ダイヤさんの優しさに触れる、ややラブライブに偏った沼津散策
明けましておめでとうございます(もう2月)
2024年が始まりましたね(もう1ヶ月経ってる)、今年はたまによくnoteを書ければ良いな(できるのか?)と思っています、よろしくお願いします。
前置き
さて、1月1日といえば、お正月のほかに、もうひとつビッグイベントがあることを皆さんご存じでしょうか?
そうですね、「ラブライブ!サンシャイン!!」 Aqoursのメンバーである黒澤ダイヤさんと「幻日のヨハネ」でヌマヅ行政局執務長官を務めるダイヤさんのお誕生日ですね。
真面目でしっかり者だけど根は優しく妹想いでたまに少しポンコツな一面を見せるところがかわいい我が最押しの誕生日を作品の舞台で祝いたい!ということで1月3日に静岡県の沼津へと足を運びました、今回はその思い出話を書いてみようと思います。
※今回の記事は「ラブライブ!サンシャイン!!」や「幻日のヨハネ」のほんのりとしたネタバレ(ドラマCDの内容を含む)を含む見込みです、予めご承知の上お読みいただければと思います。
さあどこに行こうかなと色々考えていましたが、せっかくダイヤさんのお誕生日を祝いに沼津に行くのだからダイヤさんのここすきポイントを見て回りたいなと思い立ったわけです。
自分の中のダイヤさんの好きなところは推し始めた割と最初の方から存在していまして
ダイヤさんがよく見せるどこか荘厳な雰囲気や近寄りがたさ(本当はそんなことないのだけれど)はAqoursや妹のルビィちゃん、そして生徒会長を務める浦の星女学院や沼津のことを大切に思う気持ちからきているんです、多分。
随所で分かるこの優しさがすきなので今回はそこに思いを馳せることができる場所にも行こうと決めました。
いざ沼津へ!
そんなわけで沼津に向けて出発!まずはラブライブ!サンシャイン!!のロケ地が多数存在する内浦地区を目指します。最初に東海道線普通列車に乗車、普通は熱海での乗り換えが必要なのですが時々東京方面から沼津へ乗り換えなしで行ける列車があります、JRさんこれはマジで便利ですから今後も末永く運転してくださいお願いします。
これはライフハックなのですが、年末年始に東京5:20発の沼津行き列車に乗ると相模湾が一望できる場所で日の出を迎えることができるのでおすすめです。
これで終点の沼津駅に行き…ません。沼津のひと駅手前、三島で下車します。
第2ランナーは三島から修善寺を結ぶ伊豆箱根鉄道駿豆線、伊豆半島の中央部に行くためもう少し電車に揺られます。まずは伊豆箱根鉄道のホームに向かって…
FOOOOOOOO!!!!!!!!
ホームに上がるや否や視界に飛び込むゴールドの前面とエメラルドグリーンの車体が特徴的な電車、そして何よりも車体側面にあしらわれたフルラッピング…
幻日のヨハネラッピング車両がお迎えしてくれました!まだ乗車できていなかったので嬉しいです!
これから行く場所は幻日のヨハネにも大いに関係する場所、この電車がカタカナのヌマヅ(沼津に似た異世界)へ連れていってくれるような感覚を覚えて聖地に来たという高揚感も高まります。
幻日のヨハネラッピングトレインに乗って約20分、伊豆長岡駅で下車。
ここでまた乗り換え、沼津の内浦へ向かうラストランナーは伊豆三津シーパラダイス行きのバスです(写真撮り忘れたorz)。
ここまで来ればあと少し、伊豆半島の中央から海沿いへと下ります。
途中、古奈(こな)温泉南口というバス停の案内に反応した自分はもうダメかもしれません。
幻日の優しさに手を伸ばす
そうこうしているうちに内浦に到着、バスの終点の伊豆三津シーパラダイスから歩いて程なくすると今回の目的地のひとつである「三津海水浴場」に到着します。
砂浜に降り立つと眼前いっぱいに広がる駿河湾と双子山のようにそびえ立つ淡島と富士山、それに大瀬湾内めぐりの船着場…
Aqoursが思い出を紡ぎ続けてきた景色が今年も変わらずそこにあって心から安心しました。雲が多くてもすっきり晴れ渡るような気分です!
ここに来たら自然とラブライブサンシャインの曲が聴きたくなるもの、今日はせっかくダイヤさんのお誕生日に来たのだから何かダイヤさんゆかりの曲を聴きたい、せっかくだから「幻日のヨハネ」から…
幻日のヨハネテレビアニメBlu-ray第3巻付録の特典CDはこの浜で聴くのにうってつけの内容です。
アニメで触れられたワーシマー島でひっそりと暮らす魔王の末裔、マリとヌマヅ行政局執務長官のダイヤとの間で交わされた手紙のやり取りのバックグラウンドをこれでもかと知ることができる1枚です。
ドラマパート「君にかける言の葉」では「ラブライブ!サンシャイン!」の世界とはだいぶ違った形で出会った幼いダイヤさんとマリちゃん、それぞれいつか妖精族と魔王族を統べる者になるという立場を背負ったふたりの心を繋ぎ、ヌマヅ(沼津に似た異世界)を大切に想う「放って置けないものどうし」が友になる過程に思いを馳せることができます。
トラック2の「Best wishes」、ラブライブシリーズのバラード曲では1番好きかもしれません。
詳しい?感想は以前書きましたが聖地で聴くとまた感慨深いものがあります。
ヘッドホンから流れるダイヤさんとマリちゃんの歌声と共に外から波音が聴こえる、こんなに贅沢な環境は他にないでしょう。
何だかヌマヅから波に乗ったメッセージが送られているような、そんな感覚まで覚えます。
実は現実の沼津と幻日のヌマヅって鏡一枚隔てた距離にあるのかもしれません。エイっと海に足を踏み入れたらヌマヅの世界に行けるんじゃないかな?
この世界の沼津とは景色は少し違っても、人が持つ想いの暖かさは変わらない、そんな街がこの海の向こうにあるように思えました。
沼津港ドカ食い気絶部(完遂できず)
いつまでもこの風景を見ていたいものですが、まだまだ予定があるので移動します。
三津海水浴場から少し歩いた長浜バス停からバスを乗り継ぎ40分と少しくらい、沼津の有名な観光地である沼津港へ。
沼津港では今年の1月1日にラブライブサンシャインのファンクラブである「Aqours Club」へ投稿された、ダイヤさん役の小宮有紗さんが沼津港をめぐるバースデーレポートに沿って観光しました。
沼津港に到着してまず一番に向かったのは沼津みなと新鮮館の中にあるお茶のお店「まるに」さんです。お土産を買うために何度か立ち寄らせていただいたことはありますが明確に「これが欲しい!」という目的をもって訪れるのは何気にこれが初めて。
ここで欲しいものは小宮有紗さんがお買い上げになられた
梅の柄が入った茶筒
特上のくき煎茶 玉露入り
幸いにも茶筒は一つだけ残っていたものを手に入れることができましたが、お茶の方が見つからない、バースデーレポートに写っていたものとよく似たものはありましたがなんか違うような…?
小宮有紗さんが手にしたお茶はどこに…?と店内を見て回っていると…
店員さん「すみません、もしかしてラブライブの方ですか?」
自分「えっ?あっはい…実はお正月に…」
店員さん「ああ!ダイヤさんの!ごめんなさい特上茶葉はもう売り切れてしまって…ティーバッグのものならまだ少しあるのですが…」
様子を察してくれたのか、店員さんが声をかけてくれました。
お話を聞くと、バースデーレポート投稿後から案の定ラブライバーと思しき方がたくさん来店し茶葉を買っていったのだとか。
オタク君たちさ…最高だぜ!
というわけで小宮有紗さんが購入された特上茶葉は手に入りませんでしたが、同じ茶葉を使用したティーバッグのものと普通のくき茶葉、そして梅の柄の茶筒を購入。
まるにさんで買い物を済ませると時間はもう11時前、そろそろお腹が空いてくる頃です。
沼津みなと新鮮館から少し歩いて…
今日の昼食は「うなぎ処 京丸」さんで頂きます!
普段はうなぎなんて高嶺の花すぎて食べることはありませんがバースデーレポートで紹介されたので今日は特別。
店内は少し混んでいましたがほどなくして席に案内されました、先客のダイヤさんのグッズのついたバッグを持ったお兄さんもバースデーレポートを見て来たのでしょうか?
今回注文したメニューはうなめし一本と肝串、小宮有紗さんが頂いていたものと同じです。
着席するとお通し(という言い方で良いのか分からない)として骨せんべいが出されました。
これをひとたび噛んでみるとじわっと何かうまみがにじみ出ます。これが…魚に秘められていた美味しさ…まるでAqoursが積み重ねてきた歴史のような高密度の味わいです(うるせえ)。
続いてやってきたのは肝串、これ多分うなぎの肝ですよね?焼いたものを見るのは初めてです…
どんな味がするのかイメージできないまま口にしましたが…
あれ?これ美味しい?
舌に乗せた時の香ばしさとタレの味、そして後にくるほんのちょっとした苦みの三位一体がクセになります。
焼き鳥は昔から好きですが、肝串もなかなか良いものなのかもしれません。
初めて遭遇した味覚を堪能しているうちにメインディッシュが着重しました!
こちらが京丸さんのうなめし一本、うな重に肝吸い、そして香の物がセットになった幸せのトライフォースです。
うなぎもご飯もふっくらで胃袋が歓喜の声を上げます、マジでおいしい。うなぎにもご飯にもよく絡むタレが万能すぎます。
肝吸いや香の物も良い口直しになり、最後まで飽きることなくうなぎを堪能することができました。
ちなみに自分が来店した時は京丸さん開店14周年記念ということで増量キャンペーンが開催されていました、そのおかげで胃袋がはちきれそうに…w
お腹いっぱい美味しいうなぎを食べることができて有り難い限りです!
Q.木村屋さんの幸せの卵焼きは?
A.ごめんなさい、胃袋が限界でした…
うなぎフルセット(増量中)に加えて卵焼きを頂くとは…バースデーレポート内でも仰られていましたが小宮有紗さんすごい食べますね…流石公式生放送内でお米を炊いて頬張る方は違うなと思います。
うなぎを堪能したところで次の場所へ、京丸さんから歩いて10分弱、沼津港のランドマーク、「大型展望水門びゅうお」に到着です。
港と駿河湾を隔てるようにそびえ立つこの水門は、津波発生時に中央部が閉じられ市街地に被害が及ばないようにする役割を持っています。
また、平常時は建物上方の展望室から沼津の街や駿河湾を一望できる観光スポットとなっている場所です。
天気の良い日は先ほど紹介した淡島が見えることもあるのですがこの日はよく見えず…
そしてびゅうおは2022年に発表されたAqours Feat.初音ミクのコラボシングル「BANZAI! digital trippers」のMVにも登場、沼津の中でも比較的新しいこの場所で、トラディショナルな雰囲気がよく似合うダイヤさんとデジタルの時代が生んだ初音ミクちゃんが一緒にパフォーマンスをする、Aqoursの新しい境地を見せてくれました。
Aqoursはすごいことしかしないな…と改めて感慨を覚えながら沼津港を後にします、帰路につくために沼津駅へ向かうのですがその途中で寄りたいところがふたつほど。
サンシャイン!!の優しさを思い出す
沼津港からちょっと移動して市街地へ、寄りたかった場所のひとつ目、沼津市などを流れる狩野川沿いにある「かのがわ風のテラス」に到着です。
この場所は「ラブライブ!サンシャイン!!」テレビアニメ1期第8話「くやしくないの?」で、東京のスクールアイドルイベントに招待され、人気投票最下位に終わったAqours(当時はダイヤさん達3年生組は未加入)をダイヤさんが労る、全国7236万人のダイヤさん推しの皆さんが大号泣したシーンで登場します。
2年生と1年生が集まり、ひとつの形となったけれど厚い壁に跳ね返されたAqoursにダイヤさんがかける言葉は暖かく、その実力を認めるものでした。
そして、ダイヤさんがスクールアイドルに憧れるきっかけとなったμ'sやA-RISEの時代から時は流れ、求められるレベルは果てしなく高くなったこと、さらにダイヤさん達自身も乗り越えることができなかったことも明かします。
一見すると厳しい現実を話しているようにも見えますが、その内心にはAqoursがこの結果をどう受け止めるのか考えることができるようにするある種の親心があったのでしょう。
ダイヤさんの本質は「優しさ」なんだと思います。
東京へ遠征してから気丈に振る舞い続けていたダイヤさんの妹、ルビィちゃんが沼津駅前まで迎えにきたダイヤさんの顔を見た瞬間、今まで押し留めていたものが溢れ出て抱きついたことが何よりの証拠です。
Aqoursが前を向くきっかけとなったこの場所を実際に見て、ダイヤさんの年長者として、そして姉としての柔らかな面を感じることができました。
甘さとちょっぴり寒いネタも?
ド感情オタクになっていますがそれでもやらねばならぬことが、それは祖母の誕生日祝いのケーキを用意すること。
そんな用事にうってつけのお店がかのがわ風のテラスのほど近くにあります。
それが沼津市街地のあげつち商店街にある「grandma」さん、お菓子の家のような外観が特徴のお菓子屋さんです(写真撮り忘れry)
grandmaさんの魅力は、Aqoursメンバーのお誕生日に合わせて限定メニューを販売してくれること。ダイヤさんのお誕生日メニューもいくつかあります。
人気のメニューなので売り切れていないか心配していましたがショーケースにあったのでひと安心。
生誕祭限定ケーキ2種とショートケーキを購入させていただきました。
自分は私のおやつですわぁを頂きました。抹茶の上品な味わいを甘すぎないクリームと鮮やかなルビーチョコのムース生地が引き立てます。
ダイヤさんの魅力がケーキで表現された逸品です。
お抹茶のチーズケーキですわぁも食べた祖母によると美味しかったとのこと。美味しいケーキで祖母の誕生日を祝うことができて感謝の気持ちでいっぱいです。
旅立つその時まで、帰る場所は輝き続ける
grandmaの誕生日ケーキをgrandmaさんで購入するという面白いギャグを成立させたところで名残惜しいですが沼津を離れる時間がやってきました。
少し寂しい気持ちが沸き上がりましたが帰りの電車が出発する「沼津駅」を訪れたらそんな気分は吹き飛びました。
まず駅舎外観、テレビアニメ1期エンディングのこの場面を沼津の玄関にデーンと展開しようと発案した担当者の方にどうか金一封を…!
「私たちのふるさと、沼津。」
沼津という街が育んだAqoursが今度は沼津のセンターステージともいえる場所で我々を出迎えてくれる、Aqoursの存在の大きさを実感できるようになったことはとてもすごいと思います。
改札を入るとこんなコーナーが
JR東海さん、バックアップが強力すぎませんか?
昨年開催されたコラボ企画『「ラブライブ!サンシャイン!!」沼津ゲキ推しキャンペーン』以降、沼津駅のラブライブ応援の火力がすさまじいことは前々から知っていましたがまさかここまでとは…
所々に梅の花が咲いたバルーンアーチも準備が大変だったはず、So Big Loveに感銘が止まりません。
あ
これは…この見覚えのある発電機は…
ダイヤさんの優しさの象徴、今のラブライブ!サンシャイン!!の発展と栄光を見るには必要不可欠なかけがえのない存在…
ラブライブ!サンシャイン!!にガッツリ触れていないとこのボードは作れません、ありがとう…JR東海さん、ありがとう…!
「何言ってんのこいつ?」と思われた方は「ラブライブ!サンシャイン!!」テレビアニメ1期第3話「ファーストステップ」をどうか見てください!ラブライブ史上でも5本指には入る神回です!!!
ここまででももう感謝感激雨嵐ですが、極めつけはホームの電光掲示板に表示されたメッセージ。
noteだと動画がそのまま貼れないようなので引用でご紹介します。
これほど端的に、そして随所に愛を感じるメッセージが駅で流れるなんて…
ここまで何回かダイヤさんの魅力を若干怪文書チックに書きましたがこの名文にはかないません。
特に最後、ダイヤ「ちゃん」と呼び方を変えた部分を見た時には思わず声が出そうになりました(ここで「勇気はどこに?君の胸に!」が脳内再生される)
JR東海さんのAqours愛がこもった駅舎をじっくり見て回り、生誕祭祝賀ムードに包まれたまま帰路に就くことができました、感謝。
終わりに
ここまで長い時間、お付き合いいただきありがとうございました!
本当はもう少しコンパクトな文章にまとめたかったのですが、その時々に思ったことや今回行った場所とダイヤさんの関係性をなるべく克明に書くよう努めたらかなり長い文章になってしまいました。
あと、今回のnoteは「ラブライブ!サンシャイン!!」やAqoursをあまり知らない方が読んでも「沼津の街とラブライブ!サンシャイン!!が持つ熱気」を何となく感じていただけるよう構成したつもりです。
ただ割とマニアックなことも盛り込んだので「普通の観光記録」の範疇に抑えられたかどうか、自信はありません…
最後に黒澤ダイヤさん、お誕生日おめでとうございました!丸一ヶ月遅れてすみません…
2024年もダイヤさんにとって笑顔あふれる素敵な一年になりますように!
今回たどったルートはこんな感じです(10分クオリティ)
①が伊豆長岡駅
②が三津海水浴場
③が沼津港
④がgrandmaさんや沼津駅がある市街地です