10月11日 北運動公園周辺を散策(1)
久しぶりの記事投稿になります。最近(この記事を書いているのは、10月27日)は、朝晩めっきり肌寒くなり、鍋料理がおいしくなってきました。特に今年は、10月初旬には夏の暑さを感じていたところ、中旬以降は急激に晩秋の気候に変わったので、特に寒さを感じるのだと思います。それに加えて私自身も毎年年齢を重ねてきている訳で、寒さに対する感じ方も、若かりし頃より敏感になっているような気はします。
さて、今回は、新しく望遠レンズを入手することができたので、試し撮りを兼ねて近所の運動公園を散策ながら、そこにいる生き物たちの姿を撮ってきましたので、紹介したいと思います。
新たに入手した望遠レンズは、CANON EF70-300mm F4-5.6L IS USM(2010年11月発売。製品イメージはCANONカメラミュージアムから借用)で、程度の良い中古品を手に入れることができました。私にとっては初めてとなる憧れのCANON Lレンズですので、輪郭がクッキリした、ぬけの良い絵を作ってくれることに、大きな期待をしています。(弘法は筆を選びませんが、技術の未熟な私は、筆を選びます!!)
今まで使っていたのは、CANON EF-S 55-250mm F4-5.6 IS (2007年11月発売。製品イメージはCANONカメラミュージアムから借用)です。カメラ本体(EOS 60D)のレンズキットとして購入したものです。
APS-Cサイズのセンサーを使用したカメラで使用する場合のレンズ焦点距離は、35mmフルサイズ換算で約1.6倍になるので、250×1.6=400mm程度になります。しかし、小さな生き物を遠くから撮影する場合は、少し足りない感じがしていました。今回手に入れたレンズだと、300×1.6=480mmとほぼ500mmになるので、少し足りない部分が追加されましたね。それに加え、良好な色収差特性を持つLレンズなので、トリミングにより撮像を拡大した場合でも、クッキリした輪郭の画像を手に入れることができるようになります。(元画像がピンボケの写真の場合は、お手上げですけど・・。ピントの合った写真を撮ることができるかが【腕の見せ所】になる、ということですな。)
1.ツマグロヒョウモン
他の記事で何度か紹介している蝶です。翅の表側は、前翅の外縁部が青黒くて白い筋模様、後翅がヒョウモン柄になっているがメスで、前翅、後翅ともヒョウモン柄になっているのはがオスです。一方、翅の裏側は、前翅、後翅とも黄灰色の斑模様になっているメスに対し、オスは前翅の外縁部に表側と同じヒョウモン柄があしらわれています。(人間の目には)メスの方が目立ちにくくなっています。
1.1 ツマグロヒョウモン(♂)
1.2 ツマグロヒョウモン(♀)
2.ウラギンシジミ(♀)
翅の表側は茶褐色に白色模様になっていますが、裏側は白一色になっている蝶です。翅の縁取りが茶色になっているため、クッキリとした輪郭を作り出しています。また今回は目にすることはできませんでしたが、オスの翅の表側は、茶褐色にオレンジ色の模様があしらわれているそうです。暖地性の蝶で、日本では本州以南に生息しているようですが、これから温暖化が進めば、北海道でも見ることができるようになるかもしれませんね。
3.コミスジチョウ
この蝶は、【9月29日 内日ダム公園で虫探し!】でも紹介しました。左後方からの1ショットだけなので、翅の3本の白線が確認しにくいかもしれませんね。前回の紹介記事では、右側の前・後翅ともに一部欠落した部分がありましたが、この個体は幸い翅の欠損は無いようです。これからも危険と隣り合わせだと思いますが、無事に生き延びてほしいいと思います。
4.アオサギ(幼鳥)
池面に張り出した木の枝に停まって、水面をじ~っと見つめている若いアオサギがいました。小魚が近づいてきたところを待ち構えて捕らえるつもりのようですが、残念ながら私が見ている間はご馳走にありつけませんでした。そのうちに羽を広げて日光浴を始めました。羽に付いた寄生虫の駆除の為なのでしょうか?
5.ツマグロヒョウモン(♂)(♀)
おなじみツマグロヒョウモンの産卵行動と思われるシーンです。おそらく産卵中と思われるメスの周りを、オスが飛び回っている状況ですね。残念ながら交尾行動を見ることはできませんでした。付近には他のオス数羽が飛んでおり、お互い近づいてくると追い払うような振る舞いが見られました。想像ですが、縄張り争いではないかと思いました。また、1羽のメスを数匹のオスで追いかける様子も見ることができました。蝶の世界も、連れ合いを探すのはなかなか難しいようです。敵に捕食される可能性もあるので、食べられることのない人間の世界よりも、恋と生を全うするのは厳しいのでしょうね。
6.仔猫
背の低い植え込みの下を寝床にしている仔猫ちゃんを見つけました。あまりにも可愛いので、写真を撮りました。立派な髭と大きな耳を持っている、生後1ヵ月位(?)の仔猫です。お持ち帰りしたくなったのですが、自宅で飼えそうではないので諦めました。これからもここにきて、この仔猫たちの成長を見てゆきたいと思いました。無事に元気に大きくなってくださいね!
7.最後に
今回は、新しい望遠ズームレンズでの試し撮りを兼ねて、近くの公園で出会った生き物を紹介しました。寒い冬が来ると昆虫たちは、暖かい地方や冷気を避けるることができる人目に付かない場所、あるいは卵の形で冬を過ごします。なので、小さな生き物たちが飛び回るのも、あと僅かになってきました。それまで、もう少し彼らの行動を撮ってゆこうと思います。
昆虫は少なくなりますが、冬は多くの渡り鳥が姿を見せるので、彼らの姿も撮ってゆくつもりです。昆虫の写真もそうでしたが、鳥の名前や生態についても、全く無知なので、その都度勉強しながら紹介してゆきたいと思います。今回も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
(追記)レンズの性能評価については、別記事でアップしたいと思います。