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新年と津軽三味線

新年おめでとうございます。

だいぶ投稿をおろそかにしておりました。

お恥ずかしながら仕事の方が上手くいかず、単に繁忙期というよりは、手戻りを繰り返しつつ、無駄に時間を食い潰すような仕事に悶々と苦しい日々が続いておりました。残念ながら仕事的には年明けできておらず、まだまだ引きずっております。

とはいえ、合間を縫って『テーマを決めて』短時間でもできる練習をコツコツと続けております。今日は撥付けだけ、今日はカマシだけ、今日は1の糸の運指だけなど、出来ることはかなり沢山あります。

昨年前半は『挑戦』の歳でした。大会に出たり、人前で演奏したり。多くのチャレンジがあった反面、後半は燃え尽き症候群なのか、なんだか人と接するのが億劫になり、テーマを見失ったまま繁忙期に突入して尻すぼみに終わってしまいました。おかげで新しく覚えた曲も少なく、兎年にはあまりにつかわしくないジャンプアップのない年でもありました。

今年は『丁寧に』をテーマに、昨年できなかった挑戦も継続してみようと思います。

というのも、昨年11月のお稽古で『音が雑、異音がする、ツボがずれている』という3点の指摘を師匠から頂きまして。自分でも気にはしていたものの、見て見ぬ振りというか、まぁいっかと後回しにしておりました。こういう姿勢って曲に現れますね。1曲丸っと録音するとなんだか耳障りです。何より、三味線を始めたばかりの頃の情熱も曲からは感じないし、エゴイズムばかりが目立ちます。仕事の合間に自分の曲を聴くたびに『情けない』と痛感しておりました。

今の自分のレベルで大会に出るなんておこがましいなぁ、と思うくらい雑で情熱のない、ただ音をなぞった曲なんて誰の心にも響きません。自分の思いと津軽への想いを込めて下手でも聴いていただける曲とはなんだろう?そんなことを思いながら出来ることからコツコツと、直せる癖からコツコツとひとつずつ修正して気持ちのこもった音が出せるよう1年間しっかり精進したいと思います。今年の年末、どのくらい音が丁寧になっているのか、成長がないのか(笑)、この1年皆さんに見て聴いて頂けたら幸いです。

1人でも多くの方に津軽を感じていただけるようにしっかり自主練し、師匠や様々な先生、先輩方の演奏を見盗って糧にしたいと思います。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m

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