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【9月活動報告】釣部実

1.大槌まつり準備作業

8月下旬から9月にかけての活動報告として、ご報告いたします。

大槌まつりについて簡単にご紹介いたしますと、毎年(昨年、一昨年は中止)この時期に、お神輿とともに郷土芸能である虎舞や鹿子踊、大神楽などが町内を練り歩くお祭りです。町内の小鎚神社と大槌稲荷神社の例大祭です。
そんな大槌まつりですが、町内の公道を練り歩く上、屋台出店に合わせた道路占有(通行止規制)が必要で、その準備・諸手続きを担当しておりました。

2.道路占有、並びに公園使用に係る手続き

初めての道路占有申請に、警察の方や役場の方に教えていただきながらの申請となりました。お付き合いいただき、ありがとうございました。土壇場で申請に走り回ったこともあり、無茶なお願いをしてしまったかと思います。
7月に開催しました元気市で古屋先輩が申請に使った書類を真似ての申請になりました。来年は誰が申請担当者になってもいいように引継ぎも込めて、どんな申請だったのかのお話をします。

申請提出先の釜石警察署

まず、今回の申請(通行止め)を行ったのは、町道大ヶ口線の一部(他一本)ということで、道路の使用許可を大槌町役場に、通行止めのための占用許可を所轄の釜石警察署に取りに行った段取りです。
まずは、使用許可申請。町道なので、町役場への申請です。大槌町HPから申請書をダウンロードして記入します。
そうしたらば、事前に測量をして作った図面と一緒に、役場の地域整備課に持っていきます。広報おおつち5月号に載っている『大槌町職員配置図』を見ながら、地域整備課の担当者さんとお話しを進めました。

これで、『道路に露店を並べる許可』はとれました!ただし、これだけでは露店の通りを車が通行可能ということになります。これでは危ないですよね。
そこで、次に釜石警察署に行くことに。警察では、2つの部署に図面を持って伺います。
一つは交通課。露店通りに車の侵入がないように、通行止めのための許可を取りに行きます。収入印紙申請書に貼り、警察官の指示通りに進めていきます。
もう一つが刑事課。最初、何で刑事課に書類を提出するのかわからなくて書類を忘れて行ったのですが、これは露店の中に暴力団関係者がいないかどうかのチェックのようで、各露店から提出のあった出店申込書誓約書の写しを持参しました。
着ていたオモシロTシャツのことをツッコんでいただき、段取りの悪さを水に流していただきました。フォローありがとうございました。刑事課に出し損ねた書類は、お祭り前日にきちんと提出しました。

最後に大槌消防署。露店の設備が消防法に適合しているかどうかを確認していただくため、露店出店者一覧表と火器の取り扱い消火器の有無等についてを届け出ました。
実家近くの消防署には、救急救命講習を受けに行っておりましたが、消防署には普段は全く用事がないので、入るのにとても緊張しました。ただ、入ってしまえば、あとは署員の方の言う通りに書類を提出すればよかったので、難しい手続きはなかったです。

3.岩手県交通(バス)さんへの協力依頼

町内の交通規制に伴い、町内を走る公共交通機関機関にも協力を仰ぐお願いが必要でした。その中の一つが、岩手県交通バス。
大槌駅から盛岡駅に向かう高速バスと、浪板・赤浜から大槌駅経由で釜石市方向へ向かうバスの経路が、神輿渡御の順路や通行止め区間と重複しておりました。岩手県交通の関係者様、ならびに利用者の皆さま、お祭りの円滑な進行にご協力くださり、本当にありがとうございました。

大槌町内を通る岩手県交通さんのバス

町内を通る岩手県交通のバスはすべて釜石営業所から出ているバスなので、釜石営業所長のところにご挨拶に行きました。「釣部さんって関西では多い名前なんですか?」と名前のことを聞かれたり、明るい雰囲気の営業所でした。因みに、釣部の名前のルーツは関西ではなくて北陸あたり?と言われています。

日本郵便が提供していた『ニッポンの苗字』(現在はサービス終了)によると、
釣部さんは全国に340人いるそうです。

話が大きく脱線しましたが、岩手県交通釜石営業所には、通行止め箇所がわかる地図を持参し、迂回のお願いをしました。迂回だけではなく、通行止め区間内にある『おしゃっち前バス停』の移動についてもお願いをし、おしゃっち駐車場前に移動していただきました。(ここでは手続きを踏むような感じでなく、フォーマットもなく直接依頼に行く感じでした。)また、当日もお神輿様の行列に道を譲っていただき、安全にお祭りを終えることができました。

お祭り当日、『おしゃっち前バス停』は
おしゃっち駐車場前に臨時で設置されました

4.お祭り当日

お祭りの当日は、交通規制に係る標識の設置と、お神輿の交通整理、並びにおしゃっち本部での駐車場誘導をしておりました。
まず、朝一番に交通規制をかけて露店の出店準備におり、その日は本部担当として、おしゃっちの駐車場整理と美化担当をしておりました。
二日目は神輿周りで交通整理をしておりました。初めての交通誘導ということもあり、無線で交通事情を把握しながら車を裁くのはとても大変でした。

無線機と誘導棒をもって交通整理をしておりました

そしてお祭りが全て終わった後は、大槌交番へご挨拶と釜石警察署へ道具の返却、関係各所からお借りした機材の返却に何日か走り回りました。大人の事情を知れば知るほど、お祭りの運営って大変なんだなと感じました。皆さま本当にお疲れ様でした。

開店前の露店
道路封鎖の手続きは、釣部の担当でした

最後に

私事ではありますが、今月の上旬に海外旅行に出かけておりました。行先はベトナムの首都ハノイ。現地では友達にお世話になりました。
(当時はまだ日本への入国規制緩和前で、日本帰国には厳しい規制がありました。また、旅行時は外務省が定めるガイドラインに沿って行動しており、帰国時の2度のPCR検査では2回とも陰性でした。)

現地で見たものは驚くものばかりで、バイクの台数の異常な多さ、市場の賑わい、(現役の)線路上のカフェ、大阪でも見られない早朝から深夜の賑わいように、驚きを隠せませんでした。夜はお祭り騒ぎだけど、朝はちゃんと通勤の風景がある、日本も眠らない街だと言われますが、それ以上にハノイも眠らない街で発展が凄いなと感じました。

こういう息抜きも大事にしつつ、『観光』のヒントを得ながら活動に活かしていくことができればいいなと思います。

ホーチミン廊
ハノイを案内してくれた友人のティンさん(右側)
優しいお兄さんでした

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