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孤独と三味線
※題名は私自身がどうと言うモノではございません。ご安心を!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
えー。お恥ずかしい話、ネタ切れ、時間切れ、体力切れで全くnoteを書く気になれませんでした(笑
日本人は、生きているだけでお金がかかるので、仕事ばかりしていたら、睡眠時間も削らねばならぬほど追い込まれていました。家賃稼ぐのも大変だ💦
さて、なぜ今更『孤独』をお題にしたかと言いますと、お稽古を休まねばならないほど仕事とプライベートに縛られてしまい、いろいろ思うところがあったので、書き出すことで一度外に出してしまおうと言うお話です。ほんの少しでも共感してくださる方がいらっしゃったらホッとする「かも」してません。
鍛錬する時は、どんな競技であれ楽器であれ『独り』にならざるを得ません。スキルアップするために同じフレーズをなん度も繰り返したり、想いを込めて唄うように演奏したり、大会や舞台、師匠に見ていただいたりするために自己鍛錬する時は大抵ひとりですよね。グループレッスンなんてこともありますが、合奏するにしてもやはり前段でひとり黙々と練習するモノです。センスがあってなんでもこなせる方がいるかもしれませんが、ほんの一握りかな、と私は思うのです。
『孤独』
孤独とは、他者とのつながりがなく、孤立している状態や感じる心情を指します。自分一人だけの状態、または社会的な関係が欠けていることからくる寂しさや、孤立感が伴います。ただし、孤独は必ずしもネガティブなものではなく、自己を見つめ直す時間として感じる人もいます。人によっては孤独を好んだり、自分の内面と向き合うための貴重な時間と捉えることもあります。
by chatGPT
どうやらただ『ひとり』でいることを指すわけではないことがわかりました。『自分はひとりだ』と思う心情を指すモノだそうです。つまり、ひとりでいても「誰かと社会的に繋がっている」と感じている時は孤独ではないのだそうで。
社会的繋がりを考えると、私には師匠がいるし、SNSで盛り上がることのできるお友だちがたくさんいます。(お相手がどう思っているかは別ですがw)
「圧倒的な練習不足」を実感した時、孤独が目の前をチラつくことってありませんか?自ら選んだ道なのに、自分の進歩が感じられない時、周りから遅れていると感じる時がありませんか?いままさにこの状態でして。
三味線の時間を作るために、今まで続けてきた活動を断捨離して距離を置くことも、付き合いのあった仲間との距離感から孤独感が生まれるし、どんどん上手くなっていく周りの皆さんをみて焦りを感じるし、師匠に成果を見せられずに「はい、今日はここまで」っとお稽古が終わる瞬間にも悔しさや寂しさが現れて、「なんでこんなにできないんだろう」と感じた時、『孤独』が目の前をチラつくのです。
昨日、お稽古で背中を押してもらえる出来事がありました。自分なりに「音は出せなくとも指の動きを鍛錬したり、唄を口ずさんでなんとなくフレーズを意識したり」三味線に触れなくともできることをと毎日事切れないように頑張ってきたつもりでしたが私の中では全く進歩が見えなかったのです。そんな時、「めちゃくちゃ上達してますね!!」と励ましてくれる人がひとりでもいると、目の前にあった『孤独』は突然姿を消して、なんだかちょっと気が楽になるものです。
昔は、流派を越えて交流することはなかったそうです。今よりもっと孤独を感じる瞬間が幾度もあって、お客様に演奏を聞いてもらいながらその孤独と向き合い、沢山の名奏者が生まれたのでしょう。単に比較したら失礼とは言いつつ、自分はまだまだぬるいところで憔悴しているなぁ、と感じました。
足りないながらも補える何かを自分の中で作って、せめて半歩前に進む努力を続けて、チラつく孤独を払拭しながら進んでいきたいものです。地域のお友だちにもそろそろ演奏を聞いてもらえるように積極的に外で弾く回数を増やさにゃなりませんね。
なんのゴールもない投稿になりましたが(笑)、本年もコツコツ投稿、演奏を続けて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。