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聴覚過敏(?)とのつきあい方

最初に申し上げると、自分はほんのすこーしだけ(記事タイトルに?とつけたのはそのため)聴覚過敏持ちです
普段の生活は割と普通に送れるのですが

  • 多くの音が同時多発的に発される場所(ターミナル駅とか)

  • 突然の大きな声(人の怒鳴り声とか発砲音はマジで無理)

への耐性が全然なくて、そういったものにさらされるとSAN値がガンガンに削られます。
でもって、SAN値がピンチになると、(とある作品の登場人物の言葉を借りると)「充電切れ」のような状態になってしまうのです。

聴覚過敏に気づくまで


思い返してみると、小学生とか中学生ごろの自分は「大きな音」を異常に怖がっていました。何かと大声を出しがちな先生への恐怖心に支配される時間もなかなか多かったですし、徒競走のピストルの音に驚いてスタートが遅れるなんてことはしょっちゅうでした。
苦手なことが多い環境の中でよく頑張っていたなと我ながら思います笑

自分の持つ特性にはっきりと気付き始めたのは高校生になってからです。

きっかけは高校1年生の時に経験した文化祭でした、自分が当時通っていた高校はかなり小規模な場所でしたが、それでも文化祭ともなれば生徒や保護者などでかなりの賑わいになります。
最初はそんな環境を気にせず自らの仕事をこなしていたのですが1時間ほど経過して

「あれ?なんだか視界がぐらつくな…?」

そこからたまたま近くにいた両親に異変を察されるまであまり時間はかかりませんでした、とりあえず人があまり来ないベランダに移動させてもらい様子を見ましたが静かな環境にいくことで多少気持ちが楽になったことを覚えています。
それ以降も、度々めまいを覚えて都度落ち着ける場所で休ませてもらうということがありました。特性の性質上、よく学校行事の時に症状が出ましたが、幸い自分の通っていた高校はそこら辺の理解と柔軟性があったので適切に対処をしていただくことができました。
今でも感謝しかないです。

自分でどう対処するか


そんなこんなで高校生活は無事に…いえ、周りの人たちに何とか支えられて終えることができましたが、問題はその先。
大学生になると通学時間が長くなりますし、何より自分のことは自分でどうにかしないといけなくなります。
つまり、今まで書いたことへの対処もあまり人には頼れなくなるから自衛策が必要となるわけです。
一応、高校1年生の頃にヘッドホンを購入して以降、これを付けていると混雑した空間でも多少楽に過ごすことができたので外出の際は大体持っていくようにしていましたが、それでも完全に喧騒をシャットアウトするのは難しかったようで通学中に体調がキツくなって電車から離脱…駅のベンチで落ち着くのを待つということがしばしばありました。


高校生の頃に買ったヘッドホン、一応ノイズキャンセリング機能がついている


大学に上がると先述の通り、通学時間が増加したためかSAN値が削れる削れる…
今まで使っていたヘッドホンは装備としてやや力不足となってしまいました。
そこで大学1年生の11月、清水の舞台から飛び降りる覚悟でヘッドホンを新調した訳です。

その結果、誇張抜きに革命が起きました

SONY製のWH-1000XM5 箱の高級感が段違い

お値段は4万5000円くらい!間違いなく人生で一番高い買い物でした。
この機種を買った最大の理由は

「ノイズキャンセリング機能が強い」こと

今まで使っていたヘッドホンにもノイキャンは搭載されていましたが新型はその性能が段違い。
どのくらいかというと、人に話しかけられても気づかないレベル。
当然、細かな雑音も大幅にカットできるので電車での移動中も快適な空間を確保できるように。
その甲斐あって、大学に遅刻や欠席をする日数も減り大学生活がより充実するようになりました。

おわりに


思いつくまま気の向くままに自分の持つ特性と向き合ってみました。
昔のことを思い出すと頭の中が混乱して満足に文章が書けなかったのが少し残念なところです。しっかりと振り返って、そして笑い話にするにはまだもう少し時間がかかりそうです。

もし自分と同じように音に対して過敏な傾向がある方は耳栓やヘッドホン、イヤーマフなどといった「耳に入ってくる音を減らす」ツールを使ってみることをお勧めしたいです。
人によって何が合うかはそれぞれだと思うので、いろいろ試してみると良いかもしれません。

最後に、自分は野球観戦やライブに時たま足を運びます、これを聞いて

「おい待て、大きな音に弱いのにそんな音の洪水みたいな場所に行くのか?矛盾してね?」

と思われた方もいるかと思います。
その辺りの自分の考え方、自分の好きなことと特性への対応の両立のさせ方についてもいつか書きとどめられたらいいなと考えています。


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