髪をピンクに"着替えた"話
1.茶髪は"アムラー"から広がった
ヘアカラーの歴史をみると、日本初は1905年(明治38年)に登場した「千代ぬれ羽」という白髪染めの酸化染毛剤商品だったと言われています。
この頃はまだ髪を染めるのに2時間近くかかっていたようで、かゆみやいたみなど、まだまだ課題は多くあったようですが、爆発的な毛染めブームとなったようです。
そこから多くの染毛剤メーカーがしのぎを削り、染毛時間は30分に短縮、白髪染だけでなく、茶髪の毛染め商品も登場していきました。
そして1990年代。
安室奈美恵さんの登場により世の中は一変します。
当時、「茶髪=不良」というイメージが強かったようですが、安室さんの登場によって、安室さんのファッションを取り入れ髪を茶髪にした”アムラー”と呼ばれる若者が街であふれるようになり、平成の社会現象にまで広がっていったとのこと。
また業界大手「ホーユー」さんの商品も時代に沿って、パッケージデザインもポップなものに変わっていきました。
2.ヘアカラーが"個性"の時代へ
2022年現在、アンケート調査によるとヘアカラーを楽しむ20~40代女性は81%と言われています。
また芸能の世界でも個性あふれるヘアカラーでファンを魅了する人たちも多くいらっしゃり、現代の若者にも大きな影響を与えていることでしょう。
ヘアカラーも個性の一つ。
そんな時代だからこそ、最近ちょっと憧れていた”ピンクヘア”に
自分もなってみたい!
そう思い立った私がピンクヘアのウィッグに挑戦した時のお話をさせていただきます!
3.ピンクヘアウィッグをカット
ヘアカラーのウィッグは大きく分けると「ファッション用」と「コスプレ用」の2タイプがあります。
ファッション用は普段使いも想定されて作られているため、自然に見えるような髪質や髪色を再現しています。
一方コスプレ用は、自然に見えることよりも、鮮やかで目立つ髪色で作られており、カメラ映えがしたり、イベントなどで使われることを想定して作られています。
目的に合わせてヘアカラーのウィッグも選べるようになっていて、私の場合は、普段でも使えるようなファッション用のウィッグを購入しました。
少し髪の長さとボリュームが気になっていたので、ウィッグカットを専門でやっている美容室Miiku.style.hairさんにカットしていただきました。
美容師の三國さんは、アピアランスケアの専門的な美容師として多くのお客様のカットを担当されているとのことで、ウィッグの手入れ方法やスタイリングの仕方などもとても丁寧に教えていただきました!
特に、私はウィッグ用ブラシを持っていなかったのですが「ウィッグは静電気を発生しやすいため金属製のブラシがおすすめだよ」と教えていただき、初心者の私にとても丁寧にアドバイスしていただきました。
美容室Miiku.style.hairさんは、三國さんおひとりで経営されているので、美容室も1席のみのお部屋で、安心してなんでも相談できます。
4.モデル気分が味わえた写真撮影
カットの翌週、私はNPO法人ASPJさんのイベントに参加させていただきまして、プロのカメラマンで、YouTubeチャンネル「毎週キングコング」のディレクターや、「病気障がいラヂオ(仮)」パーソナリティー/プロデューサーとして活動されているイシヅカマコトさんに撮影していただきました!
撮影はいろんなポーズをとったりなど、初めは少し恥ずかしさがあったのですが、だんだんと自分がモデルになった気分になってきまして笑
イシヅカさんのお言葉についつい甘えて、ウィッグなしの写真も撮影していただきました。
本当に楽しい時間でした!(イシヅカさん、ありがとうございます!)
イシヅカさんの素敵な写真も多く紹介されていますのでぜひサイトをご覧ください!
▼イシヅカマコトさん
https://ishizukasalon.wixsite.com/ishizukamakoto
最後に. 推し色に髪も着替えよう
今回、カラーウィッグに挑戦したことでわかったこと。
それは、ウィッグならいつでも切り替えることができるということでした。
イシヅカさんに撮影してもらった時も思ったんですが、
ウィッグをつけたり、つけてるウィッグをはずしたりするのは、
だいたい3秒ぐらいでできちゃいます。
簡単に「ウィッグをつけた自分」になれて、簡単に「ウィッグをつけない自分」に変われるのです。
「これって、何かの感覚に似ているなぁ」とその時に思ってました。
何かちょっとこれ試してみようかな〜、というので
つけたり脱いだりするこの感覚。
そうです。
試着室で服を着替える感覚に近かったんです。
髪を染めるとなると、一度染めてしまった髪を、元に戻したり、また染めたり、というふうに簡単にできるものじゃないんですが、ウィッグならそれができる。
つまり
「ハロウィンイベントの時だけ、髪をピンクにしたい!」
「今後のライブは"推し"色のために、青にしたい!」
という時はむしろウィッグの方が手軽に叶えられるんじゃないかなと思ったんです。
ホットペッパービューティーさんのTwitterでは、「推しカラーヘア」としていろんな色のヘアカラーの特集が投稿されています。
「職場は派手な髪色NGだから。。。」
「仕事帰りにそのままライブ会場に乗り込むから時間がない。。。」
そんなお困りの人にも「ウィッグを試してみよう」と思ってもらえるんじゃないかなと思いました。
髪を染めたい!
そう思った時に、”ウィッグに着替える”こともありかも、と思えるような、そんな手軽で身近な存在に、ウィッグがなっていけるといいなと思っています。
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