2歳馬たちの現況(終わり):一口馬主日記~いつか俺も馬主に~157
前回に続き、社台サラブレットクラブで出資している2歳馬の現況を見ていきたいと思います。
続いては「エミーズスマイルの20」です。
こちらは二次募集で出資できたお馬さんなんですが、元々は近親の「スクラッタの20」狙いだったんですよね(笑)
(その時の詳しい顛末は…↓こちらの記事をぜひご覧ください)
ちなみに、こちらも社台ファーム育ちで、現在も社台Fで調教をつけられています。
このお馬さんも、4ヶ月ほどで30kg以上馬体重を増やし、1月7日現在で469kgと順調に成長しています。
レポートによれば、1月には坂路コースで「週2回、各2本」の「週4本」調教がスタートしているはず。
1月19日の坂路調教の様子を動画で見ることができますが、若干頭の高い走りとは言え、しっかりと最後まで駆け上って来る姿に好感が持てます。
12月にはすでに坂路で15-15ペースの時計を出していたということで、5月11日という遅い生まれにしては、かなり順調に調教が積めているのではないでしょうか。
調教コメントで1つ気になる…というか、興味深いのは、
「坂路に入らない日は周回ウッドチップコースでは3000mの長めの距離を乗っています。」
…という箇所。
結構長めの距離を走らせる…ということ自体にどういう意味があるのかは、素人にはよくわからない部分ですが、もし将来的に「長めの距離を走らせるようにする」のが狙いだとしたら、面白いですよね。
なぜなら、このお馬さんのお父さんはマインドユアビスケッツ。
アメリカ産で、アメリカとドバイのダートGⅠを勝っていますが、活躍した距離は1200M-1400Mあたり。バリバリのスプリンターだからです。
母父がアグネスタキオンなので、実際の距離適性がどう出るのかは分かりませんが、1000M-1600Mの芝・ダート兼用で走ってくるようなイメージでしたから、長めの調教の意図がどこにあるのか、機会があったら確認してみたいところです。
マインドユアビスケッツ産駒については、正直当初は全く候補に入れていませんでした。
一口馬主となるからには、やはりクラシックを狙いたい。
そうなると、芝の中長距離適正が見込める血統のお馬さんに出資したいですから、ダートのスプリンターであるマインドユアビスケッツ産駒は当然候補から外しました。それも速攻外してました(笑)
それだけに、社台の二次募集の電話で、このお馬さんをオススメされたときには正直…かなーり迷いました。
ただ、産駒は2020年産まれの世代が第一世代ですから、まだ仔馬にどのような適性が受け継がれるのか、全く検証はされていないわけです。
ひょっとしたら…サンデーサイレンスのような活躍を見せてくれる可能性もあるわけですよ!
未知な魅力はたっぷりの種牡馬ですから、当然期待は大きいです!
母系はダートでの活躍馬が多いイメージですが、お母さんのエミーズスマイルはアネモネSを勝って、桜花賞にも出走しています。
デビューと初勝利はホッカイドウ競馬で上げていますが、その後ホッカイドウ競馬所属のままJRAに挑戦して、桜花賞に出走するところまで辿り着いたんですね…
ちなみに、桜花賞は5番人気で15着に負けてしまいましたが、この時に勝ったのがダイワスカーレット!2着はもちろんウォッカ!…すごい世代だったんですね…
ダイワスカーレットをPOGで指名したことが、いま一口馬主をやっているきっかけの1つになったことは間違いないですから、何か縁を感じてしまいます(笑)
将来的には、芝のマイルあたりで大きなところを狙えるようなお馬さんに成長してくれれば…と思いますが、もちろんダート馬だったとしても、交流重賞とかをバンバン勝ってくれるようになってくれたら、楽しいですよね!
どちらにしろ、身体が丈夫でないと何も始まりませんから、健康に気をつけて大きく育って欲しいものです。
夏以降の2歳馬たちのデビューが、今から待ちきれません!!
次回へ続きます。
以上、鶴岡一之介(鶴)でした。
(画像は、開門直後の中京競馬場ペガサススタンド)