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ライブ配信を企画していて「ん?」って思ったコト

 このノートは、突然「オンライン研修」をやることになったらどうする?・・・という設定で書いています。

 「オンライン研修」と「集合研修」は別モノだ・・・ということを頭では理解していても、長年実施してきた集合研修に関する「感覚」は、そう簡単には変えることはできません。

 結果、特にライブ配信を企画・実施していて、「ん?」って思うことが多くありますので、備忘録として書いておこうと思います。

ライブ配信は、受講者も緊張する?

 受講者アンケートを見ていると、「ライブ配信は緊張する」という意見が多くあります。慣れない方式・環境で受講するということもあると思うのですが、最大の要因と思われるのは「カメラ」の存在です。

 集合研修では、教室の後ろの方に陣取って、前の受講者に隠れれば、アクビをしようが、居眠りしようが、内職(別の仕事)をしようが、やりたい放題(?)です。

 でも、Zoomなどのライブ配信では、受講者ひとりひとりの目の前に受講者用のカメラがあり、ドアップで受講者の顔を撮影して、参加受講者全員に見せている・・・なんてことになると、そりゃ緊張しますよ。最前列中央の講師の目の前の席に座るくらいの緊張です。

 「カメラはオンでもオフでもオッケー」「カメラオフを推奨」といった研修が多く見られるようになってきている印象です。

 特に、不特定多数の受講者が参加する研修で「カメラオフを推奨」する理由は、受講者の個人情報が、思いがけずに晒されることを防止する意図もあるようです。

 講師が、受講者の一人ひとりの顔を一覧できることは、集合研修にはないメリットでもありますので、積極的に活用する方法もあると思います。要は、集合研修なら、ナニも考えずに参加者に参加してもらえば良いのですが、ライブ配信を企画する場合、カメラのオン・オフをどうするか、研修の目的・進行方向などに合わせて、メリット・デメリットを検討する必要がある・・・ということです。

ライブ配信と休憩

 ライブ配信の受講は集合研修よりも疲れるならば、休憩を多く設定するかどうかの検討が必要になります。

 集合研修なら、会場によってトイレが混雑したりすることも考えて「10分~15分」程度の長めの休憩時間を設定するコトもありましたが、ライブ配信ならば、それぞれの自宅から参加しているので「トイレ混雑に関する配慮」というのは、あまり考えなくても良いかも知れません。

 以上のことから、ライブ配信では純粋に「集中力が途切れず、かつ、リフレッシュできる時間・頻度」で休憩を計画すれば良いことになります。

 ポモドーロ・テクニックでは、25分集中して5分休憩することが推奨されていますが、研修の休憩時間・頻度の最適解はどうなんでしょう?
(情報お持ちの方はいませんか?)

ライブ配信でのマイク(音声)の挙動

 このことは、コトあるごとに強調していて、強調しすぎることは無いとおもっています(毎回ウザいと思っているヒトは多いかもしれない)。

 ライブ配信のマイクについては、本当に注意しなければなりません。たとえばZoomでは、「小さな音を増幅して参加者全員に騒音として届ける」というおせっかい機能があり、しかも、ハウリング防止のため「騒音が、騒音を発している本人には届かない」という隠蔽機能があるため、自分が騒音の発生源であることにまったく気づかない・・・という悲劇が起こります。環境音がのっているマイクについて「ミュートにしてください」と言うと、意外そうな(不思議そうな)リアクションをとられたことはありませんか?

 マイク(ミュート)の取り扱いは、慎重すぎるほど慎重にするのが良いと思います。集合研修なら研修中に「大声で私語を話す」「騒音を立てる」という非常識なヒトはいませんが(まれにいますが・・・)、ライブ配信の場合は、受講者の経験も少ないために「意図せずにやっちゃう」ことがあるためです。

YouTubeLIVEの神(?)機能、DVRを活用する

 世の中では「Zoom」が注目されています。本屋でも、Zoomの本がずらぁ~っと並んでいます。でも、今ならYouTubeLIVEがイケてる気がするんですよね。

 受講者は特別な機材を用意する必要がなく、特別なソフトの導入も無用です。サービスも軽くて、私の持っているCPU:Atom・メモリ4GBのショボいモバイルパソコンでも視聴可能です。

 さらに、Zoomではできない神(?)機能として、DVRがあります。DVRとは、ライブ配信でありながら、一時停止・巻き戻し・再開ができる機能です。DVRを利用すると、利用後、リアル講義より遅れた動画を視聴することになりますが、休憩時間をジャンプしたり1.5倍速程度の早送り視聴をすることで、追いつくことができます。

 Zoomのウェビナーモードでは、YouTubeLIVEの同時配信ができるようです。同じ研修内容をZoomとYouTubeLIVEで同時に視聴できるようになる(・・・と思う)ので、受講者は好きな方を選択することが可能です。

 「ZoomウェビナーとYouTubeLIVE」の同時配信、一度試してみたいと思っています。

まとめ

 ライブ配信だと、集合研修にあった成約がハズレる印象です。今日書いた意外でも、講師がリモート参加することが可能になったり、開催場所の制限がなくなったり、成約がハズレることで検討事項が増えますね。その分、可能性も増えていると思います。

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