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ジルバーンに会いに行く:一口馬主日記~いつか俺も馬主に~153
これを書いているいま、私は名古屋駅から新幹線に乗車し、東京へ向かっています。
1月30日(日)18時ちょっと前。
様々な余韻が身体中を駆け巡っておりまして、アツいです(笑)
名古屋に来たのはいつぶりでしょうか…
コロナの前であるのは間違いないんですが。
はっきりとは思い出せません(たぶん仕事でしたが)。
今日まで、そして道中も、感染予防に努めながら、初めての中京競馬場へ行ってまいりました。
朝6時48分に東京駅を出発し、中京競馬場には9時過ぎに到着。
1Rの出走は10時でしたが、発走前からパドックの最前列に陣取り、我が愛馬ジルバーン(←註:一口の出資馬です)との初めての対面に心を踊らせていました。
待っている間は、寒空のもと、冷たい風が微かに吹き続け、とても寒かったのを覚えています。もう、遠い過去の出来事のようです。
1R発走直前になって、2Rの出走各馬がパドックに続々と姿を現し始めました。枠順通りに1番、2番、3番と…ジルバーンは10番です。
そして。
ついにジルバーンが登場!感動の対面を果たしました!
でも、ジルバーンは至ってクール(笑)
こちらのことなんて見向きもしてくれません。
黒光りのするピカピカの馬体。調子は良さそうです。
そして、気を散らすことなく集中しています。
周回を重ねるごとに、気合いも出てきたようです。
やがて、「とまーれー」の合図とともに、横山ノリさんが登場。
相棒を背中に乗せ、そのまま落ち着いた様子で地下馬道へ消えていきました。
その間ずーっと(ジルバーン、がんばれ。がんばれ!)と唱え続け、ノリさんが登場してからは(ノリさん、頼む…)と祈り続けていました(笑)
馬券も当然買ってはいましたが、なんかいつもの競馬とは全く違う緊張感。
発走時刻が迫ってくると、徐々にふわふわした感覚に囚われ、本当に現実に起きていることなのか…正直わからなくなっていました。
やがてレースがスタート。
いつもの通り、のそっとした感じでゲートを出たジルバーンは、それでもこれまでの3走に比べたら前の方でレースを進めます。
道中は、速くもなく、ゆるくもない流れ…に見えます。
好位の外側を、気分良さそうに走っているジルバーンの手応えは、かなり良さそうに見えます。
ただ…4コーナー手前で、外側から一頭捲くってくるお馬さんに、一瞬かわされそうに。
そのまま、捲られたら、内側に閉じ込められてしまう…!
しかし、ノリさんは落ち着いて追い出しを始めると、ジルバーンは激に応えてギリギリかわされずに4コーナーを一緒に上がって来ます。
そして力強く坂を登ってくると、逃げていたお馬さんを捉えて、さらに突き放し、いい脚で追い込んでくる別のお馬さんの追撃を封じ込め、先頭でゴール!
4戦目にして、初勝利を上げてくれました!!
ご時世的に、声を出すことは憚られたので、最後の直線はただただ祈るだけでした。
でも、ヒヤヒヤするほどでもなく、まさに完勝。
426キロの小さな馬体のどこに、そのパワーを秘めていたんでしょうか。
そして…ジルバーンはあっという間に視界から消えていきました。
(勝った…勝ったんだ…!)
緊張から解き放たれたからなのか、身体から力が抜けていくような感覚。
静かに喜びに浸りました。
一口馬主となり、初めての愛馬で勝利を経験できたことは、奇跡に近いと思います。
しかも、それを目の前で見ることができました。
本当に幸せです!!
何より、1勝できたことで、未来への展望が開けました!
1ヶ月半の間に立て続けに3走しましたので、まずは身体を休めて、疲れをとってほしいと思います。
そしてまた、次なる戦いに…!
…と、いまだけは感傷に浸らせていただいております(笑)
次回から、また詳しくレポートしていけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
とりあえず、「一口馬主日記」でやっと「一口馬主初勝利!」の報告ができましたー!…の回でした(笑)
次回へ続きます。
以上、鶴岡一之介(鶴)でした。
(画像は、本日の主役:ジルバーン号の登場を待つパドック)