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多様な美を全方位から提案する『ビューティアドバイザー』とは — 第17回ツルハグループ トータルビューティコンテスト世界大会のレポート(受賞者の声を中心に)

トータルビューティコンテスト世界大会。トータルビューティとは?世界大会?タイトルからして様々と浮かぶ疑問を胸に抱きつつ、ツルハグループの中でもひときわ盛大に行われると噂の競技大会を取材してきました。多様性を楽しむ時代に、パーソナライズされた美しさを全方位から提案できる『ビューティアドバイザー』の実力をご覧ください。




札幌の中心部、駅前通りを南にまっすぐに進み、すすきのを抜けた突き当たり。緑豊かな中島公園の一角に、「ツルハグループ トータルビューティコンテスト世界大会」の会場となる札幌パークホテルが建っています。今年で築60年を迎える老舗ホテルは、本コンテストの開催場所として関係する方たちには最早なじみの場所となっているようです。


世界大会。その名にふさわしい熱気


今年で17回目を迎える「ツルハグループ トータルビューティコンテスト世界大会」は、ツルハグループの店舗に在籍する『ビューティアドバイザー』の技術を競う大会。今年は、グループ全体で2,293名が参加して1次大会、2次大会が行われ、最終的に勝ち残った代表者36名が、この会場で頂点を目指すために競技を行うとのこと。

エスカレーターを登り、会場となる3階パークホール前のロビーに到着してまず驚いたのは、人の多さ。スタッフを合わせておよそ500名ほどでしょうか。参加者36名と聞いていたため、この人数は予想外でした。なぜこれほどの人が集まっているのか、全体を見守る大会の責任者 株式会社ツルハホールディングス 執行役員 グループ能力開発部門担当 能力開発本部長 の木根(きのね)さん にお話を伺いました。

大会責任者の木根本部長。歴代の受賞者タペストリーの前で

——ものすごい人数、そして熱気ですね

木根:
本当に凄いですよね。実は代表者を応援するために、店舗のメンバーやエリアを統括するスーパーバイザー、化粧品部門の担当者を育成するビューティスーパーバイザー、それぞれのグループの上長や社長など沢山の人たちがここに集まっているんです。全社を挙げた盛り上がりがある、それがこの大会の良いところなんですよ。 


——応援団!それでこの人数なんですね。世界大会という名前も気になりました

木根:
現在はタイにグループ会社がありますので、文字通りの意味で世界大会なんです。今回も代表者の中にタイから勝ち抜いた方が居ますし、第15回の最優秀賞はツルハタイランドの代表が受賞しました。今後も世界中に広がっていくことで、より多様な美を競うユニークなコンテストになっていくのではないかと期待しています。


——タイトルのトータルビューティとはなんですか?

木根:
いい質問ですね。実は、この大会はただ単に美しさを競う大会では無いんです。店舗で実際に働く化粧品担当者に求められる技能は、メイクの上手さだけではありません。お客様それぞれの美しさを引き出すことができる提案力や、お客様に感動を生む接客応対力も必要です。それで、3つの技能をバランス良く身につけてほしいという願いを込めて、当初から使用していた『メイクアップコンテスト』という名前を、第14回から『トータルビューティコンテスト』という名称に変更しました。



“トータルビューティ”コンテスト 受賞者の声


大会は盛大なオープニングセレモニーからスタート。各店舗からの応援ビデオメッセージの上映や、スポットライトと歓声を浴びながらの選手入場、スマートフォンを使って会場の全員が参加できる審査などなど、5時間に及ぶ大会の全編に渡って様々な演出があり、応援する私たちも参加者同様に熱くなれる瞬間がたくさんありました。今回のこの記事はコンテストの各受賞者の声を中心にお届けしますので、その熱気の全てをお伝え出来ずとても残念です。ただ、これだけは言わせてください。「これはもう公開イベントにした方が良いのでは」と感じてしまう素敵な体験でした。

尚、コンテストの実技の内容や審査のレギュレーションなどの詳細を知りたい方は、ツルハグループ レデイ薬局のnoteに詳しく書かれていますので、どうぞそちらもご覧ください。


さて、ここからは各受賞者の声から、トータルビューティコンテスト世界大会の真価を発見していきたいと思います。


最優秀賞:ウェルネス すずきさん

株式会社ツルハホールディングス 鶴羽 順 社長 から
トロフィーを受け取るすずきさん

——最優秀賞おめでとうございます!コンテストへの参加を決めた理由をお聞かせいただけますか?

すずき:
参加理由は、自分自身のスキルアップのためです。ここに来るまで、各化粧品の研修やカウンセリングトレーニング、メイクトレーニングなどを受けてきました。実際のところ、そういう教育が普段の業務にとても役立っていると感じていますし、普段の業務の積み重ねが、このコンテストの結果に繋がったとも感じています。


——普段の業務に繋がっているというのはとても素敵ですね

すずき:
はい。私たちの働いているドラッグストアは、毎日多くのお客様が気軽に立ち寄ってくださる場所です。私たち化粧品担当者は、そうしたお客様の何気ないお悩みやご要望を聞ける立場にありますので、できるだけ的確に応えたいと思いスキルアップに努めています。


メイク後のプレゼンテーションを行うすずきさん


——出場にあたって店舗の皆さんからの応援も沢山あったそうですね

すずき:
そうですね。スタッフからは常に励ましの言葉をもらって、熱く応援してもらいました。また、私がこうした活動をすることで、少なからず業務の負担をお願いすることになるのですが、皆で十分に活動できるような体制を作ってくれました。本当に感謝しています。


コンテストへの参加がスキルアップに繋がり、日々の業務によい影響を与えている。その積み重ねが最優秀賞という結果を生んだ。とてもシンプルに答えてくださいましたが、このコンテストの真価を見ることが出来たように感じます。


優秀賞:ツルハドラッグ あそさん

表彰状を受け取るあそさん


——優秀賞おめでとうございます!今回のコンテストへの参加にあたって取り組んだことはありますか?

あそ:
店舗の化粧品会員様のうち約80名に、世界大会への出場が決まったことをご報告させていただき、その際に眉(今回の大会の重点課題のひとつ)のモデルになっていただけませんか?というお願いをしました。結果として約30名の方にご協力いただくことが出来、それぞれにあった眉のアドバイスをさせていただくことで『特訓』できました。


——お客様の協力があっての受賞なんですね!

あそ:
そうなんです、皆さん時間を作って店舗に来店してくださり、眉モデルをしてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。それ以外にも、1,600人以上いる店舗の化粧品会員様への接客の中で、いろいろな年代でのお悩みに応えてきた経験が、今回の受賞に繋がっていると感じています。もちろん、店舗のスタッフも私の特訓のために様々な協力をしてくれましたし、近隣他店の化粧品担当者さんからの応援の言葉や、ビューティスーパーバイザーからのアドバイスなど、数え切れない励ましやサポートをいただきました。本当にありがとうございました。


——普段の接客に本気だからこそ受賞できたんですね。ちなみにビューティスーパーバイザーってどういう方なんですか?

あそ:
ビューティスーパーバイザーというのはツルハグループ独自の制度で、化粧品担当者をエリア毎に育成してくださる方たちです。商品について知るための勉強会や、研修などを計画してくださったり、スキルアップのために様々なアドバイスをくださったりします。


プレゼンテーションをするあそさん


——ツルハグループがビューティケアの分野にかける思いの強さが感じられますね。お話をきいて、ドラッグストアの化粧品担当ってとっても凄いなと感じました。

あそ:
ありがとうございます。ドラッグストアはメーカーにとらわれず、店舗にある沢山の商品の中から、お客様に一番合った商品をご提案できることが、他業種にはない一番の強みだと思っています。さらに、同僚にも素晴らしい化粧品担当者がいて一緒に働けること、調剤や医薬品、健康食品のスペシャリストも在籍しているため、従業員全員でお客様の生活をトータルでサポートできることに、ドラッグストアで働く大きな価値を感じています。


トータルビューティとは、お客様の生活全体をより美しくすることなのかもしれない。そんな風に思えるコメントをいただきました。ドラッグストアならではの化粧品担当者の強みを知ることが出来ました。


準優秀賞:ツルハドラッグ にったさん

カウンセリングに基づいてメイクをするにったさん


——準優秀賞おめでとうございます!出場を決めた理由を教えていただけますか?

にった:
日々、来店されるお客様への肌診断やカウンセリングを行い、様々なお悩みを持っておられる方々とお会いしているのですが、一人ひとりと真剣に向き合って、最善と思えるメイクを心がけてアドバイスすると、皆さんが本当に喜んでくださるという経験が徐々に増えていき、私自身の自信にも繋がっていました。それを皆さまの前でぜひ披露したいという思いから、出場を決意しました。


——お客様の毎日の反応が自信に繋がっていったんですね。すごい

にった:
はい。こうした賞をいただけたことで、お客様一人ひとりへの丁寧な接客が、やはり間違ってはいなかったということを実感でき、とても嬉しいです。


プレゼンテーションをするにったさん


——接客の中で特に心がけておられることがありますか?

にった:
お客様のお悩みやお好みに共感するということですね。打ち明けてくださった言葉を大切にすることで、基本を大事にしながらも、その方にぴったりと合ったアドバイスにつなげていくことができていると思います。


毎日の業務で得た自信が原動力となって、コンテストへの出場から世界大会での準優秀賞という結果へと繋がった。このコンテストが、お客様の価値観ともぴったり合っていることが証明されるエピソードでした。


その他の受賞者の皆さんのコメント


35分間の限られた時間の中で、お客様に綺麗になって楽しんで喜んでいただくというこのコンテストの取り組みは、実際の店舗での接客時にも、短い時間でお客様を更にキレイにすること、お悩みに対するアドバイスを短くわかりやすく伝えること、気持ちよい時間を過ごしていただくために自分自身の所作や言葉遣いなども意識することなど、本当にいろいろな面で役立っています。

—努力賞:ツルハドラッグ たかださん

昨年は入賞できず悔しい思いをしたので、今年こそはという思いで出場しました。仲間同士で接客を行い、接客される立場になって言葉や動作など良いところを吸収させてもらいました。また、日々SNSをチェックして、お客様の様々なお悩みやご要望を叶えることが出来るように取り組みました。知識が増えると伝えたくなりますし、技術が上がると実際にやってみたくなるので、日々来店いただくお客様にも還元できていると思います。実際に、出場するにあたっては、お客様から一番多く応援の言葉をいただきました。

—敢闘賞:ツルハドラッグ そうまさん

初めての出場で不安や心配が大きかったのですが、日頃の自分の接客を振り返り、より良くするとても良い機会となりました。世界大会出場が決まってから、メイクの実践の機会を増やすため、お店でどの色にしようかと迷っているお客様には「試してみませんか?」と積極的に声を掛けて、気軽にタッチアップする(お客様に直接メイクをしたりアドバイスを行うこと)という取り組みをしました。他にもYouTubeのメイク動画を参考にしたり、店舗のアイテムの強みや特徴なども復習したりと、今までに無い学びがたくさんありました。

—素敵な接客応対賞:B&Dドラッグストア かわばたさん


受賞者のみなさん

これはお客様のためのコンテスト


今回は受賞者にのみお話を伺いました。でも、それぞれのコメントに耳を傾け感じたのは、きっとこのコンテストに参加する全ての人が、一人ひとり、普段店舗で接客するお客様の顔を思い浮かべながら、スキルアップを目指しているということ。この大会の熱気の正体は、もしかするとそんな思いの積み重ねがあるから生まれているのかもしれない、と思いました。次に店舗に行ったときには、接客の様子をこっそり見てみようと思います。

大会出場者の皆さん

さて、このコンテストでは、ツルハグループ各社の経営陣が現地に直接出席し、自ら審査を行っていたのも印象に残る場面でした。常にお客様・現場・店舗を第一に考える、ツルハ創業者の考えが、こうしたところにも息づいています。ツルハグループをより深く知るため、ぜひ来年も参加して、より深いレポートをお届けしたいと思います。


(編集部)

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ツルハグループ公式note