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連れ去り、虚偽DV、親子断絶から子どもたちを守る

2024年10月22日2時53分、突然妻からLINEが入り、妻が子どもたちを連れ去ったことがわかりました。

連れ去り当時、妻からのLINE

連れ去りとは

連れ去りとは、夫婦どちらかがもう一方の配偶者の同意を得ずに子どもたちを連れて出ていくことです。

夫婦関係が良好であれば連れ去りは起こらないでしょう。主に離婚協議中や冷戦状態のときに起きます。

連れ去りと虚偽DV

まず、深刻なDV被害によって緊急的に避難しなければならない事例があることを十分に理解する必要があります。そのうえで、私の身に起きた、日本全国で多くの別居親が苦しんでいる虚偽DVについて説明します。

連れ去りを行う際に、連れ去る側が警察や行政に相談し、DVをでっち上げることがあります。

現在のDV防止法やDV等支援措置の運用下では、簡単にDVをでっちあげることができ、連れ去る側(同居親)を強固に守る仕組みです。

親権獲得に有利に働く

連れ去られた側(別居親)には、DV支援措置等で護られた連れ去る側(同居親)の居場所は知らされません。うかつに探しに行こうものなら、保護命令や接近禁止命令あるいは退去命令などが発令され、正式に会えなくなる可能性が高いです。

子どもたちを連れ去った同居親は、そのような状態で子どもたちと同居し養育できるため、監護実績を積み重ねられます。監護実績を積み重ねれば親権争いで圧倒的に有利になります。また、新しい環境で子どもたちの生活が定着するほど元の環境に戻すのは難しくなります。

そのため、親権奪取のためのツールとしてDV等支援措置が悪用されているケースが跡を絶ちません。

虚偽DVとは、実際にはDVの被害がなかったのに、それがあったように虚偽の申告をすることです。なぜ虚偽DVの事例が発生するかというと、DV被害を訴えれば別居や離婚の口実にすることができ、慰謝料の増額や、子供の連れ去りを正当化するツールしても利用できるからです。

虚偽DVの実態|共同養育支援法 全国連絡会

住所変更も転校も秘匿で可能

DVによる特別支援措置として、住所変更や転校を秘匿で行えます。本当に被害に遭っている方にとっては非常に重要な制度です。

しかし、転校手続きや住所変更あるいは国保の特別加入といった支援措置は審査がなく、自己申告で完結します。

そのため、親権の獲得や別居の口実として利用されているケースが一定数存在すると考えられます。

住所の変更も転校した事実も、加害者(とされている人)には当然ながら知らされません。

「言ったもん勝ち」の虚偽DV

警察に子どもたちの荷物を持っていったことがあります。子どもたちは何も持たずに連れて行かれてしまったので、子どもたちの好きなものや多少の着替えを詰めた大きなバッグを一つ持っていきました。

残念ながら受け取ってもらえませんでしたが、そこで少し話ができました。

警察官は「何もいえません」というだけでしたが、私が「DVの有無をちゃんと確かめてほしい」と伝えたところ、「聴取の可能性はあるが現状その予定はない」とのことでした。(その後3週間以上経過しましたが、聴取の連絡はありません)

「それでは妻側の一方的な主張で子どもたちに会えなくなってしまうのか」と尋ねたところ、「そうです」と。さらに、現状の運用では「言ったもん勝ちなんです」と。ちなみに、私が相談した3名の弁護士も全員そう言っていましたし、児童相談所もそう言っていました。

「そんなばかなことがあるか」「理不尽すぎる」と食い下がりましたが、状況は変わりませんでした。

少し心象が変わった様子の警察官

私は警察官の前で、連れ去り2日前の子供達との会話の録音を聞いてもらいました。(以前から妻や子どもたちとの会話を録音してきていました)

学校から子どもたちが帰ってきて、私に連絡帳とプリント、手紙を出し、遊びに行くまでの様子です。それはそれは楽しそうで、生き生きとして、とても家庭内にDVがあるとは思えない様子です。いつか公開します。

この音声を聞いてもらってから、少し警察官の態度が変わったような気がしました。それでも警察官が言うのは「耐えてください」ばかりでしたが、事務的な雰囲気で通されるよりもマシです。

連れ去り別居は気が狂って鬱になる

連れ去り別居された別居親は、気が狂います。

冷静でいるなんて無理です。

最初は深い悲しみ、寂しさ、悔しさ、やるせなさ、切なさで涙が止まりませんでした。しかしその感情は次第に憎しみや怒りに変わっていきます。

それでも打つ手がないことを自覚して無気力になります。鬱です。

連れ去りされた別居親は人と話すと良い

一人で家にいると、子どもたちがいないことが際立ち、どうしようもない寂しさにくるしくなってしまうため、意識的に当事者ではない人と話す機会を求めました。

当事者ではないからこそ言えることが、こんなにありがたいと思ったことはありませんでした。普段なら「おれの気持ちなんて誰にもわからない」「勝手なことをいうな」と思ってしまいそうなことも、不思議と素直に受け取れました。

きっとそれほど何かにすがりたかったし、どうすれば良いかわからなかったんだと思います。

また、そんなときに相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれたりする方が私の周りにいてくださることを改めて認識できたことが、私の背中を支えてくれました。

そのおかげで踏ん張れています。

今まさにつらい、連れ去られたばかりの方も、気が進まないかもしれませんが、誰か信頼できる人に会いに行ってみてください。全て赤裸々に話してみてください。

そんな人がいなければ、職業としてカウンセラーをしている人でも良いと思います。とにかく吐き出してください。反省や怒りや悲しみや愛情をすべて。

そうすると、自分の思考が整っていきます。少しずつですが、この件の受け止め方が見えてきます。そして少しずつ気持ちが落ち着いていきます。

子どもたちのために動き出すのは、それからです。子どもたちがあなたを待っています。落ち込んでいる場合じゃない。今、志を立てるときです。

私の監護実績

私の場合、連れ去りの2年前くらいに子どもたちを見るために会社をやめて、フルリモートでできる仕事をしていました。

毎日の習慣づくりから、学校での過ごし方、勉強、スポーツなど本当にあらゆる面で子どもたちと本気で向き合ってきました。子どもたちは本当によく頑張りました。

2年前は学校からの電話が頻繁にかかってくるほど問題行動が多かった子たちが、先生に褒められるようになりました。学校での生活や友だちとの遊びも充実した様子でした。子どもたち自身も、手応えを感じていたと思います。

一方、妻には「こういうふうにやっていこう」「ここはこうしよう」と逐一伝えるようにしていました。(その理由はまたの機会に書きたいと思います)きっと妻はそれが面白くなかったんだと思います。

ただ、妻は子育てを放棄するような発言が多くありました。私は何度もその発言に絶望しました。音声が残っていますので、公開できるときがきたら公開したいと思います。





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