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「未来」を考えられるのは人間だけだそうです。

というツイートをしたので、これをベースに少し広げながら書いてみます。

画像はnoteで未来と検索して出てきたものです。なかなかいい立ち姿です笑

未来を考えられるのは人間だけ

今回参考にさせていただいた本は小泉英明さんの『脳科学の真髄』です。

前提として、人間にしかないことは「言語」を使えるという点です。
そして、身振り手振りのみでは、「明後日」「3ヶ月後」「◯年後」などを表現できません。
よって人間にしか「未来を考えられない」ということだそうです。
加えて、動物は後先を考えておらず、脳の行動サイクルに従っているだけ、だそうです。例えばチンパンジーは、痛みなどはもちろんありますが、病気を患ったとしても悩んだりしません。

ここからは、人間の悩みはやはり「過去」と「未来」のどちらかから来るものということがわかりますね。

さらに詳しく知りたい方は、こちらからご一読してみてくださいね。

学習コーチングでは、変えられるのは「今」と「未来」

さて、他方、学習コーチングでは、変えられるのは「今」と「未来」とされています。加えて、クライアント(生徒)側には自身でも計り知れないほどの可能性を持っていると考えられています。よって「(可能性を最大限)引き出そう」となっています。

この考え方からは、とにかく「今」と「未来」に集中することが重要だと分かります。
しかし注意すべきことは、人間の悩みは「過去」と「未来」で出来ているということです。
すなわち、あまりに「未来(=ビジョン)を明確に描きすぎていても仕方ない」し、そもそも「未来は思い通りにいかないことが当たり前」だということです。


コーチングを沢山受けるのではなく、同じくらい手を動かす

こうなると、手を動かすことの重要性がわかります。現状を変えたいなら、よりよいものにしたいなら、「今」手を動かし始めるしかないと言えるでしょう。
アイデアマンは実行してやり遂げてこそアイデアマンであるということです。

手を動かすことで世界が変わる

手を動かした少し先を見てみると、残酷なくらい「世界が変わってしまう」のです。

もし仮に「今」手を動かしたとしましょう。それが自分にとって面白く、誰かのためになっていて、そこに仲間やフォロワー(ファン)が増えたとします。すると行動に拍車がかかり、どんどん先に進んでいきます。毎日の予定が、出会う人が、時間の使い方が変わっていくのです。気づいたときには、少し寂しさを感じるかも知れませんが、その場・人とのつながりに居心地すら覚えているのです。

これは物凄く残酷なことです。今まで出会っていて気の合う人とは当時より疎遠になりやすくなります。文字通り、当たり前だったものが、当たり前ではなくなるのです。
これは言い換えると、見えない分断があるということです。

世界は見えない分断で溢れている

未来を考え、行動する。すると世界が変わる。人間は、意識的にも無意識的にも、違う分断に足を踏み入れられる存在なのだといえます。

分断は、人間社会の確立と同時に至るところで溢れ続けていました。士農工商など明確な分断の時代を終えると、考えごとや生まれ落ちた場所などで分断が進むようになり、現代に至っています。
更に知識基盤型社会の到来による情報の膨大化により、分断は激化しています。

しかしこれらは当たり前の事実です。我々はこのあたり前の事実を微かに感じ取ってはいたもの、「そんなわけない」と思うことや、気の合う友達や仲間と一緒にいることで、避けてきたのです。

未来について考える」ことも、人間にできることですが、同時に未来について考えない人や、その考え方で分断が生まれているといえそうです。

これを読んだあなたは、未来を考えることについて、そして分断についてどのように考えますか?

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