自称ギフテッドが20歳すぎてただの人になりました②
前回は小さい頃のお話だったので今回は高校生になってからのお話を。
ただの人への第一歩
高校は県内一の進学校にほとんど勉強せず合格しました。周りは受験勉強していたけれど私には解けない問題が無かったので勉強しませんでした。遊んでいると親に怒られるので椅子に座って寝てました。
高校もそんな調子でなんとかなると思っていました。
しかしさすがは進学校。周りは全員が各中学校の秀才。今思うとギフテッドがウヨウヨいる学校でした。
勉強しないとついていけない!と気づきましたがそもそも授業の受け方がわからない。50分集中して授業を受けたことが無いのでどこが大切なのかもわからない。
数学は好きだったから良かったものの興味のない科目が全く歯が立ちませんでした。というか暗記するための努力ができませんでした。
興味のないことにはとことん興味が湧かないタイプなので授業中に寝るようになりました。
また高校の授業はハイレベルで現実世界から飛躍した話が多々あります。√-1って何?などそういうものと割り切らないと進まない世界です。
しかし何故の扉が開くと意識がそちらに持っていかれてしまい点数をとる勉強ができなくなります。
そんな私を高校の先生方は根気強く教えてくださいましたが結局偏差値のそう高くない大学に進学しました。
やればできる子(当時YDKが流行ってました)と言われ続けた3年間でした。
人生の下降期 大学時代
某私立大学の薬学部に進学しました。私立大学は大学というより『薬剤師合格のための予備校』でした。ここでの勉強は理解というより丸暗記。
相変わらず授業の受け方を掴みきれないまま丸暗記の日々に勉強が嫌いになりました。
面白くない。
それしかありませんでした。
そしてそんな志の折れた私の成績は下の下。国家試験にも不合格で現在人生の夏休み真っ只中です。
ただの人とタイトルに書きましたが結果親の脛をかじり尽くしている訳で最早ただの人以下ですね。失礼致しました。
来年こそ引きニートを卒業して親に美味しいものをご馳走したい、そんなむぎちゃの子の半生でした。