ウィッグ市場は大手2強がシェア6割!?日本のウィッグ市場と世界市場を調べてみました。
1.日本の「かつら・ウィッグ市場」は1112億円
日本のヘアケア市場は2020年度で4537億円、そのうち「毛髪業(かつら・ウィッグ)」市場は、1112億円(24.5%)と言われています。
また、日本のウィッグユーザーの人口は100万人と言われており、だいたい100人に1人がウィッグを利用しています。
2.大手2強のウィッグ業界
売上高のシェアを見ると、1位アートネイチャー、2位アデランスで約6割のシェアを占めており、3位のスヴェンソンは7.1%となっていて、大手2強のウィッグ業界であることがわかります。
また、男女比率で見ると男性51.4%、女性48.6%とほぼ半々の規模となっています。
シェア別でみると
男性:1位 アートネイチャー 2位 アデランス 3位 スヴェンソン
女性:1位 アデランス 2位 アートネイチャー 3位 スヴェンソン
と大手2社の中で男女のシェアが入れ替わりとなっており、各社のシェアは大きな影響力を持っているのです。
3.世界市場は2030年には2倍に成長!?
世界のヘアウィッグとエクステンションの市場規模は、2021 年に 61 億 3,000 万米ドル(日本円で7500億円近く)の市場と評価されており、2030年には約2倍の122.7億米ドルにまで成長すると言われています。
その背景には、北米、ヨーロッパを中心に、若者のファッション用ウィッグが普及しており、特に値段の安い、人工毛ウィッグやエクステの使用が増加していることが要因の一つと言われています。
また、近年では中国のウィッグ需要の高まりが凄まじく、2021年のニュースでは、成長率が6年連続で20%超とのこと。
特に高品質のかつら・ウィッグが若者を中心に普及してきているという背景もあるようです。
特に中国市場は新興企業の発展がめざましく、「LUCY LEE」というブランドが、数十億円を調達して事業を成功させているという情報もあり、目が離せない業界となっています。
4.最後に
日本の市場は、世界の市場の伸びと比較し、大きな成長率が見込めていません。
これは私個人の解釈ですが、まだまだ「ファッション用」として広がりきっていない、という課題があるように思えます。
世界の潮流に乗り遅れないよう、MIGUSHIを世界と戦えるブランドへ育てていきたいと強く思っています。
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