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カラムシと綿

カラムシ。

友達が教えてくれた。

繊維をとることができる植物。
いたるところに生えている雑草。

まさに、その辺に生えている。
探さなくても生えている。

昨夕、庭の生ゴミ堆肥場に、
生ゴミを放ちにいくと、
目の前にちょうどよく育ったカラムシが。 

YouTubeで、
繊維の取り方を見たばかりだったので、
見よう見まねで繊維をとってみた。

葉をとって茎だけにして、
茎を2箇所折り曲げて、皮をはぐ。

はいだ皮をヘラを使ってしごいていくと、
だんだん表皮がはがれて、
繊維だけになってゆく。

YouTubeで見たのは、
専用っぽい金属のヘラでしごいていたけど、
我が家にある代用品として、
お菓子作りのときの
プラスチックのスキッパーを使った。

右端の皮から、
こんな風に細い繊維に。

その繊維を何本かで依って、紐にしてみた。

自然は本当になんでも用意してくれている。

以前、津軽こぎん刺しを習ったときに、

こぎんは、津軽弁で野良着のこと。
かつて、綿は高級品、
野良着は安価な麻布で作られていて、
保温補強のために刺し子をした、と、
教えてもらった。
なので、
野良着にする刺し子で、こぎん刺し。

今年、綿を再び育てはじめていて。
発芽した芽がどんどんなめくじに
食べられている、、、。

今年は少ししか育てられそうにないなー、、、
まあ、これから毎年コツコツ
増やしていくことにしよう、
と思っていた矢先。

目の前にわんさか生えているカラムシから
繊維がとれることを知る。

かつて、麻もそうだったのかな、と思う。

育てずとも勝手に育ってゆく強い雑草。

手がかからない。

手がかかる、と、手がかからない。

どちらもやってみて、
わかることがある。

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