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鹿児島で全く知らないバンドのライブに行ってきました。
ノープラン鹿児島旅行(3泊4日)にて、絶対に行こうとしていたヒトリエにとって縁のあるSRホールへ。
特に予定もなかったのと当日券販売の紙を見て、誘われるように入場してしまった。
熊本のガールズバンドEARTAGのツアー初日とのこと。
EARTAGのサブスクを聴きながら待っていた。
勿論初のSRホール。思ったより箱のスケールは小さいけれど、とってもいい雰囲気だ。
ドリンクカウンターにAge FactoryのバンTを着たお姉さんと少し話した。
(同い年で今回のEARTAGの鹿児島ツアーに呼ぶバンドのブッキングもしたらしい…凄い)
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そんな最高のライブハウスで出会った5バンド(EARTAGを含む)のかるーいライブレポ。
L'aube(ローブ)
というギタヴォ女性と男性3人の4Pバンド。
この日が初ライブだったらしい。
きのこ帝国のロンググットバイをSEとして登場。1曲目から独特なテンポと肩を揺らしたくなるミドルテンポの曲で心掴まれた。
4曲目にはハードロックな曲はあったが、美しいメロディーと綺麗なヴォーカルが織り成す曲はどこか夜想曲のようなかんじ…。
これからどんどん取り上げられて欲しい。
Continue Moment
男女混合4人組だが、ギタヴォ(女性)、ベース、ドラムス、ヴォーカル(男性)という音数はスリーピースというななが面白い構成。
リハを終え、ギターとドラムスのみのセッションでベースははけ、3人でのみの演奏がスタート。
ツインヴォーカルなのだが、どちらもお世辞抜きに歌がとてもうまい。
そして驚くべきなのがどちらもが主旋とハモリを務めること。
妹のことを歌ったという儚くも熱いバラード「あなた」という楽曲や、The Acousticsというバンドの影響を受けたというボサノバチックな楽曲「旅人?」などほんとに曲の幅が広い。
これでまだ2回目のオンステージなのだから驚かされる。聞いてて楽しかった。
kuromaru.
「今日一番カッコイイライブやりに来ました!」と高らかに宣言した鹿児島Kuromaru.前の2バンドとは明らかにライブ慣れしており、ファンも一定数いる為、ホームのような雰囲気さえあった。
骨太なロックサウンドをかき鳴らすスリーピースで、個人的に最も好みなサウンド。
ドリンクカウンターのお姉さんからヴォーカルギターがAge Factoryのファンと伺っていた。それがよく分かったのが「Night Walk」という曲だった。
どこかAge Factoryの「Blood in Blue」を感じふ疾走感のあるメロディーと、ヴォーカルの曲間にさえ挟むMCは熱いものがあった。
「この瞬間を無駄にすんなよ!」という言葉で今日という日が特別な夜になった。
個人的に最も衝撃的だったバンド。
Wiθ(ウィズ)
情熱的でとにかく真っ直ぐなメロディックコアという印象を受けたWiθは、今回の主催でおる EARTAGとの対バン経験もありEARTAGに感謝を述べてスタートした。
ギターヴォーカルは小柄ながらよく通るハイトーンボイスと激しいギターのプレイング、そしてなにより終始笑顔だったのが印象的だった。
合唱曲「ビリーヴ」やカーペンターズの「Sing」をメロコア風に歌うなどしてフロアにシンガロングを起こす。
しかしオリジナル曲でも大勢が肩を抱きながら飛び跳ねたり、歌ったりと大きな支持を獲得しているのはこの日1番フロアを支配していたから。
※メンバー全員高校生とのこと…末恐ろしい。
EARTAG
今回のツアー主催で唯一の熊本出身のスリーピースガールズバンド。
SEはTETORAの7月だったような気がする。
メンバーはギタヴォ1人。メンバー脱退など多くの苦難を乗り越えて今日ここにバンド体制で立ててることを奇跡と話した。
生まれた場所が鹿児島なこと、1年前に対バンしたバンドに会いたかったこと、様々な思いがあり初日に鹿児島を選んだと言う。
溢れかえる思いに所々MCでは言葉に詰まったが、EARTAGらしい真っ直ぐなロックを鳴らし続けた。
「夢を諦めないで欲しい。挫けそうになったらライブハウスに駆け込んで、私はいつでも歌ってるから」と言って演奏された『ヒーロー』、そして最後の『光』は正にここに来た者にとって彼女がそういう存在になるという「見えない夢」を唄っていたのかもしれない。
まとめ
本っ当に1ミリも知らないバンドを見に来たのだが、冗談抜きでどのバンドも色が出ていたし曲が全て良かった。
鹿児島の音楽熱いぞ!って今日いなかった人全員に伝えたくなった。
元々はヒトリエのポスターを見に来たのだが、見てみようかな?という好奇心にBetして良かったと思う。
なにより一生懸命やってる人はどんな人よりもカッコよく輝いて見えるのだから。
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