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【世界のウィッグ紹介】人工知能AIで、より早く、より安く、より良いウィッグを

1.遂にウィッグにも人工知能AIの波が来た!

2022年4月、アメリカで「Parfait(パフェ)」というウィッグブランドが立ち上がりました。

Parfaitは、一連の質問に答えるだけで、ユーザーに最適なデザインのウィッグを提供してくれます。

特に人工知能のAIによる機械学習を組み合わせることで、「ウィッグのサイズ」と「最適な色のバランス」を導き出し、より早く、より安く、より良いウィッグを仕上げてくれます。

記事の中で、このParfaitは、500 万ドル(約7億円)の資金調達を達成し、ウィッグ業界に大きな変革を与えていくだろうと紹介されています。

2.アメリカ発・新ブランド「Parfait」とは

Parfaitは現在ウェブサイト↓より購入が可能となっています。

いくつかのタイプの中からウィッグを選択し、肌の色合い、髪の質感と色、希望の長さ、カットの種類、パーツのスタイル、などを答えていきます。これらの選択肢に加え、最後にスマホなどに搭載されたカメラを起動することで、自分の頭のサイズなどを読み込むことによって、最適なウィッグが決まります。

そしてなんとたったの7〜9営業日で完成したウィッグが届くというのです!

価格は500〜700ドル(7万円〜10万円)で、平均的なウィッグ価格と同程度です。

CEOのIsoken Igbinedion氏は
「私たちは、年齢、人種、バックグラウンドに関係なく、品質のよいウィッグを求めてる人、または埋もれてしまっているコミュニティに理解がある人をターゲットにしました」
と語っています。

というのも、顔認識などの人工知能AIの技術は、白人に適したソリューションとなっており、黒人などの有色人種に対して制度を高めていくためには多くの機械学習が必要とされています。

Parfaitによって、その精度を高めていき、有色人種の人工知能AI発展を広げていきたいという強い気持ちが、このサービスに込められているとのことです。

CEO Isoken Igbinedion氏

3.購入までの流れ

いくつかの質問に答えながらカスタマイズしていくことが可能です。

まずは、髪質をストレートからウェーブまで、自分に合った髪質を6段階で選ぶことが可能です。

さらに、髪の色も5段階まで選ぶことができ、髪の長さ、前髪レースの長さ、後ろ髪のデザインカットまで選ぶことができます。

そして、前髪や分け目、ヘアスタイルなどより自分好みに近づけるカスタマイズも可能です。

そして最後には、カメラの顔認証機能を使って、自分の頭のサイズと肌色を計測してくれます。ここで人工知能AIが数多くのパターンの中から最適なウィッグのサイズなどを導き出します。
額にクレジットカードをかざしながら撮影することで、サイズがより精緻に計測することができるようになります。
これらのフローを通して、注文完了です。

4.「パーソナライズ」の世界がウイッグにも

ウィッグは「オーダーメイド」という考え方が主流です。
専門家のアドバイスや採寸によって、ゼロからウィッグを作り上げていくというものです。

ですが、この人工知能AIによるウィッグは、自分の好みに合わせてウィッグを提案してくれる「パーシナライズ」されたものになります。

このデジタルで完結するウィッグの手法がどんどん広がっていくことで、人件費や作業時間の短縮につながり、より早く、より安く、より良いウィッグをたくさんの人に届ける未来を実現することができます。

これは、最近のD2Cブランドなどで有名な「パーソナライズシャンプー」や「パーソナライズサプリ」でも実現されている未来です。

いくつかの質問に答えるだけで、数万通りの中から自分に最適なシャンプーを提供してくれる
パーソナライズシャンプー「MEDULLA」

ウィッグの世界も、ようやくその一歩を踏み出し始めています。
デジタル革新の波がウィッグの世界にもやってきているのです。

この新しい変革の波を日本でも巻き起こしていきたいと思っています。

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