんどん生きづらくなって少産化は進み、
最低の出産数と出産率に~。
女性たち、特に若い女性や女の子は、
産みたくない、働きたくないわけではないのです!
たんにご縁がなくて独身でいる、
でも誰かが養ってくれればいいなあ、
という女性はたくさんいます。
機会があったら産んでみたい、
誰かと一緒に育てられれば、と考えてもいます。
じゃあどうして?いっしょに暮らせるパートナー
(もちろん異性でなくても)が探せない、
働いていたら子どもを産む年齢には遅すぎた、
経済的に制度的に
子どもを産み育てる環境にはない。
子どもをもっても
教育や養育にお金がかかりすぎる、
その上、母親がやるべき労働や、
背負う責任が大きすぎる、のです。
親として、社会人として、
どうしたらいいのかまったくわからないのに、
責任が個人に押し付けられ、
そのための教育や支援がないのが、今の日本の文化です。
今、あらためて私は、女性や若者が産み育て、
働き続けられるために、
まずは包括的性教育をはじめとする健康教育と、
医療相談体制と、検診サポートを充実するべきと言いたいです。
女性の健診も、男性と同じメタボ検診では足りなすぎる、
遅すぎる(女性は男性と違ってメタボになるのは50代以上です)。
プレコンセプションの健診として、
婦人科検診や、貧血、甲状腺、感染症、
メンタルヘルスの検診をやりましょう!
そして、性行動と人間関係の成熟と構築、
がんや感染症予防とワクチン、
栄養の必要性、身体的・精神的・社会的健康相談の窓口、
かかりつけ医制度をちゃんと、早く、作りましょう!
次は、11月18日に、できるかぎりの規模で、
国会内の女性健康政策勉強会&提言会を行います。
今度は300人の会場を取りました!
ぜひご興味のある方、支援や提言をしたい方はお越しください。
衆議院第二議員会館の大会議室、午後2時より5時です。
政局が動いていく中で、
「女性」と「健康」の教育・支援・医療・文化の
新しい在り方について、ご意見を結集したいと思います!
ご希望は日本女性財団ホームページをご覧のうえ、
https://japan-women-foundation.org/
日本女性財団事務局 Tel 03-5211-8522
メール iinfo@japan-women-foundation.org
にお問い合わせ、あるいは
参加・支援・協力のお申し出をお願いします。
現在、日本女性財団では、女性医療や法律相談資金のための
クラウドファンディングを行っています。
https://readyfor.jp/projects/femship3
こちらもよろしくご協力のほどお願い申し上げます!
* * * * *
対馬ルリ子の会員制オンラインコミュニティ「ohana*club」
https://w-wellness.jp/ohanaclub/
「対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座」
婦人科、産科、女性内科、女性泌尿器科、皮膚科、乳腺科のほか、未病を管理する腸内洗浄、漢方カウンセリングを備え、包括的女性医療を提供します
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ご予約はアプリで
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緊急避妊薬、頸動脈エコー、フェムタッチレーザー
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「女性ライフクリニック新宿伊勢丹」
自由診療のみ。新宿伊勢丹本館B2階にあり、予約なしで受診できます
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