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スクールアイドルミュージカルは全ラブライバーにおすすめです
皆さん、スクールアイドルミュージカルはご存知ですか?
スクールアイドルミュージカル(以下スクミュと略したり略さなかったり)はメディアミックスコンテンツ「ラブライブ!」シリーズ初となるミュージカル作品で、2022年から2023年にかけて初演が、2024年と2025年に追加公演が行われています。また2024年にはミュージカルを基に再構成された『ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA』が放映されました。
私は2024年公演を学生応援席でふらっと観るという形でスクミュを初めて観ましたが、まぁ面白い!
終演後は目が感激の涙でグシグシになりながら会場の歌舞伎町タワーを降りたことを覚えています。
だから2025年も公演を行うと公式からアナウンスがあった時は大喜び、チケットを去年の学生応援席(3000円)からS席(11,000円)に一気にジャンプアップして購入しましたオカネガナイ。
そんなわけで2025年2月13日(木曜日)に日本青年館ホールで本編公演を観に行きました。今回の公演もとても楽しむことができたのでまだスクミュを観たことがない人にお勧めするという体で魅力を書いていきたいなと思います。
以下目次です
大前提として、内容はすっげぇラブライブ!です
スクミュはラブライブ!シリーズでは初となるミュージカルを中心とした作品なわけですが、肝心のストーリーはアニメやゲームと比較してどうなの?と思われた方もいらっしゃると思います。
兵庫と大阪、関西に位置する二つの伝統校。
芸能コース選抜アイドル部の活躍でブランド化に成功した大阪・滝桜(タキザクラ)女学院と、昔ながらの進学校、兵庫・椿咲花(ツバキサクハナ)女子高校。対立する2校の理事長の娘である二人の少女がアイドル活動を通じて出会うことで、彼女たちを取り巻く小さな世界に大きな変化が生まれていくー。
大事な約束より大事なことを探して...…。
新たな舞台(セカイ)で始まる「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。
いま、スクールアイドルをはじめよう!!
一言でいえば神です。
本編公演はアニメやリンクラの活動記録と比べてだいぶ短い2時間強といった時間ですが、偶然の出会いが夢を、奇跡を、そして輝きを生み出すラブライブ!の魅力はとてつもなく詰まっています。
ワンシーンだけピックアップするならば滝桜の理事長の娘である滝沢アンズちゃんと椿咲花の理事長の娘である椿ルリカちゃんが母親から寄せられる将来への期待とは少し違うところにある、自らの「やりたいこと」に対して素直になり、そして出会うシーンで「ラブライブが始まる」という感覚を覚えたことに驚きました。千歌ちゃんが梨子ちゃんと出会った時のような、侑ちゃんと歩夢ちゃんがせつ菜ちゃんのパフォーマンスに圧倒された時のような物語の歩みが駆け出すように早くなる瞬間が自分の目の前で繰り広げられていることにとにかく衝撃を受けました。
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2人の出会いが少しずつ未来を変えていく
(2024年1月16日公演の会場で撮影)
あと、アンズちゃんとの切磋琢磨を望むミスズちゃんやルリカちゃんのお幼馴染のユズハちゃん、滝桜のサヤカちゃんとレナちゃん。椿咲花のヒカルちゃんとマーヤちゃんの名コンビ。先輩であるアンズちゃんやルリカちゃんを慕うトアちゃんにユキノちゃんと登場人物がみんなそれぞれの魅力を持っています。
スクミュは仲間たちとの関わりに深みがあるのも一つの見どころです。
今までのラブライブ!との違い
スクミュは今までのラブライブ!と共通している部分も多いですが、明白な違いもあります。
それは大人にもフォーカスが当てられていること。
先ほどからちょいちょい理事長と書いていますが、それは滝桜女学院の滝沢キョウカ理事長と椿咲花女子高校の椿マドカ理事長のこと。2人のマダムはビジュアルやグッズのラインナップにも度々登場するほどの重要人物だったりします。
スクミュ発表以前のラブライブ!シリーズでは大人が登場することはありましたが、その殆ど(鞠莉ちゃんママは例外かも)がスクールアイドルを見守る、いわば成熟した人物として描かれていました。
ですがスクミュの「みんなで叶える物語」は大人も含まれています、ラブライブ!シリーズでは割と珍しく、大人が「未完成」の存在であるわけです。スクールアイドルを通してアンズちゃんとルリカちゃんだけでなく、2人の理事長であり母親がどう変わるのか、そこの部分にも注目しながら観るとスクミュの世界がとても奥深いものになるのではないかなと思っています。
スクミュを観た後は、きっと理事長2人への見方が変わっていることでしょう。
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曲について
スクールアイドルミュージカルは、ミュージカルと銘打っているだけあって、楽曲は本当に豊富です。キャストさんの実力も相まって、その時その時の情景に感情移入できることでしょう。
自分は言語化するのも含めて楽曲解釈というものが苦手なのですが、芸能コースを持ち時代のトレンドに勢いよく飛び込む滝桜女学院と、それに対する進学校として品位を重んじて伝統の上に成り立っている椿咲花女子高校(『目指せメジャーデビュー』と『わが校の流儀』によく出ているのかな)や先述した理事長親子の対比構造が歌詞だけでなくそれぞれの曲の音楽性(語彙力皆無)からも伝わってきます。
自分が特に好きな曲は『君と見る夢』です。スクミュで1番好きなのはもちろん、ラブライブ!全体で見ても個人的トップ10にも入っていると思います。ネタバレになりそうだからここではあまり深入りして書けないのがちょっと歯がゆいです、まずは劇場で聴いてくれ!
『夢の羅針盤』も本当にいい曲です、『君と見る夢』と合わせて「スクールアイドルとは何か」をまばゆく見せてくれます。『夢の羅針盤』を聴いたときは直前の展開で立った鳥肌がさらにとんがる感じがしましたw
…すみません、曲についての紹介は本当に苦手なんです。ちゃんと魅力が伝わるように精進しますがスクミュに詳しい兄貴の皆さま方のnoteやブログやTwitter等も参考にしていただければと思います。
敷居は全然高くないよ!
「ミュージカルって観に行ったことがないんだけど大丈夫かな…」「ルールとかしきたりが難しそう…」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
結論から言うと割と軽い気持ちで観に行って大丈夫です!
観劇のルールとか推奨事項は公演日が近くなるとスクミュ公式Twitterがアップしてくれます、基本それに従えばOKです。
『#スクールアイドルミュージカル』を
— 『スクールアイドルミュージカル』公式 (@sim_LoveLive) February 16, 2025
もっと楽しむためのワンポイントアドバイス!
お越しになる方はご一読ください💞
公演ガイド✅https://t.co/s5bvvhOC1i
物販情報✅https://t.co/0aRTKfe3yw
楽しく観劇できる環境づくりにご協力ください🕊#lovelive #スクミュ pic.twitter.com/Aob3hT29DN
厳格なドレスコードなどは当然ありませんし、なんなら痛バを持ってきている紳士淑女の方もいらっしゃいました(これは自己責任でお願いします)。
当日券とかも発売されるケースが多いですし、料金も5000円(学生なら3000円)からと、ラブライブ!シリーズのライブイベントと比較すると比較的お手頃なので劇場に足を運ぶハードルはそこまで高くはないと思います。決して安くはないけどね…
とはいえ、あくまで基本はミュージカルなのでライブイベントとは勝手が違う部分もあるにはあります。
大きい点を挙げると
全席着席指定
公演中は声出しNG
ペンライトは後半のカーテンコールスペシャルステージでのみ使用可
だいたいこんなところでしょうか。
やはりライブイベントと比べると静かに落ち着いて観ることが求められます。コールやオタ芸やUOはもっての外です。
これはスクミュに行って初めて分かったのですが、ミュージカルはキャストさんやスタッフさんのみならず、観劇に来たお客さんも協同して一つの世界を作り上げているんです。だからこそ一人ひとりがマナーを守ることがとても大事、スクミュに関わる全員がアンズちゃんやルリカちゃん達が駆け抜ける「今この瞬間」に想いを馳せることができるようにしたいなと思います。自分自身もその部分は気を配ったし、これからも大事にするつもりです。
ここからは細々としたことをまとめます
Q.どんなお客さんが来るの?
ここ最近のぬまづ地元愛まつりほどではありませんが割とお年を召した方も多かった気がします、もちろん若い方もたくさん観劇に来ていました。
男女比は男性女性で7:3くらいだったかな?他のシリーズのライブイベントと比較しても女性の比率がかなり高いという印象を受けました。
Q.お手洗いのキャパはどんな感じ?
去年と今年の東京公演の会場に限った話ですが、劇場なので少なくとも男性トイレのキャパはかなりあると思います。女性はちょっと分からない部分があります。心配な方は公演に行く前に事前に会場について調べるのもありかもです。
公演の途中に休憩時間が20分設けられているのは安心材料です。
とにかく1回観てほしい!
ここまでスクールアイドルミュージカルの魅力をつらつらと書いてきましたが、結論として申し上げたいのはこの一言
ぜひ劇場へ足を運んでみてください!
というのもスクミュは今まで映像化がされたことがありませんし、現状アナウンスもありません、ドラマ版のBlu-rayは発売されていますがミュージカル版とは少しテイストが違う感じがします。
ドラマ版もドラマ版にしかない魅力がありますが、「ミュージカル」としてのスクミュを楽しむためには公演を直接観るしかないのです。
すべてのラブライバーにおすすめしたいほどラブライブ!のエッセンスがバランス良く詰まったミュージカル作品です。皆様お誘いあわせの上是非劇場へ足をお運びいただければなとそれはもう強く思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
久しぶりのnote執筆だったので勘を取り戻しがてら書き進めましたが、いつにも増して薄味になった気がします…もっと修行を重ねないと
もう少し言語化のスキルが上がったらもう少し内容や楽曲について踏み込んだ記事を書きたいなと思っています。
Aqoursの記事も久しぶりに書きたいな。
スクールアイドルミュージカル公式サイトもご参照いただければと思います。