#002 6才のボクが、大人になるまで

映画の概要

今日はAmazon Primeで映画を鑑賞。「6際のボクが、大人になるまで」という映画。映画の始まりで、6才の主人公を6才のエラー・コルトレーンが演じ、その後12年間に渡り、エラー・コルトレーンが同一年齢の主人公を演じ続けるという映画。主人公の母親、父親、姉も同一人物が12年に渡って出演。

6才の少年が、家庭環境(母親の離婚や再婚、実父の再婚やそれにともなう引っ越し 等)に影響を受け、悩みながらも自分の個性を活かしながら成長していく物語。

各年代の主要な役を、実際に同じ期間の成長を経た役者が演じていたからか、家族と各年代での出来事同士の繋がりが感じられる作品だった。各年代の最初のシーンは、明示的に年代が変わったことは示されない中で、主人公のアップで始まり、少し戸惑うものの、過去の年代からの継続性と次第に自我を確立させていく少年の様子が伺える大きな波はないけどとても穏やかな気持ちにさせられる映画

映画を見て考えたこと

さて、詳細な内容については、映画の紹介ページや実際に見て頂くとして、この映画を見て感じたことを少し。

① 親が子に与える影響の大きさ

当たり前のことですが、「親が子に与える影響の大きさ」というものを言葉ではなく、感覚でこの映画は伝えてくれました。第一に、離婚はしてしまったものの、実母と実父のそれぞれによる子供への愛情の偉大さです

二つ目は、両親は子供に対して自分の意見を伝える一方で、それを押し付けるというをしなかったことです。実母は2度再婚するのですが、再婚相手は自身のルールで主人公を教育(管理)しようとします。ただその時期も、定期的に会っていた実父が子供たちが心に思う方向に背中を押してあげていた感覚を受けました。

これらが、様々なハードルにぶつかる中でも、彼らが一人の自我を持った一人の大人へと成長させて行ったのだと思います。

非常に大まかにまとめましたが、実際に各役者が同年代過ごしているだけあり、時代の経過の各役への影響を強く感じられるため、家族としての相互作用を様々な角度から様々なことについて考えさせられました。まだ子供はいませんが、自分が親になったらどうなりたいかを問われた映画でした。子供ができた際に子供と一緒にみたいです。

② タイミングが重要

これまた当たり前ですが、、、
この話は、若くして子供ができたものの、両者がまだ若すぎたため離婚したところから始まります。特に、実父にまだ子供を育てるという準備ができていなかったことが離婚の原因でした。しかし、12年の間に実父自身も成長し、とても素敵な男性になりました。

本人たち(両親)の想いはそれほど描写されないので単なる想像ですが、あの二人がこのタイミングで結婚することができたのならば、この物語とはまた違った素敵な家族を築くことができたんだろうなと感じました、、、

しかし、実母が2人目の再婚相手と結婚している間に、実父にも新たな女性との間に子供ができており、両者が再び家庭を築くことはありませんでした。もちろん、映画の中の家族も素敵なのですが、最初から2人がうまく行っていればとどうなったんだろうと思ってしまう自分もいます。

と同時に、人生ってそんなもんなんだろうなと気づかされました。自分もよく思います。「今の自分があの時に戻れたら、いい仕事が、、、いい部活が、、、できたのに」と。でもその「もし」は絶対に訪れない。。。ただ、その「もし」で学んだことを活かせるチャンスはあるので、そこで同じ後悔をしないように生きていくしかないのだろうなと。

最後とっちらかりましたが、ゆっくりいろいろなこと(自分の育った家庭環境、自分と子供との関係、 等)に想いを馳せながら見るのにとてもいい映画だと思います。興味持った人はぜひ見てみてください!

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