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ケータイが見つかった(その日)

ケータイが見つかった。
失くしたその日に見つかった。

前回の記事はケータイが見つかる前に書いたもの。

ほぼ100%バスの中に置き忘れていると思ってはいるものの戻ってくる確証がないので、めちゃくちゃ焦っていた。

このまま戻ってこなくても死ぬわけじゃないと自分を安心させていたが、結構パニック気味で家族LINEに相談しまくった。

その1時間後くらいに母から「見つかったよ」とラインが入った。
バス会社から連絡先として伝えていた母の携帯電話に着信があった。
本当に見つかって良かった。

バスが営業所に戻ってくる午後8時くらいにケータイを取りに行くことになった。
営業所は、自宅前のバス停からバスで30分ほどの場所だ。

バスの発車時刻をパソコンで確認し、午後7時くらいに出るバスに乗ることにした。
家族LINEにて「菓子折りを準備しなさい」というアドバイスを受けたため、バスが来るまでに調達することにした。

菓子折り調達

菓子折りといっても、時間的にコンビニで買うことにした。
1000円くらいのクッキーの箱が売っていた。
多分こういうのが菓子折りっぽい。
でも、箱がなんとなく地味で大きすぎる。

コンビニで20分ほど悩み、美味しそうな贅沢カントリーマームにした。
箱入りじゃなかったので「菓子折り」という言葉からすると適していないが、結果バス会社の人が喜んでくれたのでよかった。

営業所へ

営業所へ向かった。
時間が遅いので職員用出入り口を使うように言われていた。
職員用出入り口から入ると、おじさんが3人くらい。
ちょうど同じくらいのタイミングで営業所に入ってきた運転手が私のケータイを持っている。

「あー、あなたのね」
私のケータイを持った運転手の後ろから紙を持った人が一人出てきた。
氏名、住所、電話番号、印鑑をしてケータイが帰ってきた。

お礼を言って、営業所を出た。
外は大雨だ。
営業所についた時も相当降っていたが、強さが増している。

雨のバス停

バスが出るまで1時間。
屋根付きのバス停で龍角散のど飴を舐めながら待つ。
偶然、大学の写真部の同級生がバス停にいた。
同じサークルではあるけど、私はとうに幽霊部員なので4月ぶりの再会。

話すこともそんなになくて、度々無言になる。
最初は「雨強いね」「寒いね」みたいな会話だったがバイトや学部の話になり、気づけばバスが来ていた。

ケータイを失くしたから久しぶりに同じサークルの人と話せた。
少しのラッキーでこの日の残念は中和された。

反省

ケータイを失くさないように気を付ける。
・移動するときや席を立つときは、忘れ物がないか必ず確認する。
・ケータイや財布など大事なものは鞄にいれる。
何か別のことに集中しているときほど、上のようなことができない。
いつでもできるようになる。


今回ケータイを失くした私を助けてくれた、
周りの人
家族
お巡りさん
バス会社の方

皆さんありがとうございました。

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