「R3BIRTH R3VOLUTION」がめちゃめちゃに楽しかった話
――――革命の時は来た。
2023年1月14日、15日に行われた《ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会. UNIT LIVE! ~R3BIRTH R3VOLUTION~》に2日間現地で参加してきました。
セトリから印象的なものを抜粋しようと思っていたのですが、最高過ぎた結果、随分と長くなりました。何かのご縁でこちらに辿り着いた方の暇つぶしになれば嬉しいですし、なんかめっちゃ楽しかったんだなコイツということが伝わったらもっと嬉しいです。
開幕 そのアタックの音源くれ。
・Vroom Vroom
―――――かっこよすぎんか?
はじめて聞いた時から絶対にライブはヤバいと思っていましたがもう最初から想像以上のものをお出しされて一気にステージに釘付けになりました。炎が熱い。ほーみんのポニテが良い。秀ちゃんのおなか。それから推しであるもえぴの安定のダンスのしなやかさ。それから腰。腰。もう腰。
「Break it, break it, break it, break it, break the border n' wall」
ここの腰つきはほんと、何回でも見たい。
・Look at me now
今回のライブは席運に恵まれ、特に一日目は最前ブロックの3列目で参加していたのですが、前曲のVroom Vroomに引き込まれ過ぎたのか、気付いたらこの曲半分くらい終わっていたという不覚。画面の演出が凄い、と話題になっていたのですが後から確認して、へぇ!と驚いたほどでした。曲も可愛いですが、TikTok風(?)の演出が可愛い。
・バブルオーバー!
三人で椅子を使ったパフォーマンスが可愛かったです。歌詞の内容的にも、あなたの隣の席を取り合っていると思っていたのですが、まさか椅子=あなただったとは。踏まれたい。今までのラブライブ!にありそうでなかったフロアと秀ちゃんの身軽なアクロバティックにはちょっと驚きました。
・Just Believe!
個人的に、この曲はなぜか大団円というイメージがあります。なんかもう、この曲来たらどんなにピンチな状況でも「あ、勝ったわ」って思ってしまいそうなイントロ。12人、いや13人で飛び出してどんな敵でも倒せてしまいそうな。これまでのライブでも比較的最後の方に披露されることの多いこの楽曲をまさかここで持ってくるとは思わず、おいおいこの後何を披露するつもりだ!?と思ったほどです。
・TOKIMEKI Runners
9人でも、10人でも、12人でも。
いつだってはじまりの曲。
幕間①
安定の生首アニメ……なんか急にロボット出てきたけど??
エネルギーの枯渇問題というのはどこの世界でも共通なのですね。悩ましいものです。
・Eutopia
「―――露一手给你们看看」
好きです。もうこの時点で伝わってくる圧倒的な”女王”感。アニガサキ2期で、彼女たちは一体どんな物語を経て同好会のメンバーになるのだろうと感じていた一抹の不安を一瞬で消してくれた圧倒的なMV、そして楽曲。
5thの時よりも随分と緊張が解けていたように感じました。きっとこれから、もっと強く、そしてかっこよくなる曲だとこれからが楽しみです。
・EMOTION
本来の声の高さからしたら少々、いや、大分高音だろうこの曲を歌うのはとても大変だろうなとつい思ってしまうのですが、その必死さや一生懸命さというのが栞子に重なるのが好きです。それから最後に笑顔になる所。過去から解放された、新しく踏み出した世界を見上げる、その晴れやかな表情。
舞台女優さんということもあるのか、彼女のソロは表情の細かい変化や、短い曲中での感情の動きが観られるのも好きだなといつも思います。
・stars we chase
stars "we" chase。もうこの曲名から好きです。天才作曲家、そしてスクールアイドルとして最初の一歩を今まさに踏み出そうとしているミアから、嵐珠へ向けた曲。一緒に進もうと、ひとりとひとりじゃなくて、私たちで。
秀ちゃんの綺麗な高音と相まって歌詞が沁みる優しい曲だと思います。
願わくば、一度でいいのであのMVに出てくる猫耳パーカーでのパフォーマンスをお願いしたいです。需要は絶対にあると思います。
・夜明珠
はじめてスクスタで聴いた時にはあまりの衝撃にipadを取り落としたほどでした。曲中のほーみんの挑戦的な表情が好きです。
・翠いカナリア
アニメとは少し違ったスクスタの栞子のエピソードから生まれた楽曲。アニガサキとスクスタでは彼女が抱えているバックグランドが大きく違いますし、きっとアニガサキの栞子からは生まれることはないだろう曲。
スクスタでMVを見たとき、サビにある手を払うような振り付けが好きでそこを何度も繰り返し見ていました。今までの(スクスタでの)栞子がずっと心に抱えていたものから、自身を解放するような、あるいは自分を取り巻く鳥籠にNOを示すようなほんの一瞬の振り付け。もえぴのまっすぐな瞳とその振り付けを見たとき「あ、栞子だ」と後ろに流れるMVの彼女といつも重なります。
・Toy Doll
あーーーーーーー早く声出して会場中が盛り上がる景色を見せてあげたい楽曲圧倒的上位曲です。あれだけ煽られても、ブレードを握った拳を上げるだけなんて………。今でも十分楽しいですが、きっと、もっと楽しい曲になる。その日が来るのが楽しみです。14歳が歌って良い歌詞じゃないだろうとは毎回思います。ステイツすごい。
ダンスパート
ファンミでもあったダンスパートがパワーアップして帰ってきました。
栞子ソロに始まり、栞子と嵐珠、嵐珠ソロ、嵐珠とミア、ミアソロ、そして最後にミアと栞子と繋いでいくダンスはそれぞれの個性を魅せつつ、着替えタイムの繋ぎと言っても客席を休ませる気も、会場の熱を下げる気も一切ないというR3BIRTHからのメッセージを感じました。
そうして戻ってきたほーみんの手に握られていた三本の長い棒、そして満を持しての衣装に、周囲が「来た――!」とざわめきました。
・繚乱!ビクトリーロード!
ブシロードで3人verやったから、今回もやると思った?
せいかーい!でも正しくはR3BIRTH.verでした~!
――なんて声が聞こえたような気がします。
5thで初めて披露され、一部のメンバーにはハマりすぎるほどにハマる特攻服学ラン姿で長い光る棒を振り回し、キャストが一発退場モノのレギュレーション違反をすることに定評のあるこの曲。まさか口上が追加されるとは、全く想像していませんでした。
「はいはい、繚乱ウケるもんね。どうせ全ユニットやるんでしょ?」なんて斜めに構えたオタクの背中を蹴り飛ばし、むしろ、やるとしたらどんな口上を追加して来るのか、あるいはまた別の何かを仕掛けてくるのか、そんな楽しみを増やしていくスタイル。虹ヶ咲のこの予測できない自由さが大好きです。
・MIRACLE STAY TUNE
間奏の台詞パートのわちゃわちゃ感。ファンミと同じく今回もR3BIRTH.verでした。もちろん決まった台本があるのでしょうが、それを加味してもきっちり間奏内にあの台詞全部収めて来るのはさすがだと毎回感心します。
・Level Oops! Adventures
自由!自由!どこまでも自由!
イントロで袖にはけたなーと思っていたら、現れたのは古き良きデパートの屋上遊園地にありそうなどうぶつさん(メロディカーって名前らしいです)に乗った三人。もう最高におバカ。一体何を見せられているんだとゲラゲラ笑っている内に、2日目は途中で栞子のくまを強奪する嵐珠にぶるんぶるんとエアライドで階段を上って走り回るミア、もはや歌唱放棄で全方位にツッコミが追い付かず苦笑いでカメラに向かってピースサインを向ける栞子とやりたい放題の自由奔放。いやーーー面白かった!!
・R3BIRTHブートキャンプ全速ドリーマー
一年前、今回と同じ有明ガーデンシアターを衝撃と爆笑の渦に包み込んだアイツが帰ってきました………なんか、演出バージョンアップしてません???
多くは語りません。こういうものは一緒に楽しんだもの勝ちです。
(もちろん周りの方への十分な配慮は忘れずに!)
モニターに表示されていた太鼓の〇人を彷彿とさせる譜面は最後の三人の叫びで8000コンボ近くを稼ぐというガバ仕様ですが無事に10000コンボを達成!フルコンボだドン!!
ここまでノンストップで駆け抜け切った3人には本当に拍手喝采です👏👏
幕間②
安定の生首アニメ(続)。ぷいきゅぁがんばれぇ~~と幼女の時分に戻ったような気持ちになりながら超展開を見守りました。
色々なことがありましたがトキメキキャニオンのエネルギー問題は恒久的に解決したようでよかった。最高のHappy end!―――なんて思っていると。
【虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
R3BIRTHシャッフルフェスティバル】
大 馬 鹿 野 郎 ! ! !
褒めてます。これ以上ないほどの最大級の誉め言葉です。
なんか聞いたことあるBGMだけどなんだっけこれとか思ってる内に、別のライブ始まりましたけど?なんかMONSTER GIRLな推しが中国語混じりに幼馴染の曲歌ってますけど??何が起きてるんです????
誰がここまでやれと言った。
構成考えたの誰?ちょっと年度末にボーナスあげて欲しい。
・Queendom(栞子/小泉 萌香)
美しい。
ちゃんと後ろで流れているコーラスがもえぴの声で、ああ、このために新しく声録ったんだと感心しました。つまり公式くん、あとは…………わかるな?信じてるからな。
・I’m still…(嵐珠/法元 明菜)
英語、すご。学生時代に英語が嫌いで嫌いで仕方なかった自分としては全編英語の曲を歌うというそれだけでスタンディングオベーションものです。あと彼女、発音綺麗ですよね。秀ちゃんにゆっくり歌ってもらって録音したというエピソードもありましたが、めちゃめちゃ練習したんだろうなぁ……。
・コンセントレイト!(ミア/内田 秀)
お昼休みに練習しなくてもショパン弾けるでしょう!?
――というきっと多くの人が思っただろう冗談はさておき。
元々は生徒会のPRという名目で生まれた、虹ヶ咲学園生徒会長である栞子の、学校や毎日が大好きという想いがとても良く表現されたソロ曲。
これを”宝石のような輝き”をコンセプトに、各メンバーカラー、そしてユニットカラーにも宝石を含んだR3BIRTHの3人で歌うことで、ひとつひとつの歌詞、特に、
このフレーズの持つ意味が、また別の輝きを持って聴こえて来たような気がします。
・MONSTER GIRL
はいきた。バチくそカッコいい。っていうかもう衣装が優勝なんですよね。推しなので特筆してべた褒めしますが、モンガ衣装の小泉萌香さんほんと可愛いんですよ。一年前、あまりの可愛さにファンミのパンフがしばらく直視できず、ページを飛ばして読んだ記憶が蘇ります。まずとにかく顔が良い。後ろ長めのスカートが翻るの最高。さらさらと流れる黒髪ロングストレートも最高。あと無駄にカッコいいキメ顔――からのその笑顔はオタクが簡単に死んでしまうのでやめてください。嘘です。好きです。その楽しそうな笑顔が大好きです。
・Love U myfriends
虹ヶ咲の全員曲って、なんでこんなに泣けるんでしょう。別に涙を誘うようなバラードでも何でもないのに。特にR3BIRTHの3人が歌うLUmfは昨年の思い出も強いからなのかもしれません。
三人に”R3BIRTH”という名前が付くより前から彼女たちを応援していたひとりのオタクとして、この「虹がねぇ 見えたの!」のフレーズで手を繋ぎ、虹の軌跡を追いかけるような振り付けがとても好きです。銀テープの幻聴も聴こえます。
・トワイライト
放送室占拠してラジオを放送したり、ゲーセンでハチャメチャ自由に盛り上がって、みんなで筋トレして、めいっぱい楽しんで、全力で遊んで。
――ここでトワイライト。
夕暮れ時。空がオレンジ色に染まる中、今日という楽しい日がそろそろ終わってしまう。そのことにほんのちょっとの寂しさや切なさも感じるけれど、でも「また明日」って手を振って別れる放課後感。きっと明日も晴れるね。
………なんて意図があるかは分かりませんが、本当にセトリが素晴らしい。
・Hurray Hurray
フラッグを使った振付と相まって5thで一気に好きな曲上位に食い込んだ曲。また聴けるとは思わなかった。いつかは別れのときがきて、みんなそれぞれ大人になっていくことを意識しながら、でもやっぱりみんなと過ごす”今”が最高で、”この瞬間”以上のものなんて考えられない。そうそう。高校時代、もしくは青春ってこんな感じだったなって。ついそんなことを思います。
ひらひらと落ちてきた銀テープには何も書かれていませんでしたが、想い出として大切にしまっています。
なんだかもう、ここで電気がついて規制退場のアナウンスが始まっても、めっちゃ楽しかった~~~~という気持ち100%で帰れてしまったんじゃないかと思うくらいに大満足な内容でした。ですが、まだ終わりません。鳴りやまない手拍子の中、再度三人が登場し、アンコールへ。
・Vroom Vroom
モンガの衣装でもう一回歌うとは思わないじゃん。最高。
めっちゃ最高。やっぱり腰。
・夢が僕らの太陽さ(Day1)
EDなんですよ。ここでこの曲を持ってくるっていうのがね。ほんと。
アニガサキ2期――栞子、ミア、嵐珠の三人がようやくアニメの世界でも仲間になって、本当の意味で「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」が全員揃うことになった大切な作品のED。R3BIRTHの単独ライブの最後に持ってくるというのがもう拍手!!という気持ちでした。
・Future Prade(Day2)
「はーーじーーまーーりのーかーぜーひーかるー!!」
ここ。もえぴが伸びやかな声で全力で歌い上げるこの落ちサビが初めて聴いたときから大好きなんです。5thは特にこのワンフレーズを生で浴びたいがために、1公演で良いから絶対に会場に行きたいと思っていたまでありました。
栞子、嵐珠、そしてミアと他の10人より少し遅れて同好会に加わった3人が歌い繋いでいく、大切で、大好きなR3BIRTHパート。久々に現地で聴くことができて本当に嬉しかったです。
ありがとう!楽しかった!最高だった!
――きっとそんな気持ちを込めた拍手がいつまでも響く会場。ああ終わってしまったな………なんて手元で光らせたままの翡翠色のブレードに視線を落としていると、何やら下手側から笑い声が。
・トキメキキャニオンのお兄さん――という名の規制退場案内。
最後の最後まで楽しませてくれる、その姿勢には脱帽です。ファンミの時にも世界観を踏襲した楽しい規制退場案内がありましたが、今回もまた、会場の外が砂嵐になっているのでスタッフの言う通りに順番に退場して無事に帰宅の途につくように――とアナウンスがありました。終演直後に出て行った方々は………残念なことに、嵐に巻き込まれてしまったようです(合掌)
《最後に》
楽しかった!!それ以外の感想がありません。
別の言い方をするなら
「#最高のエンターテインメント」この一言に尽きます。
ユニットライブの最初からとんでもない爆発力だったけれど、この先も期待をどんどん上げてしまって大丈夫なのだろうかと些か不安にもなるのですが、そこは自由さと個性で言えばきっと右に出る者はいない、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。それぞれのユニットの特色が溢れる唯一無二の楽しいライブになるはずだと続くライブも配信、そして現地で参加するのが今からとても楽しみです。