studio K さんの疑問、作曲に楽器演奏技術は必要?不要?について考えてみる 1407字
こんにちは。つる です。🌳
今回の note は少し
音楽ソフトで曲を作るについて考え事を
してみたいと思います。
noter studio K さんが youtube で
出されました疑問についてです。
studio K さんは noter でもあられます。
note のリンクを貼っておきます。
お題は、
「作曲に楽器演奏技術は必要か?不要か?」
です。
私にとっての結論を先に申し上げますと、
「必要」です。
これを結論としますのは、
必要か、不要か、の天秤に掛けるような
心地がしました。
傾いたのは「必要」でした。
知っておいて損は無い、という考えです。
今はDAW(音楽ソフト)のみを使って、
譜面を作らずに音楽を作ることが可能ですし、
AIも音楽を作ってくれます。
かくいう私も音楽ソフトのみで、
マウスを使って音符データを入力して
曲にしています。楽器は一切触っていません。
ウクレレは弾きますけれども、
わたしにとっては、本懐である
音楽ソフトによる打ち込みとは
全く別口の表現方法と思っています。
DAWですと自由に作曲できますのに、
ウクレレで弾きますと、
コードの概念が出て来て
制限を受ける感じがします。
演奏して気持ちいいのはウクレレです。
自分の手からダイレクトに
音の表現が即可能なのは、
代えがたい魅力があります。
身体的にリズムを取れますので、
まさに自分のリズムで音楽できるのは
とても楽しい物です。
翻って、
音楽ソフトの場合は、
心地よくなる順番が逆になります。
音符データを入力するのは手間が
掛かります。作っている時に
気持ちいいと感じることは
ほとんどありません。
ですが、努めて出来上がった曲を
聴くときはカタルシスを得られます。
例えば、自分一人だけでは鳴らせない
オーケストラの作品も作れて
鳴らせるからです。
バンド・ミュージックなども然り。
話が逸れていますけれども、
私は自分の耳だけを頼りにしていますので、
ウクレレを弾く時のような
コードの知識などは
音楽ソフトで作曲する場合には
足かせになることが多いです。
では、なぜ演奏技術を「必要」と
結論付けたのか。
先ほど申し上げました、
楽器の制限性は、
過去の先達が色々な奏法を
編み出してきた歴史を
省みたくなります。
例えばギター。
ギターの持つ制限性ゆえに
その表現に苦心なさった先輩方の
魅力的な奏法を無視するのは
もったいないと考えます。
自分では弾かないのですけれども、
そういう魅力的なギター奏法は、
楽器を触って得られる技術であり、
音楽ソフトのみで作曲する場合にも
活かせるのでした。
全く違う視点で捉えますと、
例えば、今の10代の人が
たくさんの楽器の内の1つとして
DAWを最初に選ぶことは、
自然にうなずける可能性として
あると思われます。
DAWも楽器の1つとも言えるでしょう。
私も楽器みたいに思っています。
それを使って、
ギターではあり得ない奏法を
表現したとしてもおかしくはない
理屈になりますし、
作者が純粋にその表現を面白い、
心地いいと感じているなら
伝わる人には伝わるような気も
されます。
私は、楽器演奏技術は「必要」と
述べましたけれども、
上に挙げました話にも通じて、
DAWを使いこなすことも
ある意味楽器演奏技術の1つとして
捉える、という考えもあって
結論付けている所もあるのです。
ギターやベース、バイオリンなどと
同じ楽器として、DAWも存在する。
そういう見方。
生楽器もDAWも等価値と思います。
以上が私の今現在の考えです。
つる かく
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