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【真実】釣りの中毒性について

僕たちの脳は不確実な報酬が大好き。

・ガチャでレアアイテムを入手した。
・ギャンブルで予想外の利益がでた。
・セールでお買得な商品を見つけた。

脳は不確実な報酬に喜ぶ

もっと言うと、、
無視できないよう
脳内へプログラムされています。
今回はこれらの事実をもとに
釣りの中毒性について考えます。

引用:現代社会の新しい依存症がわかる本

不確実な報酬とは

はじめに
人類の進化の歴史を辿ると
狩猟採集時代、僕たちの祖先は
1日に何十Kmも獲物を追いかけ、
木に登っては果実を探していました。
どれだけ探しても獲物や果実が
手に入らない日もあったでしょう。

そうかと思えば、別日に
思いもよらない場所で
大きな獲物に遭遇したり、
偶然登った木の上
赤く熟した果実を見つけたり。

この様な不確実な報酬
脳内に大量のドーパミンを放出させます。
僕たちが 不確実な報酬に魅力を感じる背景 には
狩猟採集時代からの生存本能が関係しています。

ドーパミンとは
狩りを継続するためのやる気や活力、
もっと言うと、
モチベーションとも捉えられそうです。

人類の歴史を辿り紐解くと、
脳内に放出されるドーパミンは
狩猟行動を続ける習慣化機能の様に
僕たちの生存本能にも深く刻まれています。

現代の心理学においては
「間欠強化効果」として
恋愛やギャンブルの依存メカニズムを
研究した論文が数多く存在しています。


釣りの依存性 3つ

ここからは前述した内容を元に
釣りの依存性を3つ挙げてみました。
自然界の報酬には不確実なものが多く、
そこに釣り特有の条件が組み合わさり、
更に依存性を高めている可能性を考えます。


❶ 釣果という不確実な報酬

「あの場所にきっと魚が居るはず。」
論理的あるいは、直感的に選んだ場所で
魚の習性、自身の経験値に
季節・時間・気象条件を組み合わせる。
もし、仮説通りに魚が釣れた場合も
そうでなかった場合も、
報酬系のドーパミンは脳へ放出されます。

ただ私は、この放出が通常より
強力に放出される場面があると考えています。

例えば
魚に出会うまでの精神的、肉体的な疲労感。
あるいは時間や金銭投資が積もっているなど、
これらがキャリーオーバーされた状態である程、
より強力にドーパミン放出されると考えています。

更に、釣りの場合
これらの快感を長く感じられる傾向もあり、
具体的には
「魚との駆け引き」「ロッドへ伝わった感触」
「ドラグの唸る音」「魚を持ち上げた時の重さ」
挙げればキリがないほど 感触的な余韻 が多く、
釣り人の快感を持続していると判断しています。


❷ 進化したハイテクタックル

近年、タックルの進化が進み
釣り人の使用感に応えるべく開発された
ハイスペックなリールやロッド、
ルアーなど非常に多くの選択肢の中から
釣り人のスタイルに応じて
カスタマイズすることが主流となり、
釣りのゲーム性が増した様に思います。

ハイスペックリールにベアリングを追加
カスタムオイルで更なる高回転を目指す。
F1さながらのレーシーなセッティングは
使用しているだけでも満足感が得られ、
釣れなくとも至福の時を過ごさせてくれます。
そんなタックルで大物が獲れたら時には🥰
しかし、ここが危険ポイントだと捉えており、
魚が釣れた時のアドレナリンの放出に
ブーストをかける要素
だと考えています。


❸ SNSによる他の釣り人への比較意識

釣りの釣果とは、他者に伝わりづらく
自らアピールする必要があると思います。
昔は釣具屋さんに写真を飾って貰えましたが
今はiPhoneをタップして世界へ発信できます。

こう考えると、
釣り× SNS は非常に合理的かつ
相性がとても良い様にも感じます。
魚の大きさだけで無く、道具の希少性や
著名人との関係性までも手軽に競え、
釣りを楽しむ要素が増した様にも感じます。

私はここに危機感を感じており、
他者からのコメントや反応にも
脳内のドーパミンは強力に作用します。
狩猟時代の不確実な報酬は
以下のように形を変えて現在にも存在し

・偶然登った木 → ふと見たiPhoneの画面
・赤く熟した果実 → SNSの赤い通知バッジ

これらの不確実がループする環境下で
僕たちは、常に微弱のドーパミンを放出し続け
悪戯に時間を消費している可能性があります。


まとめ


・脳が不確実な報酬を好む理由とは
       ▼
・ドーパミン放出は人類の生存本能
       ▼
・ドーパミンは快楽物質とも呼ばれおり
   僕たちに活力を与える効果もあるため、
   決して、人体に悪い物質ではないです。

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釣りの依存性として挙げれる3つ

❶ 「釣果という不確実な報酬」

❷ 「ハイテクタックルの影響」

❸ 「SNS x 釣り 他者比較意識」


どれも釣りに対して
ネガティブな内容が含まれている為、
気分を害された方も居られたかもしれません。
ただ、これは裏を返すと
ここまで没頭できる趣味が
「釣り」であるとも捉えられます。

「釣り」には
中毒性の高い要素がある一方で、
数え切れないほどの魅力もあります。

最後に
企業のSNS活用や
マーケティング戦略が主流化し、
無意識に自分と他者を比較してしまう。
そんな時代に生きる、僕たち釣り人は
自身の内面を俯瞰して調整する
「メンタルコントロール」という技術が
求められているのではないかと感じています。

生成AIによるイメージ

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