「一人前の広報PR担当者」になりたいんだけど、そもそも広報PRの「一人前」ってなに!?
こんにちは、ディアメディア広報担当の鶴見です。
ディアメディアは5月から、「コンテンツデザインマスター+プロ講座」をはじめました。私も新米広報PRとしてこの講座に加わりながら、「一人前の広報PR担当者」になるために、そして「PR脳」を手に入れるために、広報をイチから学んでいます。
せっかくなので、その講座での学びをこのnoteにも残していこうと思っています。
と、その前に。
一人前の広報PR担当者の「一人前」って、そもそもなんなのでしょうか?
広報PR担当者には、どんなことが求められていて、どんなことができるようになったら一人前なのでしょう。
広報PR担当者には一人前の定義がない!?
以前「業務範囲が超広い!広報担当者の仕事内容を整理してみた」というnoteで、広報PR担当者の業務内容をまとめてみました。
ただし、これはあくまでも「広報担当者がやることリスト」なので、これらすべての業務ができたからといって一人前とは限らないですよね。
例えば、プレスリリースが書けるだけでは意味がなく、目的に沿ったストーリーが伝わるプレスリリースを書くことができなければ、広報PR担当者としては不十分。つまり、プレスリリースを書けることは必要なスキルだけれど、そのスキルがあるからというだけでは広報担当者として一人前かどうかはわかりません。
これから広報PRを学んでいくためには、どんな業務がどのレベルでできたらいいのか理解したいし、目指す姿があった方が確実にかつ早く習得できる。ところが、意外にも広報PR担当者には一人前の定義って見当たらないのです。
ということで、ディアメディア流広報におけるレベル別チェックリストの一部を公開します。
広報PR担当者のレベル別チェックリスト例
【エントリレベル】
〜指示されたことを的確に遂行できる〜
□ プレスリリースを適したフォーマットで書くことができる
□ 社内の適切な人から、適切な情報収集をすることができる
□ プレスリリースの配信フローを滞りなく行える
□ 自社で活用している広報ツール(ブログやSNS、イベント等)を把握し、発信できる
□ 取材対応ができる
□ イベント運営ができる
【ミドルレベル】
〜自分のタスクを「消化」から「昇華」へ〜
□ ストーリーが伝わるプレスリリースを書くことができる
□ 社内から適切な情報収集を事前に行える
□ ターゲットメディアと良好な関係性を維持できる
□ 取材時対応により枠や尺を増やせる
□ 効果測定から次の施策を考えられる
□ 時流を掴み、かけ合わせた発信ができる
□ 業務フローを整理し、運用できる
【ハイレベル】
〜会社にとってのベストを理解し、自ら仕事を創り成果へ繋げられる〜
□ 経営戦略に基づき広報戦略を立てられる
□ メディアリレーションを楽に作ることができる
□ 成果を自ら設定し、達成できる
□ 自社と、それを取り巻く環境を第三者視点で捉え、戦略に合わせた発信ができる
□ 常にプランBがある
□ 攻め/守りとも社内を巻き込み運用できる
□ ひとつの施策の副次的効果まで設計できる
広報PR担当者の多くはキャリアに悩んでいる!?
実はこのリスト、代表の味岡がコンテンツデザイン講座で参会者向けに作ってくれたもの。なんでも、これまでたくさんの広報担当者さんとお話ししてきた中で、「キャリアが見えない」と悩んでいる広報PR担当者の方がとにかく多いのだとか。
そう言われてみると、確かに自分自身にも思い当たる節が…。
「広報の仕事を通して、どんなことができるようになっていたいのか。」
「広報の仕事ができるようになることで、将来どんな自分になりたいのか。」
ここに関しては、あまり深く考えたことがなかったのです。
(なぜなら、ディアメディアには「味岡と働きたい!」という想い9割で入社しているので…^^;)
「エントリーレベル」「ミドルレベル」「ハイレベル」というように、このように改めて定義を設けて比べてみると、自分の現在地がわかり、目指す姿とのギャップも明確になります。これで私も迷子にならずに、ゴールを設定して進んでいけそう!
次は、広報PR担当者が持つべき「PR脳」についてまとめようと思います。
それではまた次回。
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